大安は六曜の一つで「よろずよし」の大吉日です。
この大安とは何かの紹介と大安カレンダーです。
大安とは
大安は六曜の一つで「よろずよし」の大吉日です。
大安の意味は、古い言葉で「大いに安し」と表現されており、これは「非常に安定しており不安がない」ということを意味します。大安は何事にも吉とされる日であり、時間帯で吉凶の違いはありません。
大安の読み方
大安は、「たいあん」または「だいあん」と読みます。
「大安」と「大安吉日」の違い
「大安吉日」は、これらの中で最も良い縁起の日とされています。一般的には「大安」と短く表現されることが多いですが、「大安」も「大安吉日」も同じ意味を持つと考えられており、その縁起の良さに差はありません。結婚式でのスピーチや挨拶では、「本日は絶好の日で、まさしく大安吉日」との表現がよく使われます。
大安はどう決まっているのか
大安の場合は日付上は全ての日に六曜が当てはめられて、並び順も基本的に決まっています。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順番です。この基本の並び方より優先される決まり事として、旧暦1日ごとに必ず来る六曜があり、この順番通りにならない時があります。例えば、今回の取り上げる「大安」は、旧暦5月1日と11月1日には必ず配置されます。大安の前の六曜は通常なら、「仏滅」ですが、旧暦5月1日は4月30日が仏滅ではなかったとしても強制的に「大安」になり、並びがリセットされます。
もともと昔は現代のようなグレゴリオ暦ではなく太陰暦という月の満ち欠けによって決める暦を使っていました。これは明治6年に制定されています。
このグレゴリオ暦に変わったことへの影響は、特に六曜が大きく受けていていずれかの六曜の一つが毎月旧暦の朔日にリセットされるのはこのためです。
六曜の起源と日本での普及
六曜は、古代中国の占いで物事を判断するために用いられてきたとされています。その具体的な起源や背景については不明ですが、約2000年前に創始された中国の占星術「小六壬」が起源ともされ、また三国志に登場する軍師、諸葛孔明が発案したという説も存在します。
六曜が日本に伝わったのは鎌倉時代とされています。日本の文化と風土に適応しながら、その解釈や順序は少しずつ変化しました。江戸時代後期には、六曜は暦注として暦に記載されるようになりました。
庶民が日常生活に六曜を取り入れ始めたのは、幕末と言われています。それ以前は六曜よりも十二直の方が信じられていて普及していたんですよ〜。
1873年(明治6年)に太陽暦が導入されると、「吉凶を示す暦は迷信」として当時の政府によって禁止されました。この時にオバケ暦なんていうものが出て、むしろこの暦がきっかけとなって六曜は庶民に広がったのです。
第二次世界大戦後には政府の統制が解かれ、六曜は復活しました。以来、カレンダーや手帳にも記載されるようになり、現代の日本社会においても引き続き利用されています。
大安のスピリチュアル
「大安」という言葉自体は、「大いに安し」を意味しており、その日は特に凶とされる時間帯や行うべきでないことがないとされています。つまり、一日を通じて何をするにも吉とされる日です。しかし、それが「大吉」を意味するわけではなく、害のない日、つまり小吉のような日とも言えます。
長時間をかける行事、例えば結婚式や披露宴には最適な日で、これらの行事は大安の日に行うと良いとされています。また、何事も順調に進むことを願う事柄については、大安が好まれます。このように、「大安」は古来から私たちの生活に深く根付いています。
大安は「よろず大吉」でやってはいけないことのない日、お葬式もやっていいこと
大安は「大吉日。万事に吉な日。旅立ち、引越し、嫁入り、婿入り、店開きなど、すべてに吉」とされています。このように、大安は何事にも良い縁起があるとされる日なのです。
大安とお葬式
この大安に関してよく聞かれることといえば「大安に葬式ってできるの?」ということにつきます。
大安は吉日…そのためお葬式のような悲しい行事はできないと思うのでしょう。ですが、大安は「よろずよし」の大吉日です。
お葬式もお通夜も法要も良い日となります。
心穏やかに、旅たちの日として行われるといいですよ。
大安の日にやっていいこと
大安の日にやるといいことについてです。大安と凶日が重なったらこちらの記事を読んでね!
大安の日にやっていいこと、結婚式
大安は結婚式を挙げる日として最もよく選ばれます。縁起が良いとされるこの日に結婚式を挙げることで、新しい人生の始まりを祝うことができます。
大安の日にやってといいこと、引越し
大安は新しい家への引越しをする日としてもよく選ばれます。新しい生活の始まりを祝い、無事に引越しを完了するために、この日を選ぶ人々が多いです。
大安の日にやるといいこと、新規事業の開始
新しい事業や店舗を開始する日として、大安を選ぶビジネスオーナーも多いです。新しい事業の成功を願って大安を選びます。
大安の日にやるといいこと、地鎮祭や上棟式
地鎮祭や上棟式などの建築に関する儀式は大安に行われることが多いです。これは家を建てる際の縁起を担ぐためです。
大安の日にやるといいこと、お宮参りや七五三
お宮参りや七五三などの子供の成長を祝う行事も、大安に行われることが多いです。子供の健やかな成長を願うために、この日を選ぶ家庭が多いです。
大安の日にやるといいこと、納車
自動車の納車も、大安に行うと良いとされています。新しい愛車との生活が無事に始まることを祈り、大安を選ぶ人が多いです。
大安の日にやるといいこと、宝くじ購入
宝くじを買う日としても大安が選ばれます。金運が上昇するとされるこの日に、運試しの宝くじを購入する人もいます。
2024年の大安カレンダー
月 | 大安の日付 |
---|---|
1月 | 1月6日(土), 1月16日(火), 1月22日(月), 1月28日(日) |
2月 | 2月3日(土), 2月9日(金), 2月14日(水), 2月20日(火), 2月26日(月) |
3月 | 3月3日(日), 3月9日(土), 3月13日(水), 3月19日(火), 3月25日(月), 3月31日(日) |
4月 | 4月6日(土), 4月11日(木), 4月17日(水), 4月23日(火), 4月29日(月) |
5月 | 5月5日(日), 5月9日(木), 5月15日(水), 5月21日(火), 5月27日(月) |
6月 | 6月2日(日), 6月6日(木), 6月12日(水), 6月18日(火), 6月24日(月), 6月30日(日) |
7月 | 7月11日(木), 7月17日(水), 7月23日(火), 7月29日(月) |
8月 | 8月8日(木), 8月14日(水), 8月20日(火), 8月26日(月) |
9月 | 9月1日(日), 9月6日(金), 9月12日(木), 9月18日(水), 9月24日(火), 9月30日(月) |
10月 | 10月5日(土), 10月11日(金), 10月17日(木), 10月23日(水), 10月29日(火) |
11月 | 11月2日(土), 11月8日(金), 11月14日(木), 11月20日(水), 11月26日(火) |
12月 | 12月1日(日), 12月7日(土), 12月13日(金), 12月19日(木), 12月25日(水) |
大安以外の六曜
六曜の中には、「大安」以外にも、「仏滅」、「友引」、「先勝」、「先負」、「赤口」といった曜日が存在します。それぞれには、特有の意味があり、好ましい行動や避けるべき行動が存在します。
これらの日に対しては、吉凶の判断はあくまで参考の一つであり、必ずしも全てにおいてその通りに行動しなければならないわけではありません。大切なのは自身の行動に対する意識と、それぞれの日の特性を理解することです。
大安(たいあん)
大安は「大吉日。万事に吉な日。旅立ち、引越し、嫁入り、婿入り、店開きなど、すべてに吉」とされています。このように、大安は何事にも良い縁起があるとされる日なのです。
仏滅(ぶつめつ)
この日は物事が滅す日とされており、最も縁起が悪いとされる日です。結婚式などのお祝い事を避ける傾向がありますが、お葬式やお通夜、引越しや厄払いといった新しいスタートに関わる事柄には良いとされることもあります。
友引(ともびき)
友人を引き込む日とされています。お葬式を行うと他の人の死を誘うとされているため避けられますが、吉事には縁起が良いとされます。ただし、昼間の11~13時は凶とされるため注意が必要です。
先勝(せんしょう)
早く物事を済ませるのが良い日とされています。午前中に行動することが推奨され、午後からは縁起が悪くなるとされています。
先負(せんぶ)
先に行動すると負けるとされる日です。午前中は凶とされ、午後からは吉となります。何事も急がず、慎重に行動することが推奨されます。
赤口(しゃっこう)
赤口は災いや凶の意味合いを持つ日です。公事や訴訟などを避ける傾向があります。11時から13時のみ吉とされますが、それ以外の時間帯は凶とされるため注意が必要です。
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