庭の雑草が伸びてくると、早く草むしりや草取りをしたくなりますよね。けれど、暦を見ていると「土用は土いじりをしてはいけない」「草むしりをしてはいけない日がある」と聞いて、不安になる方も多いはずです。
結論からいうと、草むしりを避けたい代表的な日は土用の期間です。特に、根から草を抜く、土を掘り返す、畑を耕す、植え替えるような作業は、昔から慎むものとされてきました。
ただし、草むしりそのものが悪いわけではありません。むしろ、雑草を整えることは、家のまわりの気を整え、停滞を流すスピリチュアルな行動としても受け取れます。大切なのは、いつ行うか、そしてどこまで土を動かすかです。
この記事では、2026年に草むしり・草取り・草刈り・土いじりを避けたい日、土用の間日、土用に草むしりをしてしまった時の考え方、さらに大犯土・小犯土との違いまで、暮らしで使いやすい形で解説します。
草むしりをしてはいけない日はいつ?まず結論
草むしりをしてはいけない日として、まず確認したいのは土用の期間です。土用は、春・夏・秋・冬の季節の変わり目にめぐってくる期間で、昔から土を司る神様である土公神(どくじん・どこうじん)が土を支配する時期とされてきました。
このため、土用の期間中は、土を掘る、根を抜く、土を返す、穴を開ける、植え替える、基礎工事を始めるといった行動を慎む考え方があります。
草むしりの場合、とくに注意したいのは根から抜く草取りです。草を引き抜くと、根と一緒に土が動きます。小さな作業に見えても、暦の考え方では「土を動かす行為」に入るため、土用中は避けるのが無難です。
一方で、土用中でも何もできないわけではありません。土用には間日(まび)と呼ばれる日があり、この日は土公神が土を離れるため、土を動かしてもよい日とされています。どうしても草むしりや庭仕事をしたい場合は、土用の間日を選ぶと安心です。
2026年に草むしりをしてはいけない日と間日
2026年に草むしりや土いじりを避けたい土用期間は、年に4回あります。根から抜く草むしり、畑の掘り返し、植え替え、大きな草取りは、できればこの期間を避けましょう。
2026年の冬土用
冬土用は、2026年1月17日(土)から2月3日(火)までです。
この期間に土を動かす作業をしたい場合、間日は次の日です。
- 1月17日(土)
- 1月19日(月)
- 1月28日(水)
- 1月29日(木)
- 1月31日(土)
冬は庭仕事が少ない時期ですが、寒い時期の植え替え、庭木まわりの掘り返し、畑の準備などをする人は注意しましょう。水やり、落ち葉拾い、道具の手入れ程度なら、日常の管理として考えやすいです。
2026年の春土用
春土用は、2026年4月17日(金)から5月4日(月)までです。
春土用の間日は次の日です。
- 4月17日(金)
- 4月25日(土)
- 4月26日(日)
- 4月29日(水)
春土用は、家庭菜園やガーデニングを始めたくなる時期と重なります。特に、ゴールデンウィーク前後に草むしりや植え替えをしたくなる方は多いでしょう。
けれど、春土用の期間中は、根から草を抜く作業や土を耕す作業は控えめにするのがおすすめです。どうしても庭を整えたい場合は、間日を選ぶか、地上に出ている草を軽く刈る程度にしておくと安心です。
2026年の夏土用
夏土用は、2026年7月20日(月)から8月6日(木)までです。
夏土用の間日は次の日です。
- 7月21日(火)
- 7月28日(火)
- 7月29日(水)
- 8月2日(日)
夏は雑草が一気に伸びる季節です。草むしりを避けたいとわかっていても、庭や駐車場、家のまわりの草が気になる時期でもあります。
この時期は暑さで体力も落ちやすいため、暦の意味だけでなく、現実的にも無理な草むしりは避けたいところです。作業する場合は、朝夕の涼しい時間に短時間で行い、根から抜く本格的な草取りは間日や土用明けに回しましょう。
2026年の秋土用
秋土用は、2026年10月20日(火)から11月6日(金)までです。
秋土用の間日は次の日です。
- 10月24日(土)
- 10月26日(月)
- 10月28日(水)
- 11月5日(木)
秋は庭木の整理や畑の片づけをしたくなる時期です。夏に伸びた草をまとめて取りたい、花壇を整えたい、植え替えをしたいという方も多いでしょう。
秋土用の期間は、土の入れ替えや根を大きく動かす作業は避け、間日または土用明けにまとめると安心です。軽い掃除や道具の片づけ、枯れ葉を集める程度なら、土を大きく動かさない作業として行いやすいでしょう。
草むしり・草取り・草刈り・土いじりの違い
「草むしりをしてはいけない日」と言われると、草刈りもだめなのか、落ち葉掃除もだめなのか、どこまで避ければいいのか迷いますよね。
判断のポイントは、土をどのくらい動かすかです。
特に避けたい作業
土用中に避けたいのは、土を大きく動かす作業です。
- 根から抜く草むしり
- 草取りで土を掘り返す作業
- 畑や花壇を耕すこと
- 苗の植え付け
- 植え替え
- 鉢の土の総入れ替え
- 庭木の移植
- 穴掘り
- 基礎工事や外構工事の着工
これらは、土を直接動かすため、土用期間中は避けたい作業です。どうしても必要な場合は、間日を選ぶか、土用明けまで待つとよいでしょう。
判断が分かれやすい作業
草刈りや芝刈りは、根を抜かずに地上部だけを切る作業です。そのため、草むしりよりは軽い作業と考えられます。
ただし、草刈機や鎌が土に当たったり、株元を削ったりする場合は、土を動かす作業に近くなります。暦を気にするなら、草刈りも間日に回すほうが安心です。
どうしても見た目を整えたい場合は、根を触らず、伸びすぎた部分だけを軽く切る程度にしておきましょう。
比較的してもよい軽作業
土を掘り返さない軽作業であれば、土用中でも日常の管理として行いやすいです。
- 水やり
- 落ち葉拾い
- 枯れた葉を取る
- 収穫
- 庭道具の手入れ
- 草むしり用の袋や道具を準備する
- 庭仕事の計画を立てる
土用は「庭を一切見てはいけない期間」ではありません。土を大きく動かさず、整える程度にとどめる。そう考えると、暮らしに取り入れやすくなります。
草むしりは運気を下げる?スピリチュアルな意味
「草むしりは運気に関係するの?」と気になる方もいるでしょう。
スピリチュアルな見方では、庭や家のまわりは、その家の気の流れを表す場所とされます。雑草が伸び放題で風通しが悪くなっていると、気持ちも重くなりやすく、停滞感を感じることがあります。
そのため、草むしりや草取りは、悪いことではありません。むしろ、不要なものを取り除き、暮らしの気を整える行動として前向きに受け取れます。
ただし、土用の時期は別です。土用は季節の変わり目で、体調や気分が揺れやすい時期でもあります。この時期に無理をして根から草を抜いたり、広い範囲を一気に掘り返したりすると、暦の意味だけでなく、身体にも負担がかかります。
つまり、草むしりが運気を下げるのではなく、土の気が不安定な時期に無理をすることが、暮らしのバランスを乱しやすいと考えるとわかりやすいです。
土用に草むしりしてしまった時の考え方
「知らずに土用に草むしりしてしまった」「土用の日に土いじりをしてしまった」と後から気づくこともあります。
この場合、必要以上に怖がる必要はありません。暦は、過去の行動を責めるためのものではなく、これからの行動を整えるためのものです。
もし気になる場合は、次のように受け止めてみてください。
- その日の追加作業はいったん止める
- 掘り返した場所を軽く整える
- 作業した場所に感謝する
- 次の本格作業は間日か土用明けに回す
- 不安になりすぎず、できる範囲で整え直す
お祓いや特別な儀式が必ず必要というわけではありません。気になる方は、庭や畑に軽く手を合わせて「作業させていただきました。ありがとうございます」と心の中で伝えるだけでも、気持ちは落ち着きます。
土用にしてしまったことが気になる方は、土用にやってしまった時の考え方も参考にしてみてください。
土用の間日なら草むしりしてもいい?
土用の間日は、土公神が土を離れる日とされ、土を動かしてもよい日といわれています。そのため、土用中に草むしりをするなら、まず間日を候補にするとよいでしょう。
ただし、間日だからといって、無理に長時間の作業を詰め込む必要はありません。特に夏土用は暑さが厳しいため、暦の上では作業しやすい日でも、体調を優先することが大切です。
間日におすすめなのは、次のような作業です。
- 気になっていた場所の草むしり
- 小さな花壇の手入れ
- 鉢植えの軽い植え替え
- 家庭菜園の最小限の土作業
- 庭木まわりの整理
大きな工事、広い畑の掘り返し、大規模な植え替えは、間日であっても慎重に考えたほうが安心です。できれば土用明けに回しましょう。
農家・家庭菜園・プランターはどう考える?
農家や仕事で土を扱う場合
農家や造園、現場仕事では、土用だからといってすべての作業を止めるのは現実的ではありません。作物の状態、天候、収穫の時期、仕事の予定があるからです。
その場合は、暦を絶対のルールとしてではなく、作業の優先順位を決める目安として使うとよいでしょう。
- 新しく土を大きく動かす作業は間日に寄せる
- 収穫や水管理など必要な世話は続ける
- 新規の植え付けはできれば土用明けに回す
- 危険や被害を防ぐための作業は現実優先で行う
暦を守ることと、生活や仕事を守ることは対立しません。大切なのは、土を雑に扱わず、無理をしすぎないことです。
家庭菜園の場合
家庭菜園では、土用中の植え替え、畝づくり、土の入れ替え、新しい苗の植え付けは控えめにするのがおすすめです。
一方で、水やり、収穫、虫の確認、支柱の調整、枯れた葉を取る程度なら、日常管理として行ってよいでしょう。
どうしても土に触る必要がある場合は、間日を選び、作業を短時間で済ませるのが安心です。
プランターや鉢植えの場合
プランターや鉢植えは、地面の土とは少し違うと考える人もいます。特にベランダの鉢植えは、庭や畑を掘り返す行為とは違うため、そこまで気にしない流派もあります。
ただし、植え替えや用土の総入れ替えは、やはり土を大きく動かす作業です。気になる方は、土用の間日か土用明けに行うとよいでしょう。
手袋をすれば大丈夫、というよりも、土を大きく動かすかどうかを基準にしたほうが判断しやすいです。
土用以外に草むしりを慎重にしたい日
草むしりをしてはいけない日として有名なのは土用ですが、土用以外にも土いじりを慎重に見る日があります。
大犯土・小犯土
大犯土・小犯土は、土に関する作業を慎む暦注です。大土・小土とも呼ばれ、土を掘る、植え替える、根を動かす、建築関係の作業を始めるといった行動を避ける考え方があります。
土用とは決まり方が違いますが、どちらも土を動かす作業に関係します。草むしりの日取りを細かく見たい方は、大犯土・小犯土の意味と草むしりの注意点もあわせて確認するとよいでしょう。
彼岸土
地域や家の考え方によっては、お彼岸の時期に土いじりを避ける「彼岸土」を気にすることもあります。
お彼岸はご先祖様を思い、供養を大切にする時期です。そのため、土を大きく動かす作業を控えるという考え方が伝わる地域もあります。
彼岸土について詳しく知りたい方は、お彼岸に土いじりをしてはいけない理由も参考にしてください。
土用中におすすめの過ごし方
土用中は、草むしりや土いじりを避けるだけでなく、季節の変わり目として体と心を整える時期でもあります。
庭仕事ができない日は、次のようなことをして過ごすのがおすすめです。
- 庭仕事の計画を立てる
- 草むしり道具を洗う
- ゴミ袋や手袋を準備する
- 庭や玄関まわりの掃き掃除をする
- 家の中の不要なものを片づける
- 体を休める
- 季節の食べ物を取り入れる
土用は、土を動かすよりも、暮らしの土台を整える期間です。外の土を休ませるように、自分自身も少しペースを落としてみましょう。
土用の過ごし方をさらに詳しく知りたい場合は、土用にやってはいけないことの記事も参考になります。
季節ごとの土用も確認しておくと安心
土用は年に4回あります。それぞれ季節の雰囲気や気をつけたいことが少しずつ違います。
春土用は、新生活や庭仕事の始まりと重なりやすい時期です。夏土用は暑さと疲れが出やすく、草むしりも体力を使います。秋土用は片づけや冬支度の前、冬土用は春に向けて体を整える時期です。
季節ごとの土用について詳しく知りたい方は、春土用、夏土用、秋土用、冬土用の記事もあわせて読むと、より深く理解できます。
よくある質問
草むしりをしてはいけない日は、結局いつですか?
もっとも基本になるのは土用の期間です。2026年は、1月17日〜2月3日、4月17日〜5月4日、7月20日〜8月6日、10月20日〜11月6日が土用です。この期間中は、根から抜く草むしりや土を掘り返す作業を避けるのが無難です。
草取りをしてはいけない日も土用ですか?
はい。草取りも、根から抜いて土を動かすなら草むしりと同じように考えます。土用中は避けるか、間日に行うのがおすすめです。
土用の間日なら草むしりしても大丈夫ですか?
一般には、間日は土を動かしてもよい日とされています。どうしても草むしりや植え替えをしたい場合は、間日を選ぶと安心です。ただし、大規模な作業や長時間の作業は無理をせず、土用明けに回すのもよいでしょう。
土用に草むしりしてしまったら、お祓いは必要ですか?
必ずお祓いが必要というわけではありません。まずは作業を区切り、掘り返した場所を整え、次の本格的な作業を間日や土用明けに回しましょう。気になる場合は、土地に感謝する気持ちで軽く手を合わせるだけでも十分です。
草刈りしてはいけない日も同じですか?
草刈りは根を抜かないため、草むしりよりは軽い作業と考えられます。ただし、土を削ったり株元を傷つけたりする場合は土を動かす作業に近くなります。気になる方は、草刈りも土用の間日か土用明けに行うと安心です。
プランターの土いじりも避けたほうがいいですか?
水やりや収穫、枯れ葉取り程度なら問題ありません。ただし、植え替えや土の総入れ替えは土を大きく動かす作業なので、気になる場合は間日か土用明けに回すのがおすすめです。
大安なら土用中でも草むしりしていいですか?
大安は六曜、土用は雑節です。見ているものが違うため、大安だから土用の注意が消えるとは考えないほうが自然です。土用中に作業日を選ぶなら、大安よりも間日かどうかを優先して見る人が多いです。
雑草を放置すると運気が下がりますか?
庭が荒れていると、気分が重くなったり、家のまわりの印象が停滞して見えたりすることはあります。ただし、不向きな日に無理に草むしりする必要はありません。土用前に整える、間日に作業する、土用明けにまとめるなど、タイミングを選べば大丈夫です。
まとめ
草むしりをしてはいけない日として、まず意識したいのは土用の期間です。2026年は、冬土用、春土用、夏土用、秋土用の4回があり、それぞれの期間中は根から抜く草むしりや土を掘り返す作業を避けるのが無難です。
とはいえ、草むしりそのものが悪いわけではありません。庭を整えることは、家のまわりの気を整え、暮らしをすっきりさせる行動でもあります。
大切なのは、土用中に無理をしないこと、土を大きく動かす作業は間日や土用明けに回すこと、そして暦を怖がりすぎず、暮らしに合う形で取り入れることです。
庭を整えることは、暮らしの土台を整えることでもあります。2026年の土用と間日を確認しながら、気持ちよく草むしりや庭仕事ができる日を選んでいきましょう。


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