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七五三はなぜ11月15日?11月以外にやっても大丈夫?

七五三はなぜ11月15日?11月以外にやっても大丈夫? 吉日カレンダー

七五三といえば、11月の風物詩ですよね。小さなお子様が美しい着物やスーツに身を包み、晴れやかな顔でお参りする姿は、見ているだけで心が温まります。でも…ふと思いませんか?「なぜ11月15日なの?」「11月以外にやってもいいの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、その“なぜ”に迫ります!七五三の歴史や11月15日の秘密、そしてお参りの日取りのアレンジについて詳しく解説していきます。

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七五三のルーツとは?歴史を振り返る

そもそも七五三とはどのような行事なのでしょうか?七五三は、三歳、五歳、七歳という節目の年齢を迎えた子どもたちの成長を祝い、将来の幸せや健康を願う日本の伝統行事です。男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳でお祝いをするのが一般的です。

実は七五三の歴史は平安時代にまでさかのぼります。当時、貴族の間で**「髪置き」「袴着」**などと呼ばれる通過儀礼が行われており、それが現在の七五三の由来となっています。そして江戸時代には、徳川将軍家が11月15日に「袴着の儀」という儀式を行ったことから、徐々に一般にも広がり、七五三として定着していきました。

では、なぜ11月15日という日が選ばれたのでしょうか?これには、暦や旧暦の特別な意味が大きく関係しています。

11月15日が七五三の日になった理由

徳川家の「袴着の儀」と11月15日の関係

七五三の日が11月15日に定まった背景には、徳川家の習わしが影響しています。江戸時代の五代将軍・徳川綱吉が、自分の子どもである徳松の健康を祈って11月15日に「袴着の儀」を行ったことがきっかけとされています。これが広く知られるようになり、11月15日が子どもの成長を祝う日として定着したのです。

満月のパワーを授かる特別な日

また、11月15日は旧暦で満月の日にあたることが多い時期です。満月は、古くから「エネルギーが満ちる」とされる日。満月には願いを叶える力があるとされ、特別な儀式や祈りごとにふさわしいと考えられてきました。子どもの成長や未来の幸福を祈るには、ぴったりのパワフルなタイミングといえるでしょう。

冬に備える「子の月」

旧暦で11月は「子の月」とされ、冬の始まりを象徴する特別な時期です。この子の月の満月である11月15日に、子どもの成長を祝うのは縁起が良いとされました。さらに、数秘的にも**「1+1+1+5=8」**となり、数霊として「発展・繁栄」を意味する特別な日でもあります。

豊な実り、豊穣に感謝する秋祭りの時期

また11月は実りの時、豊穣の神に感謝する時とも重なります。厄払いも11月に行われる方多いですよ!

11月15日以外に七五三をお祝いしてもいいの?

現代では、11月15日という日にこだわらず、都合の良い日に七五三のお参りをする方が増えています。では、11月以外にやっても大丈夫なのか?答えは…もちろん大丈夫です!

七五三は現代の生活に合わせて柔軟に!

忙しい現代、必ずしも11月15日にお参りをしなければならないわけではありません。例えば、お仕事やお子さんの学校の都合、または家族全員が集まれる日などに合わせて、10月中旬から11月末にかけてお参りをする方も少なくありません。土日や祝日に合わせてお参りをする家庭も多く、参拝する神社も混み合うことが予想されますが、それもまた日本ならではの温かな家族の風景ですよね。

写真撮影はシーズンをずらしても◎

また、近年では写真スタジオの閑散期を狙って、10月や翌年の春に撮影を行う家族も増えています。シーズンオフだと撮影費用が割安になることも多いため、家計にやさしい選択肢です。撮影後にお参りに行く場合でも、神様はしっかりと祝福してくれるので心配はいりません。

11月15日を過ぎてもOK!

「11月15日を過ぎたらもうダメ?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際には11月末や12月にお参りをしても問題ありません。神社に相談して、家族の都合に合わせたスケジュールでお参りしましょう。大切なのはお子様の成長を心から祝う気持ちです。日にちにとらわれず、家族で楽しく七五三のお祝いをしましょう。

七五三のお参りで願うこと

七五三のお参りの際には、何をお願いすれば良いのか迷うこともあるかもしれません。そこで、七五三で祈る代表的な願いごとをご紹介します。

健康と成長

七五三の最大のテーマはお子様の健康と健やかな成長。無事に成長してきたことに感謝し、これからも健康であるよう祈りましょう。

将来の幸福

また、将来の幸せも大切な祈りごとの一つです。人生において楽しいことや喜びが多く訪れるように、神様にお願いするのも良いでしょう。

学業成就や知恵

年齢が進むにつれて、学業成就知恵を授かることも願いごとの候補です。これからの成長と学びが実りあるものであるよう、祈りを込めてお参りします。

七五三の食べ物や風習も楽しんで

七五三には、千歳飴赤飯など、特別な食べ物や風習も楽しみの一つです。千歳飴は、長く伸びる形が**「長寿」**を意味し、お子様の健やかな未来を願う意味が込められています。赤飯は、お祝いごとに欠かせない日本の伝統食で、七五三にもぴったり。

また、地方によっては、七五三の風習も異なります。例えば、関西では千歳飴の代わりにお餅を用意することもあるとか。こうした地域ごとの風習に触れるのも、七五三の楽しみの一つです。

家族にとってかけがえのない思い出を

七五三は、単なる行事ではなく、家族にとっての大切な思い出として心に残るイベントです。子どもが成長し、大人になるにつれて、この七五三の思い出が心の支えとなることもあるでしょう。忙しい日々の中で忘れがちな感謝の気持ちや、子どもの成長を喜ぶ心を再確認できる貴重な時間です。

子どもたちも、七五三を通じて、ご両親や家族の愛情を感じ、感謝の心を育むきっかけになるでしょう。

まとめ:七五三を心から楽しんで

いかがでしたか?七五三が11月15日に行われる理由、そして11月以外に行っても大丈夫なことについてご紹介しました。忙しい毎日の中で、日程の調整は難しいかもしれませんが、大切なのは日にちではなく、家族みんなでお子様の成長を祝う気持ちです。伝統を重んじながらも、自分たちに合ったやり方で七五三を楽しんでくださいね。

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