天赦日の願い事

天赦日の願い事 暦注

天赦日とは、暦注下段という暦注の一つで、暦の上で最上の吉日となる日のことです。この日には「百神が天に昇り、万物の罪を赦す」という意味があり、そのため何をしても許され、万事成功する日、願いが叶う日ともされています。
この天赦日に願い事をすると叶いそうですよね〜。
天赦日にすると良い願い事やしてはいけないこと、願いが叶うかについてです。

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天赦日とは

天赦日(「てんしゃにち」または「てんしゃび」と読む)は、昔から日本の暦に記載されていた、日時の吉凶を占う「暦注下段」の中で、最も縁起が良いとされる日です。文字通り「天が万物の罪を赦(ゆる)す」日であり、一年を通じて「万(よろず)よし」とされる最上の吉日となります。暦には「天しや」と記載されている場合もあります。

天赦日が特別な吉日、最大吉日

天赦日は人生の重要な節目や、新たな事を始めるのに特に良い日とされています。人生を左右するような大きな決断(結婚、就職、転職など)をする時や、新たなプロジェクトを始める時などに、天赦日を選んで行動すると吉とされます。

天赦日の由来

天赦日の由来は、中国の「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」および「十干十二支(じっかんじゅうにし)」という二つの思想から来ています。陰陽五行説は、宇宙のあらゆる現象や物事が「陰陽」の二つの力と、「木、火、土、金、水」の五行によって成り立っているとする説です。「十干十二支」は、時間を十の干と十二の支で表現する方式で、特に年月日の表現に使われます。

これら二つの思想を組み合わせて季節と「十干十二支」の組み合わせにより天赦日が決まります。暦注下段には、「七箇の善日(ななこのぜんにち)」という吉日がありますが、その中でも天赦日は年に5〜6回しか巡って来ない、とても貴重な日です。

天赦日の願い事

天赦日はすべての神々が天に昇る日とされており、この日にはすべての罪が赦されると同時に、障害もすべてクリアになるとされています。これまでの悩みや進行が滞っていた事柄も、天赦日にはスムーズに進行するとされています。そのため、人生の大きな決断を下す時や新しい人生のスタートを切る時などには最適な日です。

このため、何か新しいことを始める、あるいは重要な決断を下す際に、障害がないという理由から、天赦日に願い事をすると良い結果が得られるとされています。

天赦日の縁起とポジティブな心が願いを叶える

さらに、心理的な側面も大きな役割を果たしています。天赦日に願い事をするという行為は、自分自身の心を整え、目標に向かって一生懸命に取り組む機会を提供します。この心の準備と決意が、実際に願い事が叶う原動力になるとも言えます。

以上の理由から、天赦日に行われる願い事が叶うとされています。これはあくまで伝統的な信念であり、科学的な根拠があるわけではありません。しかし、そういった信念や習慣が、人々の行動をポジティブに導く力は大きいとも言えます。

天赦日のスピリチュアルはこちら!

天赦日にすると良い願い事

天赦日は、何を始めるにも運気が上がると言われる吉日です。以下に、特に縁起が良いとされる願い事をリストアップします。
天赦日に何をしたらいいのかについてはこちら!

  1. 就活や転職活動:新たなキャリアパスを歩み始めるにあたって、吉日を選ぶことで前途を祝福します。
  2. 引っ越し:新生活をスタートするための引っ越しは、縁起の良い日を選ぶことで新たな道への一歩を踏み出す良い機会となります。
  3. 納車:新車の購入は大きな出来事であり、事故防止のためにも吉日である天赦日を選ぶことが推奨されます。
  4. 財布の購入や銀行口座の開設:お金に関わることを始める時は、縁起の良い日を選び、資産が順調に増えることを願います。
  5. 塾や習い事の開始:新たな学びのスタートを切るために、天赦日を選ぶことでその習い事が上手くいくことを祈ります。
  6. 婚活:結婚を望む方々が、婚活を始める日を天赦日にすることで縁起を担ぎます。

天赦日にしてはいけない願い事

天赦日は何をしても許される日とされますが、それが犯罪行為や過度なギャンブルなどの行為を許容するものではありません。日常生活における小さな「罪」に対しての赦しと解釈し、社会的なルールや法律を破る行為に対しては適用されません。

天赦日にしてはいけないことはこちら!

天赦日以外に縁起の良い吉日願い事が叶う日

私たちは人生の重要なイベントや願い事をする際、日取りを選ぶことがあります。特に日本の文化では、特定の日が縁起の良い「吉日」であるとされ、これらの日を選ぶ習慣が根付いています。皆さんがよく知っているであろう「天赦日」はその中でも最も縁起が良いとされる日ですが、天赦日以外にも様々な吉日があります。以下ではそれらの日々をご紹介します。

大安: 六曜の中で最も吉日

「大安」は、日本で最も一般的に知られる吉日であり、”六曜”という暦注の一つに含まれます。大安という言葉は「大いに安し」から来ており、何を始めても成功し、上手くいくとされています。そのため、結婚式やお宮参り、七五三などの冠婚葬祭、または神仏祭祀といった大切な行事の日取りによく選ばれます。

一粒万倍日: 収穫の吉日

「一粒万倍日」は、選日という暦注の一つです。一粒の籾(もみ)が万倍に実るという意味があり、この日に始めたことは後に大きな収穫を得るとされています。入籍や結婚式などのお祝い事を行うのに適していますが、特にお金に関連した願い事、例えば宝くじの購入や銀行口座の開設などにもよく選ばれます。

天恩日: 天の恩恵を受ける日

「天恩日」は暦注下段に含まれる吉日で、「天の恩恵をすべての人が受ける日」を意味します。新しい事を始めると特に運気が上がるとされ、引っ越しや宝くじの購入などに適しています。人生の転機となるような願い事をするのが良いとされています。

満(みつ): 万物満ち溢れる日

「満(みつ)」は十二直という暦注の一つで、万物満ち溢れる大吉日を意味します。何事も縁起の良い日とされていますが、特に移転や契約、神仏祭祀、開業、旅行などに適しています。

天赦日と他の吉日・凶日との重なったら

「天赦日」は特別な吉日であり、他の凶日の影響を受けないとされています。つまり、天赦日に他の暦注で凶日とされる日が重なったとしても、天赦日の縁起の良さは何ら変わらないと言われています。そのため、天赦日と他の凶日が重なった場合でも、願い事をすることは問題ないとされています。

一方、他の吉日は凶日と重なると、その縁起が影響を受ける可能性があります。これは吉日と凶日が重なった場合、通常は吉日が凶日の影響を受けてしまうためです。したがって、天赦日以外の吉日を選ぶ際は、他の暦注での吉凶も考慮することが重要となります。

2024年の天赦日カレンダー

2024年の天赦日の一覧です。それぞれ、重なった吉日によって特徴がありますので、見てくださいね!

日付 詳細
1月1日(月) 天赦日+一粒万倍日+天恩日+赤口
3月15日(金) 天赦日+一粒万倍日+寅の日+三隣亡+先勝
5月30日(木) 天赦日+友引+神吉日
7月29日(月) 天赦日+大安天赦日+神吉日+母倉日+月徳日+一粒万倍日+三隣亡
8月12日(月) 天赦日+神吉日+先負
10月11日(金) 天赦日+大安+神吉日+鬼宿日+不成就日
12月26日(木) 天赦日+一粒万倍日+天恩日+赤口

天赦日2024年1月1日(月)一粒万倍日、天恩日

一粒万倍日と天恩日が重なる大吉日です。この日は非常に縁起が良いとされています。

天赦日2024年3月15日(金)先勝、一粒万倍日、寅の日

2024年3月15日(金)の天赦日は先勝と一粒万倍日、さらに寅の日が重なる開運日!

天赦日2024年5月30日(木) 友引

2024年5月30日(木) の天赦日は友引と重なります!

天赦日2024年7月29日(月) 大安、一粒万倍日、神吉日、母倉日

2024年7月29日(月)の天赦日は 大安、一粒万倍日、神吉日、母倉日と重なります!

天赦日2024年8月12日(月)は神吉日で先負

2024年8月12日(月)の天赦日は神吉日と先負。

天赦日2024年10月11日(金) 大安、不成就日

2024年10月11日(金) の天赦日は大安と重なりますが不成就日です。

天赦日2024年12月26日(木) 一粒万倍日

2024年12月26日(木) の天赦日は一粒万倍日と重なります。

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