結婚や引っ越し、開業など、大切な予定を決めるときに目にする「擇日」。見慣れない漢字ですが、読み方はたくじつです。
擇日とは、行うことの目的に合わせて、ふさわしい日や時刻を選ぶこと。中国の伝統的な暦や占術では、日々の干支や暦の吉凶、その日に行う用事、必要に応じて本人や建物の条件を重ねて日取りを考えます。
擇日では、「何をする日なのか」「誰のための日取りなのか」を大切にします。通書に並ぶ難しそうな言葉も、予定していることに結びつけて読むと、少しずつ意味が見えてきます。
吉日や暦注をまとめて確認したい方へ
一粒万倍日、天赦日、大安、不成就日、六曜、選日、二十四節気などは、吉日カレンダーと暦注の一覧でまとめています。今日・今月の吉日や、目的別に良い日を探したい時に参考にしてください。
擇日の日取りガイド
擇日の基本から、月破大耗・四離日・四絶日の日付まで。擇日の関連記事一覧から、知りたい内容を選べます。
擇日とは?読み方と「択日・擇日學」の意味
擇日の読み方は「たくじつ」
擇日は、日本語では「たくじつ」と読みます。「擇」は「択」の旧字体で、選ぶという意味の漢字です。そのため、「択日」と書かれることもあります。中国語の簡体字では「择日」と表記します。
言葉の意味は「日を選ぶこと」で、台湾の教育部が公開する中国語の辞典でも吉日を選ぶこととして説明されています。擇日學、擇日学というときは、その日取りを選ぶ考え方や方法を学ぶことを指します。
生まれた日の運勢を読む占いとは、出発点が少し違います。擇日で考えるのは、これから行う結婚、開店、移転などに対して、いつ実行するかということです。
擇日は結婚・引っ越し・開業で選ぶ日が変わる
擇日では、すべての用事に共通する一つの吉日を探すとは限りません。結婚のための日取り、工事を始める日取り、新しい店を開く日取りでは、見る項目が変わります。
たとえば、家を買う予定にも、契約書を交わす日、工事を始める日、引き渡しを受ける日、住み始める日があります。どれも家に関わる予定ですが、通書で同じ項目に当てはめられるとは限りません。
「何月何日がよいか」を調べる前に、「その日に何をするか」をはっきりさせる。これが、擇日を使うときの最初の手順です。
擇日は中国だけ?台湾・香港・日本での使われ方
擇日は中国の暦や占術に由来する考え方ですが、中国だけで使われているものではありません。台湾では農民暦、香港では通勝と呼ばれる暦が、結婚や引っ越し、開業などの日取り選びに使われてきました。
日本でも、伝統風水の鑑定や通書を読む講座で擇日を扱っています。また、十二直など、日本の暦に取り入れられてきた暦注にも、中国の暦の伝統とのつながりがあります。
ただし、日本の暦と台湾や香港の通書に、同じ用事、同じ吉凶がすべて載っているわけではありません。地域や編者、流派によって、重視する項目や読み方には違いがあります。
擇日と六曜・選日・風水の違い
擇日と六曜の違い|大安だけでは決まらない
六曜は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六つによって、日の吉凶を表す暦注です。一方、擇日は、目的に合う日時を選ぶための考え方や方法を指します。
つまり、六曜は日取りを考える際に見る暦注の一つで、擇日は日を選ぶ行為や技法を含む、より広い言葉です。伝統的な通書で日を選ぶ方法を、そのまま「大安を選ぶこと」と置き換えることはできません。
大安の日でも、通書では予定している用事を忌むと記される場合があります。逆に、仏滅の日であっても、別の暦の基準では候補になることがあります。異なる基準で日を見ているため、判断が一致しないこともあるのです。
家族が大安を大切にしているなら、その希望も日程を決める条件の一つになります。暦の読み方を合わせるだけでなく、関係する人が納得できる日かどうかも大事です。六曜そのものの意味は、六曜の読み方と吉凶の意味で詳しく見られます。
擇日と選日・暦注の違い
日本の暦でいう選日(せんじつ)は、一粒万倍日、不成就日、八専など、一定の規則によって日を選び、その吉凶を示すものです。暦注は、暦に添えられる日の意味や吉凶などの注記を指します。
日を選ぶために暦注を読む、という関係は共通しています。ただ、日本の選日と中国の通書に載る項目は、名前も配当も一つずつ同じとは限りません。「中国の不成就日」「日本の月破大耗」と安易に言い換えるより、それぞれの暦の規則として読むほうが理解しやすくなります。
擇日と風水・四柱推命・奇門遁甲の関係
伝統風水では、土地や建物、方位などを見ることと、建築や入居の日時を選ぶことを組み合わせる場合があります。風水が住まいや周囲の環境を扱うのに対し、擇日は「いつ行うか」を扱います。
四柱推命では、生まれた年・月・日・時の干支から命式を立てます。擇日鑑定でも生年月日を使う方法がありますが、命式を読むことと、予定の実行日を選ぶことは目的が違います。
奇門遁甲は、時間や方位を用いる別の占術です。擇日と併せて学ぶ本もありますが、通書を開くこと、四柱推命を見ること、奇門遁甲で判断することを、すべて同じ作業と考える必要はありません。どの方法で日取りを選んでいるのかを知ると、鑑定の説明も受け止めやすくなります。
擇日の吉日・凶日はどうやって出す?
擇日では干支と節月をもとに日を見る
干支というと生まれ年を思い浮かべますが、暦では月や日にも干支を配します。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥です。この組み合わせが、甲子から始まる六十干支の周期になります。
擇日の月建などを考える際は、節入りを境にした月の区切りを使います。たとえば、立春から啓蟄までは寅月、啓蟄から清明までは卯月です。新暦の毎月一日や、旧暦の一日に、そのまま月が切り替わる仕組みとは違います。
日の干支は毎日順に進みます。月との組み合わせを見る項目、季節と日の干支を組み合わせる項目など、それぞれの規則によって暦注を配します。そのうえで、行う用事に合うかを判断します。
日取りを調べるときには、日付を計算する規則と、その日に何をしてよいと読むかを分けて考えると、混乱しにくくなります。干支が同じでも、見る暦注や目的が違えば、日取りの評価まで同じになるとは限りません。
擇日で見る十二建除・二十八宿・吉神凶神
通書には、十二建除、二十八宿、吉神・凶神などが載ります。十二建除は、建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉の十二種類です。日本の暦では、これとつながる十二直が使われ、「収」を「納」と書く場合もあります。
二十八宿は、角宿や亢宿など二十八の宿による暦注です。十二建除とは別の項目なので、同じ日に異なる意味が並ぶことがあります。通書での配当や宜忌は、使っている本の説明に沿って読みます。
吉神・凶神は、暦の上で吉凶を表す名称です。神煞(しんさつ)、神殺と書かれることもあります。擇日には複数の方法があり、どの神煞を重く見るか、ほかの条件との重なりをどう扱うかは一律ではありません。
名前が多く並んでいても、初めからすべて暗記しなくて大丈夫です。まず予定している用事の欄を読み、そこに関わる言葉を覚えていくほうが、実際の日取りに結びつきます。十二種類それぞれの意味は、十二直の意味とカレンダー、宿の名前は二十八宿の意味と一覧で確認できます。
擇日でいう月破大耗とは?
月破は、月の十二支と日の十二支が「冲」という対立関係になる日です。たとえば、寅月に申の日が当たると月破になります。擇日の古典『協紀辨方書』では、大耗も月破と同じ位置に配されます。
月破大耗は、伝統的な擇日で、重要な日取りを選ぶ際に避けるとされるものの一つです。ただ、日を選ぶ際の扱いには、用事やほかの暦注との組み合わせも関わります。名前を見ただけで、その日に起こる出来事すべてを悪いものと決めつける必要はありません。
月破大耗のように月と日の関係で出すものだけでなく、季節と干支で決まる天赦日、春分・夏至・秋分・冬至の前日に当たる四離日、立春・立夏・立秋・立冬の前日に当たる四絶日などもあります。吉日や凶日は、同じ一つの計算だけで出しているわけではないのです。


擇日通書とは?通勝・農民暦・万年暦との違い
擇日通書は日々の「宜・忌」を読む本
通書(つうしょ)は、日々の暦と、その日に向く用事、避けるとされる用事などを読むための本です。擇日に使う通書を、擇日通書、伝統擇日通書などと呼びます。
日ごとの欄にある「宜」は、暦の上でその用事に向くこと、「忌」は、その用事を避けるとされることを表します。日付のほか、干支、十二建除、吉凶神、時刻、方位などが載る本もあります。
香港では通勝という呼び名が使われ、台湾では農民暦が日取りの参考にされています。農民暦にも日々の宜忌が載りますが、詳しい通書とは説明の量や収録内容が違う場合があります。表紙の呼び名だけで決めず、どの用事をどう読める本なのかを見ることが大切です。
擇日通書と万年暦は使う目的が違う
万年暦は、長い期間の暦や干支などを調べるための資料です。通書は、日ごとの用事の宜忌を読むことに重点を置くものがあり、同じ暦の本でも使う場面が違います。
たとえば、ある日の干支を調べたいなら万年暦が役立ちます。その日が婚礼に向くのか、入居の用事にどう読むのかを知りたいなら、通書の用事解説や宜忌を読む必要があります。万年暦の中に擇日の解説や早見表が付いている本もあります。
山道帰一著の『風水・擇日・奇門 万年暦【増補改訂版】』は、1924年から2064年までの干支暦に、擇日などの技法を扱う資料を収録した本です。毎年の日取りを読む年版の通書と、長期間の暦を調べる万年暦を区別すると、自分に必要な一冊を選びやすくなります。
擇日通書の使い方|吉日を選ぶ五つの手順
擇日通書の使い方①|行う用事を決める
最初に決めるのは、調べたい日付よりも用事です。結婚なら婚姻届を出す日なのか、結婚式を挙げる日なのか。引っ越しなら荷物を運ぶ日なのか、新しい家で生活を始める日なのかを分けます。
通書には、日常の言い方とは少し違う用事名が並びます。たとえば次のような言葉です。
- 嫁娶:婚礼に関わる用事。
- 開市:店や商いを始めること。
- 立券:契約の文書を交わすこと。
- 移徙:住まいなどを移すこと。
- 入宅:新しい住まいに入ること。
- 動土:建築などで土を動かす工事を始めること。
- 安床:寝台を据えること。
これらは意味をつかむための目安です。婚姻届やオンラインの契約など、現代の行動をどの用事に当てはめるかは、通書の解説や鑑定者の方法によって違うことがあります。似た言葉を自己流で一つにまとめず、巻頭の用事解説を読むと迷いを減らせます。
擇日通書の使い方②|実行できる期間を決める
次に、予定を入れられる期間を決めます。「来年の春ごろ」だけでなく、何月から何月まで、平日も可能か、午前か午後か、動かせない予定があるかを書き出しておきます。
式場や引っ越し業者の空き、家族の休み、仕事の都合などを先に確認しておくと、使える日を比較できます。暦で気に入った日が見つかっても、必要な人や場所の予定が合わなければ、実行することは難しくなります。
初めて通書を使うなら、候補を一日だけに絞らず、いくつか残しておくと安心です。日取りの確認と予約の相談を並行して進められます。
擇日通書の使い方③|候補日の「宜・忌」を読む
予定の期間が決まったら、候補日の欄で目的の用事を探します。まず見るのは、どれだけ吉神が多いかではなく、自分が行う用事について何と書かれているかです。
開市に宜とあっても、嫁娶にも宜とは限りません。また、開市という言葉が載っていないだけで、その日を開業の吉日と判断することもできません。省略の仕方や記載の規則を含め、その通書の読み方に沿って確認します。
赤字や記号を使った本でも、色の意味は本ごとの凡例で確かめます。赤い文字があるから一日中すべてに吉、黒い文字があるからすべてに凶、という読み方は避けましょう。
擇日通書の使い方④|本人や建物の条件を確認する
日ごとの宜忌は、暦に載る共通の情報です。個人の擇日では、これに本人の生年月日などを重ねる方法があります。建築や入居では、建物の向きや工事を行う方位も見る場合があります。
通書に載る生肖(生まれ年の十二支)の冲などを読む場合も、どの人物を対象にするのか、どの時点で年の区切りを取るのかを、使っている方法に合わせます。家族全員の条件を自己流で追加すると、どこまで確認すればよいか分からなくなりがちです。
自分の本では扱い方が分からない条件は、説明のある資料や鑑定者に確認してください。暦の欄を読むことと、複数の人や方位の条件を重ねて判断することでは、必要な知識が変わります。
擇日通書の使い方⑤|必要なら吉時まで選ぶ
日を選ぶだけでなく、時刻まで選ぶ方法もあります。通書には、子・丑・寅などの十二時辰による欄が載るものもあり、開店や入居など、何かを始める時刻を考える際に使われます。
ここで確かめたいのは、何の時刻を選んでいるかです。引っ越しのトラックが到着する時刻なのか、家に入る時刻なのか、入居の儀式を行う時刻なのか。日と同じく、行動を具体的にしてから確認します。
海外の通書やアプリを日本で使うなら、表示時刻がどの地域の時間かも見ておきます。暦の切り替わりや時刻の扱いを含め、日本での利用方法が説明されているものを選ぶと読み違いを減らせます。
擇日2026・2027|通書とカレンダーの選び方
擇日2026年版の通書は、対象期間と用事解説を確認する
2026年の予定を調べるなら、まず2026年の日暦を収録した通書を使います。年版の通書を選ぶ際は、対象期間、日本語で読める解説の有無、必要な用事が載っているかを確認しましょう。
たとえば、太玄社の『【鍾福堂】通書 2026年版』は、2026年1月1日から12月31日までの日暦に、用事解説や通書の使い方などを収録しています。初めて使う人は、日付のページだけでなく、用事をどう読むかが説明されている部分にも目を通すと役立ちます。
同じ2026年版でも、編者や収録項目が違えば、読み方まで同じとは限りません。使い慣れた前年版の記号や説明を、そのまま別の本に当てはめないようにしてください。出版社が訂正情報を出している場合は、その内容も確認しておきます。
伝統擇日通書2027年版は、書名・編者・解説の言語を確かめる
2027年の結婚や入居、開業を考えているなら、2027年の日取りを確認できる資料が必要です。2026年版の同じ月日を、そのまま2027年の吉日として使うことはできません。曜日だけでなく、日の干支や月との関係も変わるからです。
2027年版の通書には、石羅の書籍販売ページで紹介されている『上介好通書便覽』の2027年版のような例があります。通書は一つの決まった書名ではなく、異なる編者や版の本があるので、「伝統擇日通書2027年版」という呼び方だけで内容が同じと考えないほうがよいでしょう。
購入前には、書名と編者、対象年、日暦の収録期間、解説の言語を確かめます。講座で使う場合は、指定された通書と同じ版かも確認してください。日本語の用事解説が別冊なのか、本の中にあるのかによっても、初めて読むときの使いやすさが変わります。
擇日カレンダーは「何の吉日か」まで読む
本やウェブの擇日カレンダーを見比べるときは、まず何を基準にした一覧かを確認します。結婚、引っ越し、開業など、目的別の宜忌を示したものか、特定の吉日だけを並べたものかで、読み取れることが違います。
天赦日や一粒万倍日が載るカレンダーは、その暦注を調べるのに便利です。ただ、それだけで通書の用事ごとの宜忌や、個人の条件まで分かるわけではありません。知りたいことに合わせて、日付一覧、通書、個別の鑑定を使い分けます。
2026年から2027年にまたがる予定なら、両年を収録した資料を用意しておきましょう。年末に契約し、年明けに入居する場合も、契約と入居をそれぞれの年の暦で確認できます。
擇日鑑定とは?相談できることと必要な情報
擇日鑑定では、目的と本人の条件に合わせて日時を選ぶ
擇日鑑定は、結婚、開業、建築、入居などの目的に合わせ、鑑定者に日取りを選んでもらうことです。通書の共通の宜忌に加えて、本人の生年月日や、建物の向きなどを用いる方法があります。
「この日しか式場が空いていない」「工事日がほぼ決まっている」といった場合には、まずその条件を伝えます。日を動かせるのか、時刻なら選べるのか、何を確認してもらいたいのかが分かると、相談の内容も具体的になります。
結婚であれば二人の条件、入居であれば住む人や家の条件が関わる場合があります。日付だけを伝えて選んでもらうものとは限らないため、依頼する方法で必要とされる情報をそろえます。
擇日鑑定を依頼する前に用意しておきたいこと
最初に整理しておくとよいのは、次のような情報です。
- 行う用事:婚礼、開店、契約、入居、着工など、実際に行うこと。
- 候補の期間:何月何日から何月何日までか、曜日や時間帯の制約。
- すでに決まっている予定:会場の予約、工事日、引き渡し日など。
- 本人などの出生情報:その鑑定で求められる生年月日、出生時刻、出生地。
- 場所の情報:建築や入居で必要とされる住所、建物の向きなど。
出生時刻や家の向きが分からないときは、推測で埋めず、そのまま伝えます。どこまでの情報で判断するのか、方位の測定が必要なのかは、鑑定者に確認してください。
依頼前には、日だけを選ぶのか時刻まで含むのか、候補を何日出してもらえるのか、予約の都合で変更する場合に再相談できるのかも聞いておくと、受け取った日取りを実際の予定に使いやすくなります。
擇日講座・擇日学では何を学ぶ?
擇日學の入門は、干支と通書の読み方から
擇日学を学びたいなら、十干・十二支、月の区切り、通書の用事名と宜忌から始めると、日付の欄を読みやすくなります。吉日名だけを覚えるより、どの用事について、どんな規則で判断しているのかを知ることが大切です。
実際の擇日講座には、通書の使い方、十二建除、二十八宿、神煞などを扱うものがあります。そこから本人の出生情報や方位を重ねる方法に進む講座もあり、扱う範囲は講座ごとに異なります。
独学では、説明のある一冊を使って、知っている日の干支や用事の欄を確かめてみるとよいでしょう。日暦を開くだけでは意味が分からない言葉も、巻頭の解説と照らし合わせることで覚えていけます。
擇日講座を選ぶときは、習いたい内容と教材を合わせる
自分の結婚や引っ越しの日を読めるようになりたいのか、風水鑑定と組み合わせて学びたいのかで、合う講座は変わります。申し込む前に、初学者向けか、干支や風水の知識が前提になるかを確かめましょう。
通書の読み方を中心にする講座なのか、個人に合わせた日取りまで扱う講座なのかも見ておきます。擇日には複数の方法があるため、講座で学ぶ方法と手元の本の方法が合っていると、復習しやすくなります。
教材の通書が何年版か、本代が受講料に含まれるか、用事を当てはめる練習や質問の時間があるかも、受講前に確認したい点です。自分の予定を一度選んでほしいなら鑑定、今後も自分で暦を読めるようになりたいなら講座、という違いで考えると選びやすくなります。
擇日で吉日と凶日が重なったらどう考える?
同じ日に吉神と凶神が並んだり、六曜では大安でも通書では予定の用事が忌になったりすることがあります。暦が違えば、判断に使う規則も違います。
その場合、「吉が三つ、凶が一つだから吉」と数で決めるのではなく、行う用事について、使っている方法ではどう読むかに戻ります。別々の本から気になる言葉を拾い集めると、判断の基準が分からなくなることもあります。
自分で読む範囲を超えると感じたら、用事と候補日を伝えて相談する方法もあります。鑑定を受けた場合も、どの行動の日時を選んだのか、どの条件を考慮したのかを聞くと、日取りの意味が分かりやすくなります。
日程を決めるときには、暦の希望に加え、参加する人の都合や準備が間に合うかも考えます。擇日を大切にする人同士でも、何を重視したいかを先に話しておくと、候補を相談しやすくなるでしょう。
擇日についてよくある質問
擇日は生年月日が分からなくても使える?
通書に載る日々の宜忌を読むことはできます。一方、個人の出生情報に合わせる方法では、必要な情報が変わります。出生時刻が不明なら、分からないことを伝えて、どこまで判断できるかを確認してください。
擇日通書は毎年買い替える必要がある?
一年分の日暦を使うなら、予定する年を収録した版が必要です。ただ、用事の解説や読み方は翌年にも参考にできます。年版の通書、複数年を収録した資料、長期間の万年暦で収録範囲が違うため、表紙の年だけでなく中の対象期間を確かめましょう。
無料の擇日カレンダーだけで日を選べる?
一般的な宜忌を確認できるものはありますが、載っている情報の範囲によります。本人や建物の条件まで考えたい場合は、日付一覧だけでは判断できないことがあります。用事名の説明と、何を基準にした暦なのかが分かるものを使うとよいでしょう。
決めた日が擇日の凶日だったら、変更したほうがよい?
まず、何の用事を忌むとされる日なのかを確かめます。別の用事の忌を見ている場合や、異なる方法を混ぜている場合もあるからです。変更を考えるなら、関係者や予約先と相談し、動かせる範囲で候補を比べましょう。
吉凶は伝統的な暦や占術による判断で、予定の成功や失敗を保証するものではありません。すでに行った結婚や引っ越しについても、後から暦の名前だけで良し悪しを決める必要はありません。
擇日を使うなら、まず用事と候補日を決めよう
擇日は、結婚や入居、開業などの「何をするか」に合わせて、日や時刻を選ぶ考え方です。まず予定している行動を具体的にし、実行できる期間を決めてから、その年の通書で用事の宜忌を見ていきましょう。
六曜、十二直、天赦日などを一つずつ知りたいときは、吉日カレンダーの各記事も参考になります。暦の意味を知り、家族や関係者の都合も相談しながら、大切な予定の日取りを考えてみてください。


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