土用期間は季節の変わり目です。
この土用期間に体調を崩すして、しんどい、なんか頭が痛くて眩暈がする…という人は結構多かったりします。
この土用期間にめまいや頭痛が起きることについてです。
でも一番大事なのはこまめな通院ですよ。
土用とは
土用は年に4回訪れる、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のことを指し、「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」などとも呼ばれます。
言葉自体は「土旺用事（どおうようじ）」の略で、その意味は「土が旺（さかんに）なり用事（働き）をする」つまり、土が最も働く時期ということになります。
その起源は古来中国から伝わる陰陽五行思想に由来し、自然界を構成する要素の一つである「土」が季節の変わり目、すなわち立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を支配するとされています。
土用のスピリチュアルについてはこちらを読んでね！
土用は季節の変わり目
土用は雑節になります。「雑節」は日本独自の暦で、「彼岸」のほか「節分」「八十八夜」「土用」「二百十日」などがあります。
もともと太陰暦を利用していた日本では、新暦になった時に日付と季節にずれが生じるようになりました。半月のずれは農業では大きな問題になります。そこで生まれたのが雑節です。
二十四節気の間に雑節を入れることで、本来の季節とのずれを補い、寒気や暴風雨などがわかりやすいようにしたのです。
土用とは、文字通り「土が用いる（支配する）期間」を意味します。しかし、これは一日を境に季節やエネルギーが変わるというわけではなく、季節の変わり目には徐々に変化していきます。この四季が移り変わる期間を「土用（どよう）期間」と言うのです。
土用は一年に4回あり、季節の変わり目
五行説に基づく季節の変わり目は、二十四節気で表現されます。二十四節気では季節の微妙な変化を捉えています。土用はこの中で「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間と定義され、これを「土用の入り」といいます。
| 季節 | 土用の期間 | 太陽黄径 | 立春・立夏・立秋・立冬 | 備考 （昔は経過日数だったが現在は太陽黄径） |
|---|---|---|---|---|
| 冬 | 1月17日～2月3日頃 | 297度 | 立春（2月4日頃） | 小寒節の13日目から立春まで |
| 春 | 4月17日～5月5日頃 | 27度 | 立夏（5月5日頃） | 清明節の13日目から立夏まで |
| 夏 | 7月20日～8月7日頃 | 117度 | 立秋（8月7日頃） | 小暑節の13日目から立秋まで |
| 秋 | 10月21日～11月7日頃 | 207度 | 立冬（11月7日頃） | 寒露節の13日目から立冬まで |
土用は体調不良とめまいでしんどい
土用は季節のエネルギーが変化しているときは不安定であり、それまでうまくいっていたことがうまくいかなくなったり、常識が通用しなくなるなどの影響が起こり得ます。自然界では災害や疫病が発生しやすく、人間の体においては体調不良や病気になる可能性が高まります。
土用の体調不根とスピリチュアル
スピリチュアルな視点から見ると、土用の期間は季節が変わる際の”エネルギーの転換期”とも捉えられます。自然界のリズムやエネルギーが変化し、その影響を受けて体調不良を感じる人もいると言われています。
- エネルギーの流れ：季節の変わり目、特に土用の期間はエネルギーの流れが大きく変わるとされています。自身のエネルギーがこれらの変化に合わせられていない場合、体調不良や感情的な不安定さを感じることがあります。
- 内面の変化：土用の期間は自己内面への視点が強くなるとも言われています。自身の内面と向き合うことで、通常は気づかないような感情や体の不調を感じることがあります。
- デトックス：土用の期間は体と心のデトックスの時間とも考えられています。心身から不要なものを解放し、新たな季節に向けてリフレッシュするため、その過程で体調不良を感じることもあります。
土用に起こりやすい身体症状、体調不良
- めまい： めまいは体のバランスを保つための情報を脳が正しく解釈できないときに発生します。これは耳、目、筋肉、骨格からの情報が一貫していない、またはそれらの情報を処理する脳部位に問題がある場合です。また、低血圧や貧血、耳の疾患など、体調不良や病気が原因となることもあります。
- 寝不足： 心身のストレスや生活習慣の乱れ、過剰な刺激などが原因で、十分な睡眠をとれない状態を指します。これにより日中のパフォーマンス低下、気分の落ち込み、免疫力低下など様々な問題が起こります。
- だるい： だるさは体の疲労感の一つで、身体全体に力が入らない、動くのが億劫などという感じがします。これは過労、栄養不足、睡眠不足、病気などが原因で起こります。
- 倦怠感： 体全体が疲れてしまって、何をするにも力が入らない、体が重い、動くのが辛いという状態を指します。これは免疫システムの異常、感染症、慢性疲労症候群、自律神経の乱れ、心の問題（ストレス、うつなど）等が原因となります。
- 食欲不振：体が適応するためにエネルギーを使っているため、食欲が落ちることがあります。また、夏の土用の間は特に熱中症に注意し、十分な水分補給を心掛けてください。
- 頭痛：気圧の変化や季節の変化によるストレスが頭痛を引き起こすことがあります。特に偏頭痛を持つ人は注意が必要です。
- 便秘または下痢：ストレスや食事の変化、体調の変化により、便秘や下痢を引き起こすことがあります。消化器系の不調は体全体の調子を崩すことがありますので、注意が必要です。
- 睡眠障害：体のリズムが乱れることで、寝つきが悪くなったり、中途覚醒を繰り返すなど、睡眠障害を引き起こすことがあります。十分な睡眠をとることで、体調管理に役立ててください。
土用は夏バテもある
土用の季節の変わり目に体調不良を感じることは、気温や湿度の変化、日照時間の変動など環境の変化に体がついていけない結果と考えられます。特に、夏の土用は暑さが増し、熱中症や夏バテが起きやすい時期とされています。
体調不良を感じる理由は人それぞれ異なりますが、一般的に以下のような要素が関与していると考えられます：
- 睡眠不足：暑さや日照時間の変化により、十分な睡眠が取れないことがあります。これにより免疫力が下がり、体調不良を引き起こす可能性があります。
- 水分不足：暑さによる発汗で水分が失われ、脱水症状を引き起こすことがあります。これは頭痛やめまい、疲労感などの体調不良を引き起こします。
- 栄養不足：暑さで食欲が落ち、栄養が不足することがあります。体が必要とするエネルギーや栄養素が不足すると、体調不良を引き起こす可能性があります。
体調管理のためには、十分な睡眠、水分と栄養の補給、適度な運動などが大切です。特に暑い時期には、冷房の使用による体温調節や熱中症予防にも注意が必要です。体調不良が続く場合は、医療機関を訪れることをお勧めします。
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