「受死日」とは、日本の暦において最も凶とされる日の一つで、特に新しい物事の開始や慶事を避けるべき日とされています。
この日は、他の吉日が重なってもその吉運を打ち消すと信じられており、特に結婚式や引越しなどの重要なイベントは避けるのが一般的です。
受死日の特徴と意味
受死日(じゅしび)とは、日本の暦における大凶日の一つで、特に葬儀以外のすべての行事や活動において慎むべき日とされています。
この日は「黒日(くろび)」とも呼ばれ、暦上では黒点(●)で示されることが多いです。
- 大凶日:受死日は、他の暦注を一切無視して凶日とされるほどの強い凶意を持つ日とされています。
- 葬儀以外は凶:この日は、葬儀を除くすべての行事や活動において凶とされ、特に新しいことの開始や祝い事は避けるべきとされています。
受死日は、その名称から「死」を連想させるため、特にスピリチュアルな観点からも重要視されています。
この日は、魂の浄化や再生の機会と捉えられ、内省や瞑想を行うのに適した日とされています。
受死日の歴史と背景
受死日の由来は、古代中国から伝わった陰陽五行説や、干支や九星に基づく運気の考え方に関連しています。古くは、受死日は新しい物事の開始や祝い事に適さないとされ、特に結婚式、入籍、引越し、車の納車などの慶事を避けるべき日とされてきました。
現代では、受死日を迷信と捉え、あまり気にしない人も増えてきています。 しかし、家族や地域の風習を尊重し、受死日を避けることが無難と考えるケースもあります。 最終的には、個々の価値観や考え方による部分が大きいと言えます。
受死日はいつ?
受死日は、月ごとに特定の干支の日が該当するとされており、以下のように定められています。
| 月 | 受死日となる干支の日 |
|---|---|
| 1月 | 戌の日 |
| 2月 | 辰の日 |
| 3月 | 亥の日 |
| 4月 | 巳の日 |
| 5月 | 子の日 |
| 6月 | 午の日 |
| 7月 | 丑の日 |
| 8月 | 未の日 |
| 9月 | 寅の日 |
| 10月 | 申の日 |
| 11月 | 卯の日 |
| 12月 | 酉の日 |
このように、受死日は月ごとに異なる干支の日に設定されており、約30日間に2~3回の頻度で巡ってきます。
受死日にやってはいけないこと
受死日(じゅしび)は、日本の暦における大凶日とされ、新しい物事の開始や祝い事を避けるべき日とされています。 受死日は、他の吉日が重なってもその吉運を打ち消すと信じられており、特に以下のような行動は避けるべきとされています。
1. 新しいこと
受死日は、何事も成し遂げにくい日とされており、新たなプロジェクトや事業の開始は避けるべきとされています。
2. 結婚式や入籍などの祝い事
受死日は、祝い事には不向きとされ、結婚式や入籍などの慶事は避けるのが一般的です。
3. 引っ越し
新しい環境での生活を始める引っ越しも、受死日には避けることが望ましいとされています。
4. 車の納車や重要な契約
新車の受け取りや重要な契約の締結も、受死日には避けるべきとされています。
5. 遠方への参拝や願掛け
長距離の移動を伴う参拝や願掛けも、受死日には控えることが推奨されています。
6. 健康に関する手術や鍼灸
体に影響を与える医療行為である手術や鍼灸も、受死日には避けるべきとされています。
7. 新しい薬の服薬や治療の開始
新たな薬の服用や治療の開始も、受死日には避けることが望ましいとされています。
8. 旅行
長距離の移動を伴う旅行は、事故やアクシデントに見舞われるリスクが高まるとされ、受死日には避けるべきとされています。
9. 散髪
新しい髪型を作る散髪は、受死日に行うと、思ったような髪型にならない可能性があるとされています。
10. 大掃除や断捨離
一念発起を伴う大掃除や断捨離は、受死日には向かないとされています。
ただし、受死日は科学的な根拠を持たないため、現代ではあまり気にしない人も増えてきています。 家族や地域の風習を尊重しつつ、個々の価値観や考え方によって柔軟に対応することが重要です。
受死日にやっていいこと
受死日(じゅしび)は、日本の暦における大凶日とされ、特に新しい物事の開始や祝い事を避けるべき日とされています。 しかし、日常生活において、受死日に行っても良いとされる活動も存在します。以下に、受死日に適した過ごし方をご紹介します。
1. 普段通りの生活を送る
受死日は特別な行動を避け、普段通りの生活を送ることが推奨されています。 日常的な業務や家事、勉強など、通常のルーティンを守ることで、凶日の影響を最小限に抑えることができます。
2. 内省や静かな時間を持つ
新しいことを始めるのに適さない日とされるため、受死日は内省や自己啓発の時間を持つのに適しています。 読書や瞑想、軽いストレッチなど、心身をリラックスさせる活動を行うことで、穏やかな一日を過ごすことができます。
3. 軽い掃除や整理整頓
大掛かりな掃除や断捨離は避けるべきとされていますが、日常的な軽い掃除や整理整頓は問題ありません。 普段通りの掃除を行うことで、生活環境を清潔に保つことができます。
4. 定期的な通院や服薬
受死日は生死に関わる行動を避けるべきとされていますが、定期的な通院や服薬は日常生活の一部と考えられ、特に問題視されていません。 ただし、新たな治療の開始や手術は避けることが望ましいとされています。
5. 無理のない範囲での軽い運動
激しい運動や新しいスポーツの開始は避けるべきですが、普段から行っている軽い運動や散歩などは問題ありません。 適度な運動は心身のリフレッシュにもつながります。
6. 趣味やリラクゼーション
新しい趣味の開始は避けるべきですが、既存の趣味を楽しむことは問題ありません。 音楽鑑賞や映画鑑賞、手芸など、リラックスできる活動を行うことで、心穏やかに過ごすことができます。
2025年の受死日一覧
2025年の受死日を月ごとにまとめた表です。各受死日ごとに、日付、曜日、重なる吉日、ほかの凶日、六曜の情報を記載しています。
| 月 | 受死日詳細 |
|---|---|
| 1月 | 1月16日(木) ・重なる吉日:なし ・ほかの凶日:仏滅 ・六曜:仏滅1月28日(火) ・重なる吉日:なし ・ほかの凶日:仏滅 ・六曜:仏滅 |
| 2月 | 2月10日(月) ・重なる吉日:大明日、天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:先勝2月22日(土) ・重なる吉日:なし ・ほかの凶日:なし ・六曜:先勝 |
| 3月 | 3月12日(水) ・重なる吉日:天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:友引3月24日(月) ・重なる吉日:大明日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:友引 |
| 4月 | 4月12日(土) ・重なる吉日:大明日、天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:大安4月24日(木) ・重なる吉日:なし ・ほかの凶日:なし ・六曜:大安 |
| 5月 | 5月12日(月) ・重なる吉日:巳の日、天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:赤口5月24日(土) ・重なる吉日:巳の日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:赤口 |
| 6月 | 6月12日(木) ・重なる吉日:天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:先負6月24日(火) ・重なる吉日:天恩日 ・ほかの凶日:不成就日 ・六曜:先負 |
| 7月 | 7月6日(日) ・重なる吉日:月徳日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:大安7月12日(土) ・重なる吉日:一粒万倍日、大明日、母倉日、天恩日 ・ほかの凶日:三隣亡 ・六曜:大安 7月24日(木) |
| 8月 | 8月5日(火) ・重なる吉日:一粒万倍日、大明日、母倉日 ・ほかの凶日:三隣亡 ・六曜:大安8月12日(火) ・重なる吉日:母倉日、天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:赤口 8月24日(日) |
| 9月 | 9月5日(金) ・重なる吉日:大明日、母倉日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:友引9月11日(木) ・重なる吉日:母倉日、天恩日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:友引 9月23日(火) |
| 10月 | 10月5日(日) ・重なる吉日:大明日、母倉日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:先負10月12日(日) ・重なる吉日:寅の日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:仏滅 10月24日(金) |
| 11月 | 11月5日(水) ・重なる吉日:寅の日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:赤口11月11日(火) ・重なる吉日:大明日、月徳日、母倉日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:赤口 11月23日(日) |
| 12月 | 12月5日(金) ・重なる吉日:鬼宿日、母倉日 ・ほかの凶日:なし ・六曜:先勝12月12日(金) ・重なる吉日:なし ・ほかの凶日:なし ・六曜:友引 12月24日(水) |
2026年の受死日一覧
2026年の受死日を月ごとにまとめた表です。各受死日ごとに、日付、曜日、重なる吉日、ほかの凶日、六曜の情報を記載しています。
| 日付 | 六曜 | 九星 | 干支 | 十二直 | 二十八宿 | 暦注下段・選日 |
| 2026年01月11日(日) | 先負 | 五黄土星 | 癸酉 | 成 | 鬼 | 受死日/天恩日 |
| 2026年01月23日(金) | 仏滅 | 九紫火星 | 乙酉 | 平 | 胃 | 受死日/天恩日 |
| 2026年02月05日(木)☆ 保存 | 大安 | 二黒土星 | 庚戌 | 成 | 角 | 天恩日/受死日/復日 |
| 2026年02月17日(火) | 赤口 | 五黄土星 | 壬戌 | 危 | 壁 | 受死日 |
| 2026年03月01日(日) | 仏滅 | 五黄土星 | 甲戌 | 開 | 井 | 受死日/不成就日 |
| 2026年03月07日(土) | 友引 | 二黒土星 | 庚辰 | 定 | 軫 | 受死日/天恩日 |
| 2026年03月19日(木) | 仏滅 | 五黄土星 | 壬辰 | 危 | 尾 | 受死日 |
| 2026年03月31日(火) | 仏滅 | 八白土星 | 甲辰 | 開 | 胃 | 受死日 |
| 2026年04月07日(火) | 友引 | 八白土星 | 辛亥 | 定 | 斗 | 受死日/天恩日 |
| 2026年04月12日(日) | 先負 | 五黄土星 | 丙辰 | 執 | 室 | 受死日 |
| 2026年04月19日(日)☆ 保存 | 大安 | 三碧木星 | 癸亥 | 危 | 昴 | 八専の終わり/神吉日/受死日/重日 |
| 2026年04月24日(金) | 先負 | 三碧木星 | 戊辰 | 成 | 鬼 | 受死日/天恩日 |
| 2026年05月01日(金)☆ 保存 | 大安 | 六白金星 | 乙亥 | 危 | 亢 | 受死日/重日 |
| 2026年05月07日(木)☆ 保存 | 大安 | 三碧木星 | 辛巳 | 建 | 斗 | 天恩日/受死日/重日 |
| 2026年05月19日(火) | 大安 | 九紫火星 | 癸巳 | 破 | 壁 | 受死日/不成就日 |
| 2026年05月31日(日) | 大安 | 六白金星 | 乙巳 | 平 | 畢 | 受死日 |
| 2026年06月07日(日) | 赤口 | 六白金星 | 壬子 | 開 | 井 | 八専の始まり/受死日/天恩日 |
| 2026年06月19日(金) | 仏滅 | 三碧木星 | 甲子 | 建 | 軫 | 受死日 |
| 2026年07月01日(水) | 友引 | 三碧木星 | 丙子 | 平 | 尾 | 受死日 |
| 2026年07月07日(火) | 仏滅 | 六白金星 | 壬午 | 定 | 胃 | 受死日/天恩日 |
| 2026年07月19日(日)☆ 保存 | 大安 | 六白金星 | 甲午 | 閉 | 星 | 天赦日/一粒万倍日/不成就日/三隣亡/受死日 |
| 2026年07月31日(金)☆ 保存 | 大安 | 三碧木星 | 丙午 | 閉 | 牛 | 一粒万倍日/受死日 |
| 2026年08月07日(金) | 仏滅 | 三碧木星 | 癸丑 | 執 | 室 | 受死日/天恩日/立秋 |
| 2026年08月19日(水) | 仏滅 | 六白金星 | 乙丑 | 危 | 昴 | 受死日 |
| 2026年08月31日(月) | 仏滅 | 九紫火星 | 丁丑 | 開 | 亢 | 受死日 |
| 2026年09月18日(金) | 仏滅 | 九紫火星 | 乙未 | 破 | 壁 | 受死日 |
| 2026年09月30日(水) | 仏滅 | 三碧木星 | 丁未 | 平 | 畢 | 受死日 |
| 2026年10月19日(月)☆ 保存 | 大安 | 四緑木星 | 丙寅 | 定 | 心 | 受死日/天恩日/月徳日 |
| 2026年10月31日(土)☆ 保存 | 大安 | 一白水星 | 戊寅 | 定 | 胃 | 小土始まり/受死日/復日 |
| 2026年11月18日(水) | 仏滅 | 一白水星 | 丙申 | 平 | 尾 | 受死日 |
| 2026年11月30日(月) | 仏滅 | 四緑木星 | 戊申 | 定 | 胃 | 受死日 |
| 2026年12月07日(月) | 仏滅 | 四緑木星 | 乙卯 | 執 | 室 | 受死日/天恩日/大雪 |
| 2026年12月19日(土) | 仏滅 | 七赤金星 | 丁卯 | 危 | 昴 | 受死日 |
| 2026年12月31日(木) | 仏滅 | 一白水星 | 己卯 | 開 | 亢 | 大晦日/受死日 |


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