四柱推命の60干支の46番目に当たる己酉(きゆう/つちのととり)は、落ち着きと知性が同居する干支です。「性格が悪い?」と噂される一方で、洗練された雰囲気から「美人」「モテる」と言われることも。ここでは日柱としての己酉を中心に、恋愛・仕事・晩年まで丁寧に読み解きます。
己酉とは
己酉は四柱推命の六十干支(ろくじっかんし)の46番目。十干の己(つちのと/陰の土)と、十二支の酉(とり/陰の金)の組み合わせです。読み方は「きゆう」「つちのととり」などが一般的です。
四柱推命では、生まれた日の干支を日柱(にっちゅう)と呼び、そこから「あなたの根っこ(本質・クセ・無意識の反応)」を読み取ります。同じ己酉でも、年柱・月柱・日柱・時柱のどこに出るかで表れ方は変わりますが、この記事では検索されやすい己酉の日柱の特徴を軸に解説します。
十干の「己」そのものの性質(陰の土の考え方・相性)を先に押さえたい場合は、四柱推命の己の性格と相性も参考になります。六十干支をざっと見比べたい人は、四柱推命日干支早見表60干支早見表で全体像をつかむと理解が早いです。

己酉のイメージ
己酉は「陰の土」と「陰の金」が重なる干支です。派手さで勝負するというより、整える力と積み上げる力で人生を強くしていくタイプ、と捉えるとしっくりきます。
- 己(き/つちのと):陰の土。畑土・湿った土のイメージで、受け止めて育てる、守る、内側を充実させる力。
- 酉(とり):陰の金。収穫・完成・整備の象意が強く、仕上げる、磨く、品質を上げる、形を整える力。
この2つが重なる己酉は、感情で押し切るよりも「筋が通っているか」「整っているか」「納得できる根拠があるか」を大切にします。だからこそ、周囲からは落ち着いている、頭の回転が早い、きちんとしていると見られやすい一方、状況によっては冷静すぎる、厳しいと誤解されることもあります。
己酉は異常干支ではない
結論から言うと、己酉は異常干支ではありません。異常干支は「変わり者=悪い」という意味ではなく、非凡さや独特の才能が強く出やすい、というニュアンスで語られることが多い概念です。己酉はそこには分類されません。
己酉は倒柱の業を持つ(三業干支)
一方で己酉は、異常干支ではないものの、三業干支の見立てでは倒柱の業を持つ干支として語られます。詳しい背景や対策は、三業干支の倒柱の業(己巳と己酉)の解説がまとまっています。三業干支全体を知りたい場合は、三業干支も合わせて読むと理解が深まります。
ただし、倒柱の業を「家業を必ず潰す」などと断定で受け取るのは危険です。現実的には、己酉の人が持つ「正しさ」「完成度」「筋の通し方」が強く出たとき、家や組織の“柱”になっていた古い仕組みを見直す役割になりやすい、という読み方のほうが実感に近いはずです。
古い柱を倒して新しい柱を建てる。これを「破壊」ではなく「再構築」と捉えられた瞬間、己酉は“怖い干支”ではなく、むしろ立て直しの人になります。伝統のある家・会社・チームほど、己酉の「整える力」が必要になる場面があるのです。
己酉は性格が悪い?そう見られやすい理由
「己酉は性格が悪い」という言い方が出るのは、己酉の本質が“攻撃的”だからではありません。むしろ、己酉は誠実で真面目、約束や筋を大切にするタイプです。ただ、その誠実さが強すぎると、次のような場面で誤解が生まれます。
- ルールや約束を破られるのが苦手で、注意がストレートになりやすい
- 甘えや曖昧さを許せず、冷たく見えることがある
- 感情を表に出しにくく、クールに見えやすい
でも根っこにあるのは、「きちんとしていたい」「安心できる土台がほしい」という感覚です。己酉が本領を発揮するのは、相手を裁くときではなく、物事を整えて守るとき。言い方を少し柔らかくするだけで、評価は驚くほど変わります。
己酉生まれの性格と特徴
己酉の人は、外向きの派手さよりも、内側の完成度を大切にします。観察力が高く、表情・言葉・空気の変化を繊細に拾い、頭の中で整理して「こういうことだよね」と結論を出すのが得意です。だから会話の返しが的確で、仕事でも判断が早い人が多いでしょう。
また、己酉は責任感が強く、任されたことを途中で投げ出しにくいタイプです。細部を詰める力、品質を上げる力があるため、周囲から「安心して任せられる」と信頼されやすいはずです。
一方で、完璧主義が強まると自分にも他人にも厳しくなり、疲れやすくなります。己酉の運が伸びる鍵は、100点を狙う日と80点で回す日を意識的に分けること。いつも全力で整えようとすると、心が先に摩耗してしまうからです。
己酉の男性の性格と特徴
己酉生まれの男性は、冷静で論理的、そしてブレない軸を持ちやすいタイプです。目標に向けて淡々と努力でき、周囲が騒がしくても自分のペースを保てます。仕事では実務力・管理力が評価され、責任ある立場を任されやすいでしょう。
ただ、芯が強いぶん、周囲からは頑固に見えることもあります。己酉男性が魅力として光るのは、意見を通す強さではなく、相手の価値観を理解したうえで「ではどう整えるか」を提案できるときです。恋愛でも誠実で、一途に相手を大切にする傾向が強いでしょう。
己酉の女性の性格と特徴
己酉の女性は、知的で落ち着いた雰囲気をまといやすく、言葉選びも丁寧になりがちです。周囲と穏やかに関わりながらも、内側ではしっかりと自分の基準を持っています。人に合わせているように見えて、実は「ここは譲れない」という線引きが明確。だからこそ、信頼されやすい反面、心の中に我慢を溜めやすい面もあります。
恋愛では慎重派が多く、軽いノリで進むより、時間をかけて信頼を育てるほど運が安定します。無理に明るく振る舞うより、あなたの静かな優しさや誠実さが伝わる場に身を置くことが、良縁の近道です。
己酉は美人でモテる?「品の良さ」と「洗練」が魅力
検索でも多いのが、己酉は美人?、己酉はモテる?というテーマです。四柱推命の象意で見ると、酉は「完成」「洗練」「整った美」を表しやすく、己の「落ち着き・品の良さ」と重なることで、派手ではないのに惹きつける魅力が出ます。
己酉の美しさは、目立つ華やかさというより、清潔感、姿勢、言葉遣い、所作に宿りやすいタイプです。だから年齢を重ねるほど、雰囲気が磨かれていく人も多いでしょう。周囲から「なんか綺麗」「品がある」と言われるのは、まさに己酉らしさです。
また、モテる面で言うと、己酉は誰にでも愛想よく近づくより、「安心できる相手」にだけ心を開く傾向があります。その慎重さが逆に“追いたくなる空気”になり、結果としてモテることも。ただし慎重すぎるとチャンスを逃しやすいので、好意を感じたらリアクションを少し大きめにするだけで恋愛運は動きやすくなります。
恋愛運・結婚運
己酉の恋愛は、情熱で突っ走るより、信頼を積み上げていく形が向きます。相手の言動をよく見て、誠実さを確かめてから深く関わるため、軽い恋より長く続く恋になりやすいでしょう。浮気や曖昧な関係を嫌い、白黒をはっきりさせたい面もあります。
結婚運は堅実。生活を整える力が強く、家計管理や暮らしの質を上げる工夫が得意です。だからこそ結婚後に運が安定しやすい一方、相手にも同じレベルの「きちんとさ」を求めると息苦しくなることがあります。己酉が幸せな結婚を長持ちさせるコツは、完璧な家庭より安心できる家庭を目指すことです。
仕事運と己酉の適職
仕事面の己酉は、組織の中で信頼を積み上げるタイプ。黙々と成果を出し、品質を上げ、ミスを減らすことに強みがあります。評価されやすいのは、派手な営業力より、実務力と管理力です。
向きやすい仕事は、事務・経理・法務・品質管理・編集・校正・研究職・分析職など、細部の正確さが求められる分野。また、酉の「完成」の力があるので、企画を形にして仕上げる役回りも適性があります。逆に、スピード重視で曖昧さが多い環境ではストレスが溜まりやすいでしょう。
己酉が伸びる働き方は、「整える」だけで終わらず、最後に人へ伝わる形まで落とし込むこと。報告・共有・説明を意識すると、評価が一段上がります。
己酉の金運とお金の使い方
己酉の金運は、基本的に堅実です。衝動買いより、必要性と価値を比較して選ぶため、大きな失敗は少ないでしょう。貯める力が強く、コツコツ積み上げるのが得意です。
ただ、守りが強すぎるとお金が循環せず、自己投資が遅れやすい面もあります。己酉におすすめなのは、「浪費」ではなく品質の高い投資。たとえば学び、道具、健康、身だしなみなど、あなたの価値を上げる使い方は運を底上げします。
健康面で気をつけたいこと
己酉は我慢強く、表では平気な顔をしやすいぶん、気づいたときに疲れが溜まっていることがあります。特に「正しくやろう」「整えよう」と頑張りすぎると、ストレスが内側にこもりがちです。
体を守るポイントは、意識的に“ゆるめる時間”を作ること。散歩、軽い運動、入浴、自然に触れる時間など、土の気を整える習慣が合います。寝る前に思考が止まらない人は、メモに書き出して頭の中を整理してから休むと、眠りの質が上がりやすいでしょう。
人間関係と己酉の付き合い方
人間関係では、己酉は礼儀正しく、トラブルを避ける努力ができます。ただし、相手の曖昧さやルーズさに敏感で、内心イライラしても言えずに抱え込みやすい面があります。
己酉が楽になるコツは、「相手を変える」より「距離を整える」こと。限界まで我慢するのではなく、早めに線引きをして、あなたの安心が保てる距離感を作りましょう。そのほうが結果的に関係も長続きします。
己酉の晩年運
「己酉の晩年」が気になる人も多いですが、己酉はもともと“熟成”に強い干支です。酉は収穫・完成の象意があるため、若い頃は目立たなくても、経験が積み重なるほど評価が形になりやすい傾向があります。
特に晩年は、己の「守る・育てる」力が安定し、酉の「磨き上げる」力が洗練されて、生活の質や人間関係が整いやすくなります。若い頃に「自分は地味かも」と感じていた人ほど、年齢とともに魅力が増し、「結果を出す人」「信頼される人」として立ち位置が固まることも多いでしょう。
晩年運をさらに良くする鍵は、頑張り続けることではなく、積み上げたものを人に渡せる形にすること。教える、まとめる、引き継ぐ、作品にするなど、「完成させて残す」行動が己酉の運を美しく締めます。
己酉と相性の良いタイプ・合いにくいタイプ
相性は命式全体で変わるため、ここでは「己酉らしさ」と噛み合いやすい傾向としてまとめます。己酉は、誠実さ・整合性・現実感覚を大切にするため、同じ価値観を共有できる相手とは深い信頼を築きやすいでしょう。
相性が良くなりやすいタイプ
- 約束を守る、生活が安定している、言葉に責任がある
- 感情をぶつけるより、話し合いで整えていける
- あなたの慎重さを「遅い」と責めず、尊重してくれる
相性が難しくなりやすいタイプ
- 気分で言うことが変わる、曖昧なまま進めたがる
- 勢い重視で、整える前に突っ走る
- あなたの誠実さを「堅い」とからかう
己酉は「合う・合わない」を白黒で決めがちですが、関係性は育てられます。大切なのは、価値観の違いを責めるより、二人にとっての“ちょうどいい整え方”を探す姿勢です。
同じ「己」の干支もあわせて読むと理解が深まる
己酉の理解を深めたいときは、同じ十干「己」を持つ別の干支と見比べるのが効果的です。己の性質は共通しつつ、十二支が変わることで出方が大きく変わります。
- 己巳(つちのとみ):熱量と粘りが強く、内側の情熱が表に出やすい
- 己卯(つちのとう):柔らかさと繊細さが増し、優しさが前面に出やすい
- 己丑(つちのとうし):堅実さが強く、粘りと安定感がさらに増す
- 己亥(つちのとい):発想や世界観が広がり、精神性が強く出やすい
- 己未(つちのとひつじ):包容力と人当たりの良さが増し、周囲を支える力が強い
また、「酉」側の質感(鋭さ・完成・整備)を別の十干で比較したいなら、四柱推命の辛の性格とスピリチュアルもヒントになります(辛酉など“金”の鋭さが強いタイプの理解に役立ちます)。
己酉の開運アドバイス
己酉が運を上げる行動は、「頑張る」より「整える」にあります。といっても、完璧に整える必要はありません。あなたが安心できる“土台”を少しずつ増やしていくことが、長期的な開運に直結します。
- 片付け・整理整頓:視界と頭の中が整うほど、判断が冴える
- 身だしなみを磨く:派手さより清潔感と質で魅力が上がる
- 言葉を丸くする:「正しい」より「伝わる」を意識すると対人運が伸びる
- 予定に余白を入れる:余白があるほど、倒柱的な揺れが起きても立て直せる
己酉は、人生を“整え直す力”を持っています。揺れが来ても、あなたは建て直せる人。焦らず、丁寧に、自分のリズムで仕上げていきましょう。
己酉の芸能人・有名人
男性有名人
| No. | 名前 | 職業 | 誕生日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 渥美 清 | 俳優 | 1928年3月10日 |
| 2 | アントニオ猪木 | プロレスラー、政治家 | 1943年2月20日 |
| 3 | 吉田 拓郎 | 歌手、作詞家 | 1946年4月5日 |
| 4 | みうらじゅん | イラストレーター、作家 | 1958年2月1日 |
| 5 | ジミー大西 | お笑い芸人、画家 | 1964年1月1日 |
| 6 | 本木 雅弘 | 俳優 | 1965年12月21日 |
| 7 | 中川 礼二 | お笑い芸人(中川家) | 1972年9月27日 |
| 8 | 伊達 みきお | お笑い芸人(サンドウィッチマン) | 1974年9月5日 |
| 9 | 秋山 竜次 | お笑い芸人(ロバート) | 1978年8月15日 |
| 10 | 綾野 剛 | 俳優 | 1982年1月26日 |
| 11 | 村上 信五 | アイドル(関ジャニ∞) | 1982年1月26日 |
| 12 | 小池 徹平 | 俳優、歌手 | 1986年1月5日 |
| 13 | 増田 貴久 | アイドル(NEWS) | 1986年7月4日 |
| 14 | 北村 匠海 | 俳優、歌手 | 1997年11月3日 |
女性有名人
| No. | 名前 | 職業 | 誕生日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 稲森 いずみ | 女優 | 1972年3月19日 |
| 2 | 大橋 未歩 | アナウンサー | 1978年8月15日 |
| 3 | 安藤 なつ | お笑い芸人(メイプル超合金) | 1981年1月31日 |
| 4 | 小柳 ゆき | 歌手 | 1982年1月26日 |
| 5 | 松本 まりか | 女優 | 1984年9月12日 |



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