不成就日(ふじょうじゅび)と聞くと、「今日は何もしないほうがいいの?」「面接や買い物の予定があるけれど大丈夫?」と気になってしまうことがあります。
不成就日は、暦の上では物事が成就しにくいとされる日です。ただし、食事をする、仕事へ行く、日用品を買う、期限のある支払いをするなど、普段の生活まで止める必要はありません。
不成就日に特に慎重にしたいのは、新しいことを始める、大きな決断をする、長く影響する契約を結ぶといった行動です。反対に、準備、確認、見直し、掃除などは問題ありません。
面接や契約、旅行など、自分では日程を選べないこともあります。不成就日に予定が入ったからといって、その出来事が失敗すると決まるわけでもありません。予定を変えられない場合は、暦よりも準備と確認を優先するほうが現実的です。
不成就日についてもっと見る
不成就日の基本や、入籍・願い事・吉日との重なりなど、目的別に確認できます。 不成就日の記事一覧を見る
不成就日とは?何をしてはいけない日なのか
不成就日は、日本の暦に記されてきた選日(せんじつ)のひとつです。「成就しない日」という名前からも分かるように、昔から願い事や新しい物事の開始には向かない日とされてきました。
大安・友引・仏滅などの六曜とは別の暦注なので、大安と不成就日が同じ日に重なることもあります。
ただ、不成就日は法律上の決まりでも宗教上の戒律でもありません。予定を変更できなければ必ず変更しなければならない、という性質のものではありません。
不成就日の読み方は「ふじょうじゅび」
不成就日は「ふじょうじゅび」と読みます。
「成就」には、願いが叶う、物事が予定どおりまとまるという意味があります。その反対である不成就日は、新しいことを始めたり、大きな願いをかけたりする日としては避けられてきました。
不成就日だから全部やってはいけないわけではない
不成就日で最も誤解されやすいのが、「何をしてもダメな日」ではないという点です。
避けたいとされるのは、主にこれから長く続いてほしいこと、新しく始めること、大きな結果を期待することです。
| 行動 | 不成就日の考え方 |
|---|---|
| 食材・日用品の買い物 | 気にしなくてよい |
| 洋服を買う | 通常の買い物なら問題なし |
| 面接 | 変更できなければそのまま受けてよい |
| 期限のある支払い | 期限を優先 |
| 掃除・片付け | 問題なし |
| 計画・下調べ | 問題なし |
| 高額商品の購入 | 急がないなら別日も検討 |
| 重要な契約 | 日を選べるなら慎重に |
| 入籍・開業など新しい門出 | 日取りを気にするなら避ける |
不成就日にやっていいこと
不成就日にやっていいことはたくさんあります。普段どおり生活することはもちろん、これから何かを始めるための準備にも使えます。
「開始」より「準備」、「決定」より「確認」と考えると、不成就日でも予定を立てやすくなります。
不成就日にやっていいことは掃除・片付け・整理
部屋を掃除したり、不要なものを処分したり、書類を整理したりすることまで避ける必要はありません。
むしろ、何かを新しく始める前に環境を整えておくにはちょうどよいでしょう。
玄関、水回り、仕事机、財布の中、スマートフォンの不要なデータなど、気になっていた場所を整理する日にするのもよい方法です。
計画・見直し・準備も不成就日にやっていいこと
契約そのものを急ぐ必要がないなら、不成就日には契約内容を確認したり、複数社の見積もりを比較したりすることができます。
転職なら求人を探す、履歴書を直す、面接の練習をする。買い物なら商品を比較する、価格を調べる、実物を見る。旅行なら宿や交通手段を確認する。
決める前の準備を丁寧にする日として使えば、不成就日だからといって一日を無駄にすることはありません。
不成就日にいつもの仕事や家事をしても問題ない
会社へ行く、家事をする、学校へ行く、病院へ行くなど、毎日の生活まで不成就日に合わせる必要はありません。
すでに続けていることは「新しく始めること」とも違います。普段どおり過ごして大丈夫です。
不成就日の面接は大丈夫?日程を変更する必要はある?
不成就日に面接を受けても、それだけで不採用になるわけではありません。
就職や転職の面接は人生に関わる大切な予定なので、「不成就日 面接」と気になる人もいるでしょう。しかし面接日は、企業側から指定されることも多く、自分だけで自由に変更できるとは限りません。
暦が気になるという理由だけで、無理に日程変更を申し出る必要はありません。
不成就日の面接で優先したいこと
不成就日に面接が入った場合は、日取りよりも準備不足をなくすことを優先します。
- 会場までの道順を確認する
- オンライン面接なら通信環境を確認する
- 履歴書や職務経歴書を見直す
- 持ち物を前日に準備する
- 企業について再確認する
- 質問されそうな内容を整理する
面接結果を左右するのは、日取りだけではありません。これまでの経験、応募条件との相性、受け答え、採用側の事情など多くの要素があります。
不成就日だから落ちる、不成就日では就職できないと考える必要はありません。
面接日を選べるならどうする?
複数の日程から自由に選べて、自分自身が不成就日をかなり気にするのであれば、別の日を選んでも構いません。
「あの日が不成就日だったから」と後から何度も気にしてしまうタイプなら、自分が安心できる日を選ぶことにも意味があります。
反対に、特に気にならないのであれば、面接の準備や企業との日程調整を優先してよいでしょう。
不成就日の買い物はダメ?日用品・洋服・高額商品で違う
不成就日に買い物をしてはいけないというわけではありません。
スーパーで食材を買ったり、ドラッグストアで日用品を買ったりすることまで避ける必要はありません。
不成就日の買い物で考えたいのは、金額や、その買い物が今後の生活に与える影響です。
不成就日の買い物|食料品・日用品は気にしなくていい
食べ物、洗剤、ティッシュ、薬、子どもの学用品など、普段の生活に必要なものは通常どおり買って問題ありません。
必要なものを我慢した結果、生活に支障が出るほうが困ります。
不成就日だからスーパーへ行けない、コンビニで買い物をしてはいけない、ということではありません。
不成就日に洋服を買っても大丈夫?
「不成就日 買い物 洋服」と気になる場合もありますが、普通の洋服を買うだけなら過度に気にしなくて大丈夫です。
必要な仕事着や子どもの服、季節の衣類などを買うことまで避ける必要はありません。
一方で、高価なブランド品や記念品など、「せっかくなら縁起の良い日に買いたい」と思っているものなら、自分が納得できる日に買うという選択もあります。
不成就日の高額な買い物は少し慎重に
車、住宅、大型家電、高額な宝飾品など、大きなお金が動く買い物は、昔から日取りを気にする人が多い分野です。
ただし、商品価格が安い日、納期、契約条件など、現実的な事情のほうが重要な場合もあります。
すでに十分比較して購入を決めているなら、不成就日だけを理由に好条件を逃す必要はありません。
反対に、まだ迷っているなら、その日は見積もりや比較までにして最終決定を急がないという使い方もできます。
不成就日に財布を買ったらダメ?
財布は金運と結びつけて考えられることが多いため、普通の買い物以上に日取りが気になりやすいものです。
ただ、財布を買った日と、財布を使い始める日は別にできます。
欲しかった財布を不成就日に買ったとしても、気になるのであればすぐに使い始めず、自分が納得できる日におろす方法があります。
新しい財布や靴、洋服などを「いつから使い始めるか」については、新しいものをおろす日と避けたい日で詳しく確認できます。
不成就日に契約してしまったらどうする?
「あとからカレンダーを見たら不成就日だった」ということもあります。
不成就日に契約してしまったからといって、その契約が失敗すると決まるわけではありません。
住宅、賃貸、自動車、保険、通信サービス、ローンなどの契約で最も重要なのは、実際の契約内容です。
不成就日に契約してしまったら契約書を確認する
すでに契約した場合は、日取りを心配し続けるより、次の項目を確認しておきましょう。
- 契約金額
- 支払時期
- 契約期間
- 解約条件
- 違約金
- 保証内容
- 納期
- キャンセルできる期間
説明と契約書の内容が違う、想定していない費用があるなど、契約そのものに問題があるなら早めの確認が必要です。
逆に契約内容に問題がなく、自分も納得して契約しているのであれば、不成就日だったことだけを理由に契約を悪いものと決める必要はありません。
これから契約する場合はどうする?
自由に日を選べる重要な契約で、自分が暦を大切にしているなら別日を選んでもよいでしょう。
ただし、住宅購入の申込期限、仕事上の締切、金利やキャンペーン期間などがある場合は、暦だけで判断せず条件全体を比較する必要があります。
不成就日の支払いはしてはいけない?
期限が決まっている支払いは、不成就日でも期限どおり支払うことを優先してください。
家賃、住宅ローン、クレジットカード、税金、保険料、公共料金などを、不成就日を理由に延滞する必要はありません。
支払いが遅れれば、延滞金や信用上の問題が発生する場合があります。
不成就日に避けるなら「迷っている高額な支払い」
急ぐ必要がない高額商品の購入や、まだ契約するか迷っているサービスへの前払いなら、最終決定を一日待つ方法もあります。
ポイントは「不成就日に支払うとお金がなくなる」ということではなく、重要な決断を急がないという考え方です。
不成就日に参拝してしまったら?神社やお寺へ行ってもいい?
不成就日だから神社やお寺へ参拝してはいけないという決まりはありません。
すでに参拝してしまった場合も、それだけで悪いことをしたと考える必要はありません。
お礼参り、日常的な参拝、旅行中に立ち寄る参拝などであれば、通常どおり手を合わせて構いません。
不成就日の初詣はどうする?
お正月に初詣へ行ける日が不成就日しかないこともあります。
不成就日に初詣をしたから一年が悪くなる、願いがすべて叶わなくなると決まっているわけではありません。
どうしても日取りが気になるなら、最初は新年の挨拶として参拝し、改めて別の日に願掛けへ行く方法もあります。
不成就日の旅行は行ってもいい?
すでに予約してある旅行なら、不成就日だからという理由だけでキャンセルする必要はありません。
旅行は天候、交通状況、体調、安全確認などのほうが重要です。
不成就日が出発日になった場合は、チケット、予約、交通機関、持ち物をいつもより丁寧に確認しておくと安心です。
新婚旅行や人生の節目となる特別な旅行で、出発日を自由に選べるのであれば、気持ちのよい日を選ぶという考え方もあります。
不成就日は気にしなくていい?信じない人はどうする?
「不成就日なんて気にしなくていい」「不成就日は信じない」という人もいます。
それも一つの考え方です。
不成就日は伝統的な暦の考え方であり、その日に面接したから落ちる、買い物をしたから不幸になるといった因果関係が決まっているものではありません。
だからこそ、暦との付き合い方は人によって違って構いません。
不成就日を気にしなくていい場面
特に気にしなくてもよいのは、日常的な行動です。
- 通勤・通学
- 普段の仕事
- 家事
- 食材や日用品の買い物
- 期限のある支払い
- 病院への通院
- すでに予約した旅行
- 日常的な参拝
これらを毎回避けようとすると、生活そのものが難しくなってしまいます。
不成就日を気にするなら大きな節目だけ
暦を大切にしたいけれど予定すべてを合わせるのは難しい、という場合は、重要な節目だけ日を選ぶ方法があります。
入籍、結婚式、開業、大きな契約、住宅購入など、何年後にも「この日から始まった」と思い出すような出来事だけ、自分が納得できる日を選びます。
そうすれば、普段の生活まで不成就日に振り回されることはありません。
不成就日にやってしまったことは打ち消せる?
不成就日に面接した、買い物した、契約した、参拝したと後から気づいても、まずは予定どおり行動できたことを大切にしてください。
過去の日付そのものを変えることはできません。
できるのは、買ったものを大切に使う、契約内容を確認する、面接後に必要な連絡をするなど、その後の行動を丁寧にすることです。
願い事や「不成就日の凶を打ち消せるのか」といったスピリチュアルな意味については、不成就日に願い事をした場合と「打ち消す」考え方で詳しく扱っています。
大安と不成就日が重なったらどうする?
大安と不成就日は別の暦注なので、同じ日に重なることがあります。
「大安だから吉日なのか、不成就日だから避けるべきなのか」と迷いやすい組み合わせですが、何をする日なのかによって考え方も変わります。
特に入籍・結婚の日取りについては、不成就日と大安が重なる日の入籍・結婚で詳しく確認できます。
一粒万倍日と重なった場合は、一粒万倍日と不成就日が重なった日の考え方へ。
仏滅との違いや「どちらが悪いのか」が気になる場合は、不成就日と仏滅はどっちが悪い?違いと考え方で確認できます。
2026年の不成就日一覧
| 月 | 2026年の不成就日 |
|---|---|
| 1月 | 1日、9日、17日、24日 |
| 2月 | 1日、9日、19日、27日 |
| 3月 | 7日、15日、20日、28日 |
| 4月 | 5日、13日、17日、25日 |
| 5月 | 3日、11日、20日、28日 |
| 6月 | 5日、13日、19日、27日 |
| 7月 | 5日、13日、19日、27日 |
| 8月 | 4日、12日、15日、23日、31日 |
| 9月 | 8日、12日、20日、28日 |
| 10月 | 6日、11日、19日、27日 |
| 11月 | 4日、12日、20日、28日 |
| 12月 | 6日、13日、21日、29日 |
不成就日についてよく気になること
不成就日に買い物してしまいました。返品したほうがいいですか?
不成就日だったという理由だけで返品する必要はありません。欲しかったもの、必要なものを納得して買ったのであれば、そのまま大切に使ってよいでしょう。
不成就日の面接は落ちやすいですか?
不成就日だから落ちるとは決まっていません。面接では、応募条件との適合、経験、受け答え、採用側の事情など多くの要素が結果に関わります。日取りより準備を優先してください。
不成就日に契約してしまったら解約したほうがいいですか?
日取りだけを理由に解約する必要はありません。契約金額、解約条件、保証、納期など、契約内容に問題がないかを確認するほうが重要です。
不成就日に誕生日を迎えると運が悪いですか?
誕生日が不成就日と重なったからといって、その一年が悪い年になるという意味ではありません。誕生日は自分で選べる日でもないため、気にする必要はないでしょう。
不成就日に参拝してしまいました。もう一度行くべきですか?
参拝したこと自体をやり直す必要はありません。気持ちよく参拝できたのであれば、そのままで大丈夫です。改めて行きたい気持ちがあるなら、別の日に参拝しても構いません。
不成就日はスピリチュアル的に悪い日ですか?
不成就日はもともと暦の中で扱われてきた日です。「悪いエネルギーが必ず発生する日」と決まっているわけではありません。願い事やスピリチュアルな受け止め方が気になる場合は、不成就日に願い事をした場合の考え方も参考にしてください。
不成就日は面接や普段の買い物まで避けなくていい
不成就日は「何をしても失敗する日」ではありません。
普段の仕事、面接、日用品や洋服の買い物、期限のある支払い、旅行、参拝など、必要な予定まで無理に避ける必要はありません。
一方で、入籍や開業、大きな契約など、「これから長く続いてほしいこと」を始める日を自由に選べるのであれば、自分が気持ちよく迎えられる日を選ぶのもよいでしょう。
不成就日に買い物をしてしまった、契約してしまった、面接を受けてしまったと後から気づいても、それだけで結果が悪くなると決まるわけではありません。
変えられない日付を心配し続けるより、これからできる確認や準備を丁寧にすること。そのくらいの距離感で暦と付き合うほうが、毎日の予定も立てやすくなります。



コメント