友人や友達、会社の同僚、親戚や家族などが結婚した…結婚式に参列する以外にも結婚祝いを渡したい!という時、その日が結婚祝いを渡しても失礼に当たらないか、吉日に渡した方がいいのかについてです。
結婚祝いを渡すのに良いお日柄、吉日で縁起の良い日を選ぼう
結婚祝いを贈る際には、日本の伝統的なお日柄を考慮することが求められることもあります。お日柄とは、日常の生活や大事な儀式での縁起を担ぐためのもので、特に冠婚葬祭などの重要なイベントに関わる際には重視されます。
結婚は人生の大切な節目の一つ。結婚祝いもまたその特別な瞬間を祝うものとして、心を込めて選ぶべきものです。さらに、贈るタイミングや日取りにも少し気を使うことで、より喜んで頂けるのではないでしょうか。
大安、友引、先勝に結婚祝いを渡す
六曜は、旧暦に基づく日本の暦注で、各日に縁起のよいもの、悪いものが割り当てられています。日常の行動や決定を行う際の目安として用いられてきました。六曜には先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つがあり、それぞれ特定の意味や縁起を持っています。
結婚祝いを渡すのに最もふさわしい「大安」
「大安」は、六曜の中でも特に吉とされる日です。この日は一日中吉であり、結婚祝いを贈る際には最も縁起の良い日とされています。
結婚祝いを渡すのは午前中が吉とされる「先勝」
「先勝」は、午前中は吉とされるものの、午後は凶とされているため、結婚祝いを贈る際には午前中がおすすめです。六曜における午後は、一般的に昼12時以降ではなく、午後2時以降となります。
「先んずればすなわち勝ち」から来ており、午前中が吉となる日です。賭け事が盛んだった時代には大安よりも先勝の方が縁起が良いとされていました。
結婚祝いを渡すなら「友引」
「友引」は、その名前が「凶事に友を引く」という意味合いから、葬儀などの凶事には適していないとされています。しかし、結婚やお祝い事に関しては吉日とされており、この日に結婚祝いを贈るのも問題ありません。
ただし「友引」の日は「時間」にも注意が必要です。「友引」は基本的に吉日とされますが、11時から13時の間だけは吉ではないとされています。これは、六曜の中にある「赤口」が11時から13時だけ吉とされることと対照的です。
したがって、友引の日に重要な行事を予定する場合は、「11時から13時」の時間帯を避けることが推奨されます。ただし、結婚式などの長時間にわたる行事では、「式の開始時間が11時から13時でなければ大丈夫」とも言われています。
でも10時からお式って早いですね。
六曜の吉凶と意味
六曜の吉凶を一覧表にしました。
六曜 | 読み方 | 時間帯の吉凶 | 概要 |
---|---|---|---|
先勝 | せんしょう、せんかち、さきがち、さきかち | 午前中:吉、午後:凶 | 新しいことを始める場合、午前中がおすすめ |
友引 | ともびき | 朝晩:吉、正午:凶 | 結婚式や入籍には良いとされるが、葬儀などは避けるのが一般的 |
先負 | せんぶ | 午前中:凶、午後:吉 | 用事がある場合、午後が良いとされる |
仏滅 | ぶつめつ | 終日:凶 | 祝儀や新しいことを始めるのには適していない |
大安 | たいあん、だいあん | 終日:吉 | 新しいことを始めるには最適な日 |
赤口 | しゃっこう、しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち | 大凶(但し、11時~13時は良い) | 全体的には不吉とされるが、11時~13時の間は例外的に良いとされる |
注意:六曜に関する信念や縁起は地域や人によって異なる場合があります。結婚祝いを渡す際の日取りや時間帯は、相手の信念や習慣を尊重することをおすすめします。
結婚祝いを吉日にしてお日柄を選ぶスピリチュアルな意味
現代ではお日柄を重視する人は減少していますが、その背後にある意味や伝統を理解することで、贈る側、受け取る側双方の心に残る一つのエピソードとして結婚祝いを贈ることができるでしょう。選べるのであれば、この伝統的な背景を持つお日柄に注意して日を選んでみるのも良いでしょう。
六曜はあくまで参考の一つとして取り入れるのがベストです。祝いを渡す際には、相手の感じや事情も考慮しながら、心を込めて祝福することが何より大切です。
結婚祝いを渡してはいけない日、先負・仏滅・赤口
結婚祝いは、新たな人生のスタートを祝福する重要なものです。そのため、贈るタイミングや日取りには特に気を使いたいもの。日本の伝統的な六曜には、縁起が良いとされる日もあれば、あまり良くないとされる日も。今回は、特に結婚祝いを避けたい「先負」「仏滅」「赤口」の日について詳しく見ていきましょう。
現代は六曜を重視しない人も増えていますが、伝統や縁起を気にする方も少なくありません。結婚祝いは心からの祝福の気持ちを伝えるもの。できるだけ吉日を選ぶことで、その気持ちがより深く伝わるのではないでしょうか。大切な人の幸せを祝う際は、ちょっとした日取りの心遣いも忘れずに。
結婚祝いを渡してはいけない日、先負(せんぶ)
「先負」は六曜の中の一つで、文字通り「先に負ける」という意味を持つ日です。この日は始めることや契約をすることが縁起が悪いとされています。結婚祝いを贈る際も、縁起を重視する場合は避けると良いでしょう。
結婚祝いを渡してはいけない日、仏滅(ぶつめつ):縁起の悪い日
「仏滅」は文字通り「仏が滅びる」日とされ、縁起が非常に悪い日と伝えられています。特に冠婚葬祭などの重要なイベントは避けられることが多いです。結婚祝いも、この日に渡すのは避けた方が良いと言われています。
結婚祝いを渡してはいけない日、赤口(しゃっこう、しゃっく)の意味
「赤口」は「口が赤くなるほど忙しい」という意味合いがあり、事を進めるのに適していない日とされています。この日に始めることや大切なことをするのは避けるべきだと伝えられており、結婚祝いも同様に避けた方が無難でしょう。
結婚祝いを渡してもいい選日と暦注下段、一粒万倍日、天一天上日
選日は特定の事柄に関する縁起を示します。この中から結婚祝いに適した日を選ぶことができます。
結婚祝いを渡す日の縁起は大切ですが、心からの祝福と喜びが最も重要です。縁起の良い日を参考にしつつ、自分のタイミングと感じる日を選びましょう。
選日で結婚祝いを渡す縁起の良い日
- 天一天上
“どちらに進んでも良い”という縁起の良い日。特に引っ越しや旅行、そして結婚祝いに最適です。 - 一粒万倍日
新しいことを始めるのに最適な日とされています。しかし、他の凶日と重なる場合は注意が必要です。
結婚祝いを渡す歴中下段の吉日
- 天赦日
天赦日は“百神が天に昇り万物の罪を赦す日”として、非常に縁起が良いとされています。 - 母倉日 & 大明日
母倉日は“天が人間を慈しむ日”、大明日は“太陽の日が隅々まで照らす”日として、どちらも縁起が良いとされています。 - 天恩日
5日間続くこの日は、万事の成長を促す日とされています。ただし、受死日と重なる場合は注意が必要です。 - 神吉日(かみよしにち)
神吉日は「神々が幸せをもたらす日」とされています。この日は特に何か新しいことを始めるのに適しており、新たな夫婦のスタートを祝福する結婚祝いを贈るのに最適な日と言えるでしょう。 - 大明日(だいみょうにち)大明日は、あらゆる悪を払い、明るく清らかな未来を迎える日とされています。結婚祝いをこの日に贈ることで、新婚夫婦のこれからの生活が明るく穏やかであることを願う意味が込められます。
- 月徳日(つきとくにち)月徳日は月の神の力が強くなる日とされており、良いことを行うとその恩恵を受けやすいと言われています。結婚祝いを贈る際にも、この日は新婚夫婦が月の神の祝福を受けることを願いながら贈ると良いでしょう。
結婚祝いを渡してはいけない選日と暦注下段、不成就日、鬼宿日
結婚祝いを渡してはいけない選日と暦注下段は下記になります。
- 臘日(ろうにち、ろうじつ)※吉凶の判断には諸説あり
- 不成就日(ふじょうじゅにち)
- 八専(はっせん)
- 鬼宿日(きしゅくび)
- 受死日(じゅしにち)
- 十死日(じゅうしにち)
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