春土用の時期になると、「間日はいつ?」「土いじりや草むしりはしていいの?」「戌の日とは何が違うの?」と気になる方が増えます。特に2026年・2027年の春土用は、ガーデニングや家庭菜園、引っ越し、庭の手入れを考え始める時期と重なるため、日取りを確認しておくと安心です。
結論からいうと、2026年の春土用は4月17日から5月4日まで、間日は4月17日・4月25日・4月26日・4月29日です。2027年の春土用は4月17日から5月5日まで、間日は4月20日・4月21日・4月24日・5月2日・5月3日です。
春土用は、春から夏へ向かう前の調整期間。土を大きく動かすことを控える一方で、間日は土いじりや草むしりをしやすい例外日とされます。この記事では、春土用の間日の意味、2026年・2027年の日付、戌の日との違い、草むしりや土いじりの判断、スピリチュアルな過ごし方までわかりやすく解説します。
2026年・2027年の春土用の期間と間日はいつ?
まず、いちばん知りたい日付から確認しておきましょう。春土用は、立夏の前にめぐってくる土用です。年によって日付が少し変わるため、毎年確認するのが安心です。
2026年の春土用と間日
2026年の春土用は、4月17日(金)から5月4日(月)までです。
2026年の春土用の間日は、次の4日です。
- 4月17日(金)
- 4月25日(土)
- 4月26日(日)
- 4月29日(水)
春土用はゴールデンウィーク前後と重なりやすく、庭仕事や草むしりをしたくなる時期です。土を掘り返すような作業をするなら、まずこの間日を候補にするとよいでしょう。
2027年の春土用と間日
2027年の春土用は、4月17日(土)から5月5日(水)までです。
2027年の春土用の間日は、次の5日です。
- 4月20日(火)
- 4月21日(水)
- 4月24日(土)
- 5月2日(日)
- 5月3日(月)
2027年は春土用が5月5日まで続きます。連休中に草むしりやガーデニングをしたい場合は、5月2日・5月3日の間日が使いやすい日になります。
春土用の間日と戌の日は別物
ここで間違えやすいのが、春土用の間日と戌の日は別物という点です。
間日は、土用中でも土いじりや草むしりをしやすい例外日です。一方、戌の日は、春土用の食養生と結びつく日として扱われることが多く、「い」のつく食べ物や白い食べ物を食べる風習と関係します。
2026年の春土用の戌の日は4月18日(土)・4月30日(木)、2027年の春土用の戌の日は4月25日(日)です。
つまり、土を触る日を選ぶなら間日、食べ物の風習を見るなら戌の日と分けて考えると、春土用の過ごし方がかなり整理しやすくなります。
春土用とは?春から夏へ向かう前の調整期間
春土用とは、立夏の前に訪れる土用のことです。土用というと夏の土用の丑の日を思い浮かべる方が多いですが、実は土用は春・夏・秋・冬の年4回あります。
春土用は、春から夏へ季節が切り替わる前の期間です。暦の考え方では、季節の変わり目は気が不安定になりやすく、体調や気分、予定の流れも揺れやすい時期とされます。
春は、新生活、新年度、人間関係の変化、気温差が重なりやすい季節です。表面上は明るく動き出す時期に見えても、心身には意外と疲れがたまっています。春土用は、そのまま勢いで進むのではなく、一度足元を整えてから夏へ向かうための期間と考えるとわかりやすいです。
土用は六曜ではなく雑節
春土用を理解するうえで大切なのは、土用は大安・仏滅のような六曜ではないということです。
六曜は、その日の吉凶を簡単に見る暦注です。一方、土用は季節の節目を示す雑節です。つまり、大安だから春土用の注意が消える、仏滅だから春土用がさらに悪くなる、という単純な見方ではありません。
春土用を見るときは、「今日は大安かどうか」よりも、今が季節の切り替わりで、土の気を静かに扱う時期かどうかを意識するとよいでしょう。
春土用は怖い期間ではない
土用という言葉を聞くと、「やってはいけないことが多い怖い期間」と感じる人もいます。けれど、春土用は怖がるための時期ではありません。
春土用は、生活の土台を整えるための調整期間です。無理に新しいことを増やすより、疲れを抜く、予定を整理する、家の中を整える、体にやさしい食事をとる。そうした小さな見直しに向いています。
暦は、暮らしを縛るものではなく、自然の流れに合わせて無理なく過ごすための知恵です。春土用も同じで、「今は少し整える時期」と受け止めると、日々に取り入れやすくなります。
春土用の間日とは?土いじりしてよい例外日
間日とは、土用の期間中でも土に関する作業をしてよいとされる日です。一般には、土を司る神様である土公神が地上を離れる日とされ、土いじりの禁忌がゆるむ日と考えられてきました。
春土用中に庭仕事、草むしり、植え替え、家庭菜園、外まわりの作業をしたい場合は、この間日を目安にすると安心です。
春土用の間日に向いていること
春土用の間日に向いているのは、土に関わる軽めの作業です。
- 庭の軽い手入れ
- 短時間の草むしり
- 草取りや草刈り
- プランターの植え替え
- 家庭菜園の小さな作業
- 花壇の手入れ
- 庭木まわりの整理
- 外まわりの軽い掃除
春は雑草が伸び始める時期なので、春土用の間に庭が気になってしまうこともあります。すべてを土用明けまで待つのが難しい場合は、間日に少しずつ整えるとよいでしょう。
草むしりの日取りをさらに詳しく知りたい場合は、草むしりをしてはいけない日と2026年の土用も参考になります。
春土用の間日でも慎重にしたいこと
間日は土を動かしやすい例外日ですが、何をしてもよい万能日というわけではありません。
次のような大きな作業は、間日であっても慎重に考えたほうが安心です。
- 家の基礎工事
- 大規模な外構工事
- 井戸掘り
- 土地を大きく掘り返す作業
- 大きな木の移植
- 広範囲の造園
- 地鎮祭や着工日の設定
日常の庭仕事なら間日を使う。大きな工事や土地に関わる節目なら、土用全体を避ける。このように分けると、現代の暮らしでも判断しやすくなります。
春土用にやってはいけないこと
春土用で特に避けたいのは、土を大きく動かすことです。これは、土公神が土を司る時期に、土を掘り返したり、土地の状態を変えたりすることを慎む考え方からきています。
土いじり・草むしり・植え替え
春土用中は、根から抜く草むしり、花壇や畑を掘り返すこと、苗の植え付け、植え替え、鉢の土の総入れ替えなどは避けるのが無難です。
特に、春はガーデニングや家庭菜園を始めたくなる時期です。新しい苗を買ったり、庭を整えたりしたくなりますが、土用中に焦って土を動かすより、間日か土用明けに回すと落ち着いて作業できます。
どうしても草むしりをしたい場合は、根から引き抜くのではなく、地上に出ている部分を軽く刈る程度にすると負担を減らせます。より詳しく知りたい方は、土用に草むしりや木を切る時の考え方もあわせて読んでみてください。
基礎工事・地鎮祭・外構工事
春土用中は、家の基礎工事、地鎮祭、外構工事、井戸掘り、庭を大きく掘る作業なども慎重に見られます。
特に、家づくりや土地に関わる予定は、家族にとって大きな節目です。日程を選べるなら、土用の期間を避けると気持ちよく進めやすくなります。
ただし、すでに工事が始まっている場合や、安全上必要な修理まで無理に止める必要はありません。暦を大切にしながらも、現実の安全や生活を優先することが大切です。
春土用は台所や火まわりにも注意する考え方がある
伝承では、土公神は季節によっている場所が変わるとされ、春は竈門、つまり台所や火まわりに関係すると見る考え方があります。
そのため、春土用中はキッチンの大規模リフォーム、火まわりの大きな工事、配管を含む台所の改修などを避けるという言い伝えもあります。
もちろん、故障や水漏れ、火の安全に関わる修理は別です。生活に必要な修理は先延ばしにせず、日程を選べる工事だけ暦を参考にするとよいでしょう。
春土用のスピリチュアルな意味
春土用をスピリチュアルに見るなら、テーマは芽吹く前の再調整です。
春は、新しいことが始まる季節です。けれど、すべてが一気に進むわけではありません。気持ちは前に向いているのに体が重い、やる気はあるのに予定が乱れる、人間関係が少し噛み合わない。こうした揺れは、春土用らしいサインともいえます。
春土用は、何かが悪いから止まる時期ではありません。次の季節に進む前に、今のままでは持ち越せない疲れや乱れが見えてくる時期です。
この時期は、新しいことを増やすよりも、整える、減らす、軽くする、休むことに向いています。部屋を片づける、予定を見直す、胃腸にやさしい食事をとる、睡眠を整える。こうした地味な行動こそ、春土用の開運行動になります。
春土用に体調不良や気分の揺れが出る意味
春土用に、眠気、だるさ、胃腸の不調、気分の落ち込み、やる気の波を感じる人もいます。
もちろん、体調不良が続く場合は医療機関への相談が大切です。ただ、暦の感覚では、春土用の不調は「無理をしすぎています」「季節の変化に体が追いついていません」というサインとして受け取ることもできます。
この時期は、無理に気合いで押し切るより、予定を減らし、温かいものを食べ、早めに休むことが大切です。土用のトラブルや不調が気になる方は、土用に起こりやすい不調やトラブルの考え方も参考になります。
春土用の戌の日に食べるとよいもの
春土用には、戌の日に「い」のつく食べ物や白い食べ物を食べるとよいという風習があります。
これは、夏土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べる風習と似た考え方です。春土用では戌の日を目安に、体をいたわる食べ物を取り入れるとよいとされます。
春土用におすすめの「い」のつく食べ物
- いわし
- いか
- いちご
- いんげん
- いも
- いなり寿司
- いり豆
春は胃腸が疲れやすい時期でもあります。脂っこいものを食べすぎるより、消化しやすいものを選ぶと春土用らしい食養生になります。
春土用におすすめの白い食べ物
- 大根
- かぶ
- 豆腐
- しらす
- 白ごはん
- うどん
- 白身魚
- ヨーグルト
特別な料理を用意しなくても大丈夫です。豆腐の味噌汁、しらすごはん、大根の煮物、いちごを添えた朝食など、普段の食事に少し取り入れるだけでも十分です。
2026年・2027年の春土用の戌の日
- 2026年の春土用の戌の日:4月18日(土)、4月30日(木)
- 2027年の春土用の戌の日:4月25日(日)
間日と戌の日が違う年もあるため、土いじりの日と食養生の日は分けて考えましょう。
春土用の過ごし方
春土用を上手に過ごすコツは、がんばりすぎないことです。新年度の疲れ、気温差、人間関係の変化が重なる春は、思っている以上に心身が消耗しています。
予定を詰め込みすぎない
春土用は、勢いで予定を増やすより、少し余白を持つほうが向いています。新しいことを始めるなら、準備や下調べまでにして、本格的なスタートは土用明けに回すのもよいでしょう。
何かがうまく進まない時は、無理に突破しようとせず、いったん整える時間と考えてください。
家の中を整える
土いじりを控える代わりに、家の中を整えるのはおすすめです。
- 玄関を掃除する
- 台所を片づける
- 冷蔵庫を整理する
- 衣替えをする
- 不要な書類を処分する
- 寝具を整える
春土用は、外の土を大きく動かすより、暮らしの土台を整える時期です。家の中をすっきりさせることで、土用明けの流れも軽くなります。
食事と睡眠を整える
春土用の開運行動は、特別なおまじないよりも、食事と睡眠を整えることです。
冷たいものを控える、胃腸にやさしいものを食べる、夜更かしを減らす、朝に少し日を浴びる。こうした基本の積み重ねが、春土用にはよく合います。
土用と季節の変わり目の関係をさらに知りたい方は、土用と季節の変わり目の意味もあわせて読むと理解が深まります。
春土用とほかの土に関する暦との違い
春土用と似たものに、大犯土・小犯土、彼岸土などがあります。どれも土に関わる注意日として語られますが、意味や決まり方は違います。
大犯土・小犯土との違い
大犯土・小犯土は、日の干支によって決まる土に関する暦注です。土用は季節の変わり目にあたる雑節なので、決まり方が違います。
どちらも土いじりを慎む意味がありますが、春土用は春から夏へ向かう調整期間、大犯土・小犯土は干支の巡りによって来る土の注意日と分けて考えるとわかりやすいです。
大犯土・小犯土について詳しく知りたい方は、大犯土・小犯土とは何かを解説した記事を参考にしてください。
彼岸土との違い
彼岸土は、お彼岸の時期に土いじりを慎む考え方です。地域や家の習慣として伝わることがあり、先祖供養や墓地まわりの考え方と結びつく場合もあります。
春土用とは時期も意味も違いますが、どちらも土を大切に扱うという点では共通しています。彼岸土については、お彼岸に土いじりをしてはいけない理由で詳しく解説しています。
春土用のQ&A
春土用の間日とは何ですか?
春土用の間日は、土用の期間中でも土に関する作業をしてよいとされる例外日です。土いじり、草むしり、軽い庭仕事、プランターの植え替えなどを行うなら、間日を候補にすると安心です。
2026年の春土用の間日はいつですか?
2026年の春土用は4月17日から5月4日までです。間日は、4月17日、4月25日、4月26日、4月29日です。
2027年の春土用の間日はいつですか?
2027年の春土用は4月17日から5月5日までです。間日は、4月20日、4月21日、4月24日、5月2日、5月3日です。
春土用の間日と戌の日は同じですか?
同じではありません。間日は土いじりの例外日、戌の日は春土用の食養生と結びつく日です。土を触る日を選ぶなら間日、食べ物の風習を見るなら戌の日と分けて考えましょう。
春土用に草むしりをしてもいいですか?
春土用中の草むしりは、できれば間日に行うのがおすすめです。特に根から抜く草むしりは土を動かす作業になるため、土用中は避けるのが無難です。どうしても必要な場合は、短時間で軽く整える程度にしましょう。
春土用に土いじりをしてしまったらどうすればいいですか?
必要以上に怖がる必要はありません。作業をいったん区切り、掘り返した場所を整え、次の本格的な作業は間日や土用明けに回しましょう。気になる場合は、土地に感謝する気持ちで軽く手を合わせるだけでも心が落ち着きます。
春土用はスピリチュアル的にどんな意味がありますか?
春土用は、芽吹く前の再調整の時期です。新しい流れに進む前に、疲れや乱れ、生活の土台を整えるタイミングと考えられます。焦って動くより、休む、片づける、食事を整えることが開運につながります。
まとめ
春土用は、春から夏へ向かう前の調整期間です。2026年の春土用は4月17日から5月4日まで、間日は4月17日・4月25日・4月26日・4月29日。2027年の春土用は4月17日から5月5日まで、間日は4月20日・4月21日・4月24日・5月2日・5月3日です。
春土用の間日は、土いじりや草むしりをしやすい例外日です。一方、戌の日は「い」のつく食べ物や白い食べ物をいただく食養生の日として考えると、混同せずに使えます。
春土用は、何かを怖がる期間ではありません。季節の変わり目に無理をしすぎず、暮らしの土台を整えるための時間です。間日を上手に使いながら、土用明けに気持ちよく動けるよう、体と心、住まいを少しずつ整えていきましょう。


コメント