5月5日は子どもの日、そして端午の節句。鯉のぼりや菖蒲湯、柏餅などには、子どもの健やかな成長だけでなく、邪気を払い運気を整える意味が込められています。2026年・2027年の暦の流れも交えて、やさしく解説します。
5月5日は端午の節句ですね!この端午の節句と子どもの日のおまじないについてです。端午の節句は立夏の日重なることが多いですが2026年は5月5日が立夏ですね。2027年は立夏が5月6日なので、5月5日は“立夏の前日”のような空気感になります。
端午の節句とは
端午の節句は、奈良時代に中国から日本へ伝わった行事で、主に男の子の健康と成長を願う日として広まりました。一方で同じ5月5日の「こどもの日」は、性別に関わらず子どもの人格を尊重し、幸福を願う祝日であり、あわせて母に感謝する日という意味も含まれます。
現代では、端午の節句と子どもの日が重なることで、家族でお祝いしやすい一大イベントになっています。鯉のぼりを揚げたり、五月人形を飾ったり、柏餅やちまきを食べたり。これらは「ただの習慣」ではなく、昔の人が季節の変わり目を安全に越えるために積み重ねてきた知恵でもあります。
端午の節句の読み方は「たんごのせっく」
端午の節句の読み方は「たんごのせっく」です。「端」は“はじまり”や“端っこ”を意味し、「午」は十二支の「うま」ですが、古くは“午(ご)=五(ご)”と音が同じことから、5月5日と結びつきました。
五節句とは
端午の節句は「五節句(ごせっく)」のひとつです。五節句とは、季節の節目ごとに身を整え、無病息災や繁栄を祈る伝統行事のこと。代表的には次の5つが知られています。
- 人日(じんじつ)の節句(1月7日):七草粥で1年の無病息災を願う
- 上巳(じょうし)の節句(3月3日):雛人形を飾り、女の子の成長と良縁を願う(桃の節句)
- 端午の節句(5月5日):鎧兜や鯉のぼりを飾り、邪気を払い健やかな成長を祈る
- 七夕(しちせき)の節句(7月7日):短冊に願い事を書き、星に祈る
- 重陽(ちょうよう)の節句(9月9日):菊を用いて長寿や厄除けを願う
端午の節句は「薬摘みの日」
端午の節句、またの名をこどもの日は、歴史的には「薬摘みの日」として語られることがあります。季節の変わり目は体調が揺らぎやすく、昔の人にとっては「目に見えない邪気(災い)」が入り込みやすいタイミング。そこで菖蒲(しょうぶ)やヨモギなど、香りが強く生命力のある植物を取り入れて、身を守る習慣が育ちました。
菖蒲はやがて「尚武(しょうぶ)=武を尊ぶ」という言葉と音が重なることもあり、武家社会では特に大切にされ、男児の成長や武運長久を祈る行事へと色合いを強めていきます。元々は、菖蒲やヨモギを家の軒先に吊るして厄払いをする素朴な風習でしたが、江戸時代以降、鎧兜や五月人形、鯉のぼりなどの文化と結びつき、現在の形へ広がりました。
端午の節句で厄除け、魔除け、運気をあげるおまじない
古来からある行事を大切にして、家族で気持ちよく祝うだけでも、心は整い運気は上向きます。端午の節句は、季節の境目に「守り」を強める知恵が詰まった日。ここからは、今日からすぐできるおまじないを紹介します。
菖蒲湯に入って厄除けのおまじない
菖蒲は葉先が剣のように尖り、香りも強いことから、昔から邪気を払う力があると信じられてきました。菖蒲をお風呂に浮かべる「菖蒲湯」は、端午の節句の定番です。
- 菖蒲の葉を束ねて湯船に浮かべる(香りが立ちやすい)
- 葉を折ったり軽く揉むと、さらに香りが広がる
- 湯気と香りを深く吸い込んで、気持ちを切り替える
また地域によっては、ヨモギと一緒に軒先につるすこともあります。ヨモギは強い香りがあり、暮らしの中で「守り草」のように扱われてきました。
注意点として、赤ちゃんや敏感肌の子は刺激になる場合があるので、菖蒲を直接肌にこすりつけたりせず、香りを楽しむ程度にすると安心です。
菖蒲の葉を枕の下に入れて無病息災のおまじない
菖蒲の葉を一枚、枕の下に入れて眠ると、邪気を払い無病息災になると言われています。ポイントは「気合」よりも「心地よさ」。
眠る前に一言、祈りの言葉を添えると、おまじないの形が整います。たとえば「今日も守られてありがとう。明日からも元気でいられますように」。言葉はあなたのもので大丈夫です。
鯉のぼり・五月人形・兜に込められたスピリチュアルな意味
端午の節句といえば鯉のぼり。けれど、あの大きな鯉は“飾り”以上の役割を担っています。鯉は流れに逆らっても力強く泳ぎ、やがて龍になるという伝説(登竜門)と結びつき、困難を越えて大きく育つ象徴として親しまれてきました。
鯉のぼりは「成長運」と「勝負運」を引き上げる飾り
鯉のぼりは、子どもの成長を祈るだけでなく、家全体の運気を上向かせる飾りでもあります。空に向かって泳ぐ姿は、停滞した気を動かし、前に進む流れを作ると考えられてきました。
- 黒い鯉:家の軸、守り、土台の強さ
- 赤い鯉:情熱、生命力、愛情の循環
- 青い鯉:学び、未来、挑戦のエネルギー
飾る場所は、屋外なら風が通りやすいところ、室内なら窓際など「空気が動く場所」がおすすめ。流れが生まれると、気持ちも自然に明るくなります。
兜・鎧は「守護」の象徴、五月人形は厄を受け止める
兜や鎧は、戦の道具である以前に、身を守るための“結界”のような存在です。端午の節句に飾るのは、子どもに降りかかる厄を代わりに受け止める、という願いが込められているから。
もし「男の子じゃないから関係ない?」と思ったとしても、今は家族みんなの無事を祈る日にしてOK。五月人形の“守り”は、性別よりも「家を守りたい」という意志に反応します。
子どもの日の食べ物の意味と由来、魔除けのおまじない
子どもの日は、食べ物にも意味があります。「季節のものをいただく」こと自体が、昔から大切な開運習慣。胃腸を整え、心を満たし、家族の会話を増やす。これだけでも運気は整います。
柏餅を食べて子孫繁栄のおまじない
柏餅は、柏の葉に包んだお餅で、あんこを挟んだお菓子です。江戸時代にはすでに食べられていたとされ、端午の節句の定番として親しまれてきました。
柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない特徴があります。だから「家系が途絶えない」「代が続く」という縁起につながり、柏餅は子孫繁栄の象徴になりました。
柏餅を食べるときは、ぜひ一言だけでも「健やかに育ちますように」「家族が笑顔で続きますように」と願ってみてください。食べ物のおまじないは、気負わないほど効きやすいです。
粽(ちまき)を食べて魔除けと健康になるおまじない
柏餅が日本で広まった節句菓子である一方、粽(ちまき)は中国の端午(旧暦5月5日)の行事と深く結びついて伝わってきました。屈原(くつげん)という詩人の故事に由来する、という話は有名です。
物語として大切なのは、「大切な人を守りたい」という気持ちが、食の習慣に形を変えて残ったこと。ちまきを包む茅や笹の葉の香りは強く、その香りに邪気を払う力があると信じられていました。
また、ちまきを結ぶ五色の糸(赤・青・黄・白・黒)は、五行(木火土金水)に対応し、自然のバランスを取り戻す象徴だとされます。季節の変わり目に、偏りやすい心身を整える。端午の節句は、そういう「調律の日」でもあります。
子どもの日は縁起が悪い?不安になったときの考え方
「子どもの日は縁起が悪いって聞いた」「端午の節句は怖い話があるの?」と不安になる人もいますよね。ここは、言い方を変えるとすっきりします。
古い暦の考え方では、5月5日は陽の気(エネルギー)が強くなりやすい節目でした。陽が強いのは本来よいことですが、強すぎるとバランスが崩れて、体調や気分が揺れやすい。だからこそ、菖蒲やヨモギ、菖蒲湯などで「整える」風習が生まれた、と見ると自然です。
つまり、端午の節句は「悪い日」ではなく、揺れやすいから守りを厚くする日。怖がる日ではなく、整える日です。

そして端午の節句の頃は、暦の上でも季節が切り替わりやすい時期です。子どもの日は立夏が近く、その前は春の土用です。そして同時に西洋占星術ではブルズゲートの日とも重なりやすい時期。心身の波が出やすいと感じるなら、昔の人と同じように「香り」「湯」「植物」の力を借りて整えるのが一番です。
子どもの日に入籍はあり?覚えやすい日を選ぶおまじない
子どもの日である5月5日は、ゾロ目で覚えやすく、祝日でお祝いもしやすい日です。「この日に入籍したい」と思う人が多いのも自然なこと。
入籍や結婚記念日は、ローン契約や棟上げのように“その年の吉日だけを狙う”ものとは少し違い、これから先ずっと思い出として重ねていく日です。だからこそ、あなたが「この日が好き」と思えることが、いちばん強いおまじないになります。
- ゴールデンウィークで祝いやすい
- 将来子どもが生まれたとき喜びが二重になる
- ゾロ目で覚えやすい
- 忘れにくい
この“気持ちよさ”は、意外と現実の運にも響きます。迷いがあるなら、端午の節句の菖蒲湯で身を清めてから決めるのもおすすめです。
子どもの日に財布を買う・使い始めるのは縁起がいい?
子どもの日は「縁起が良い」と感じる人が多く、財布を新調したり、使い始めをこの日に合わせたい人もいます。結論から言うと、あなたが「気持ちよくスタートできる」なら十分に吉です。
ただし、金運は「日」だけで決まるというより、使い方・整え方で大きく変わります。子どもの日に財布を始めるなら、次の3つをセットにすると“金運のおまじない”として形が整います。
- 財布の中を整理して、不要なレシートは抜く
- 新札(またはきれいなお札)を数枚入れて「歓迎の席」を作る
- 使い始めの前に「これからよろしくね」と一言かける
このサイトは暦や吉日も扱っていますので、よりこだわりたい場合は吉日も確認してくださいね。あなたが「整った状態で始める」ことが、結局いちばん運を呼びます。
2026年・2027年の端午の節句をもっと“整う日”にするコツ
端午の節句は、子どものための日であると同時に、家族の運気を整える日でもあります。2026年は立夏と重なり、2027年は立夏の直前。どちらも“切り替え”が強いタイミングだからこそ、次のような過ごし方がよく合います。
- 朝:窓を開けて空気を入れ替え、簡単に掃除して「流れ」を作る
- 昼:柏餅やちまきを食べ、家族の会話を増やして「縁」を強める
- 夜:菖蒲湯で身をゆるめ、心身の“境目”をやさしく越える
おまじないは、派手な儀式よりも、暮らしの中で繰り返せる形のほうが長く効きます。端午の節句を「家の守りを強める日」と捉えて、あなたのやり方で楽しんでください。



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