四柱推命の六十干支の57番目に当たる庚申(かのえさる/こうしん)は、鋼のような意志と、申(さる)の機転が同居する干支です。「強すぎる」「最強」「強運」と言われる一方で、誤解されやすい面も。ここでは庚申の性格・恋愛・仕事・金運・相性の見方を、日柱(生まれた日)を中心に丁寧にまとめます。
庚申(かのえさる)とは
庚申は、十干の庚(かのえ)と、十二支の申(さる)が組み合わさった六十干支のひとつです。四柱推命では、年柱・月柱・日柱・時柱の4本それぞれに干支が入り、なかでも日柱(生まれた日の干支=日干支)は「その人の核(本質)」を表すとされます。検索で「日柱 庚申」「四柱推命 庚申」を調べる人が多いのは、このためです。



読み方は「かのえさる」「こうしん」が一般的です。なお「庚猿」と書かれるのを見かけることがありますが、正しくは庚申で、申が猿にたとえられるために起きる表記ゆれです。
庚申のイメージ:鋼の庚×機転の申
庚申を一言でいうと、合理性とスピード感で道を切り拓くチャレンジャー。十干の庚は「硬い金(鋼鉄)」の象意があり、筋を通す強さ、決断力、現実を動かす力を示します(庚そのものの詳しい性質は、十干の庚(かのえ)の意味と性格も参考になります)。
十二支の申は、頭の回転の速さ、器用さ、観察力、情報処理のうまさが際立つ星回り。庚の「ブレない強さ」に、申の「軽やかな知恵」が加わることで、庚申の人は冷静に状況を読み、最短距離で成果へ運ぶタイプになりやすいのです。
一方で、強さと合理性が前に出すぎると、周囲には「冷たい」「きつい」「負けず嫌いが強すぎる」と映ることもあります。庚申の魅力は、強さだけでなく人を活かす柔軟さを足したときに完成します。
庚申は異常干支ではない
結論から言うと、庚申は異常干支ではありません。異常干支は流派により扱いが分かれる概念ですが、一般には「性質が極端に出やすい」「運勢の振れ幅が大きい」と語られる干支群を指します。
「庚申 異常干支」と検索されがちなのは、庚申が“強い”印象を持たれやすいからでしょう。ただ、同じ庚でも異常干支として語られやすい例(庚子など)と庚申は別物です。異常干支の話題が気になる場合は、庚子(かのえね)の特徴など、該当干支のページと見比べると理解が深まります。
庚申は強運で最強?「強すぎる」と言われる理由
庚申が「強運」「最強」「強すぎる」と言われる背景には、メンタルの強さと現実を動かす実行力があります。特に日柱が庚申の人は、
- 決めたことをやり抜く(途中で投げ出さない)
- 必要なら学び直す(情報を集めて勝ち筋を作る)
- 修羅場で冷静(感情より優先順位で動ける)
- タイミングを読む(相手や流れを観察して動く)
こうした力が噛み合うと、周囲からは「運が強い」「負けない人」に見えます。実際には、ただ運任せではなく、庚申の人自身が勝てる状況を設計していることが多いのです。
庚申の強運をさらに伸ばすコツ
- 結論だけでなく理由も添える(正しさが伝わりやすい)
- 勝ち負けより改善に意識を向ける(対立が減る)
- 相手の感情を“情報”として拾う(人間関係が整う)
- 完璧より継続(結果が積み上がる)
庚申の強さは、削るほど鈍るのではなく、磨くほど光ります。だからこそ「強すぎる」が「頼もしさ」に変わるポイントは、言葉の温度と人への配慮です。
庚申はモテる?魅力が伝わる瞬間
「庚申 モテる」と調べる人がいるのは、庚申が知性と自立を感じさせる干支だからです。庚申の魅力は、甘さで惹きつけるというより、
- 話が早い(判断が明確で頼れる)
- 約束を守る(誠実さがにじむ)
- 仕事ができる(努力が結果に出やすい)
- ブレない(芯の強さに惹かれる人が多い)
この“信頼感”が恋愛でも人間関係でも評価されます。ただし、言葉がストレートすぎると誤解されやすいので、気持ちを伝えるときはワンクッションが効果的です。
庚申の性格と特徴
庚申の性格は、ざっくり言えば合理的で負けず嫌い、でも頭の回転が速く器用。周囲に流されず、自分の基準で動ける人が多いでしょう。
庚申の長所
- 観察力と分析力が高く、状況判断が的確
- 責任感が強く、任されたことをやり切る
- 自立心があり、現実的に道を作れる
- 器用さがあり、変化にも対応できる
庚申の短所(出やすい課題)
- 頑固で譲れないポイントが明確
- 批判的になりやすく、言葉が鋭くなる
- 感情表現が控えめで冷たく見られることがある
- 完璧主義で自分を追い込みやすい
庚申は「強い人」ですが、強さは“緊張”とセットになりやすいもの。気を抜ける場所や、弱音を出せる相手を持つと、運の伸びが変わります。
庚申の男女が「性格が悪い」「きつい」と言われる理由
庚申の男女が「性格が悪い」「きつい」と誤解される理由は、性格そのものというより伝え方にあります。庚申は、曖昧な空気や建前よりも、事実・合理性・結論を重んじます。そのため、
- ズバッと言う(優しさが伝わる前に刃が立つ)
- 妥協しない(融通が利かないと思われる)
- 勝負勘が強い(競争心が表に出ると圧になる)
- 感情を見せない(冷淡に見える)
ただ、これは裏返せば誠実で、嘘がなく、責任から逃げないということでもあります。庚申の評価が上がる鍵は、「言い方を柔らかくする」よりも、相手の立場を先に言葉にすることです。たとえば「そう感じるのも分かるよ。その上で私はこう思う」といった一言が、関係を劇的に整えます。
庚申の恋愛運:男性・女性の特徴
庚申の男性の恋愛(庚申 性格 男)
庚申の男性は、恋愛でも頭脳派になりやすいタイプです。勢いで燃え上がるというより、相手の価値観や将来像を見て「長く続くか」を判断します。好きになるまでが慎重な一方、信頼した相手には一途で誠実です。
注意点は、合理性が強く出ると「気持ちが見えない」と誤解されること。愛情はあるのに、言葉や態度に出にくいのが庚申男性の不器用さです。
- 気持ちを言語化する(短くてもOK)
- 正論より共感を先に置く
- 相手のペースを尊重する
庚申の女性の恋愛(庚申 女/庚申 性格 女性)
庚申の女性は、自立心が強く知的で、恋愛でも「対等さ」を大切にします。依存関係が苦手で、相手の人間性や誠実さを見極めてから心を開く人が多いでしょう。恋愛にのめり込みにくい反面、信頼した相手には深い愛情と現実的なサポートを注ぎます。
注意点は、理想が高くなりやすいことと、相手に“できて当たり前”を求めやすいこと。甘えるのが苦手な人ほど、「お願いする」「頼ってみる」が恋愛運の開きになります。
- 完璧を求めすぎない
- 頼る練習をする(小さなお願いから)
- 弱さを見せる(信頼が深まる)
庚申の仕事運と適職(庚申 適職)
庚申は、分析力・判断力・改善力が武器になります。目標や締め切りがあるほど燃え、課題を見つけて最短距離で整えていくのが得意です。成果主義の環境や、裁量のある仕事で光りやすいでしょう。
向いている職業
- 数字・ロジックを扱う:会計、税務、監査、データ分析
- 設計・改善が得意:エンジニア、プログラマー、品質管理
- 専門性を磨く:研究、医療、法務、コンサル
- 仕組み化する:プロジェクト管理、業務改善、運用設計
向いていない(疲れやすい)傾向
- 感情のケアが中心で、正解が見えにくい環境
- 曖昧な指示が多く、責任だけ重い職場
- 過度に同調圧力が強い組織
庚申は「自分で舵を取れる」ほど運が伸びます。逆に、納得できないルールに縛られ続けると、強さがストレスに変わりやすい点は意識しておきたいところです。
庚申の金運
庚申の金運は、基本的に堅実で管理が上手です。無駄遣いを嫌い、数字で把握したいタイプなので、家計簿や資産管理、積立などで力を発揮します。「儲け話に乗らない慎重さ」も庚申の強みです。
一方で、慎重さが強く出ると、学びや挑戦への投資まで止めてしまい、伸びしろを閉じることも。庚申は知識や資格への自己投資が“回収”につながりやすいので、守りだけでなく攻めも少し混ぜると金運が育ちます。
- 固定費の最適化(守りの基盤づくり)
- 学びへの投資(攻めの種まき)
- 長期目線で積み上げる(焦って動かない)
庚申は短命?庚申信仰と四柱推命の違い
「四柱推命 短命」「庚申は良くない?」と不安になる人がいますが、ここは落ち着いて整理しましょう。
庚申信仰は、四柱推命とは別の民間信仰で、庚申の日に眠ると“三尸(さんし)”が天にのぼって罪を告げ、寿命が縮むという伝承から、庚申の夜に集まって眠らずに過ごす「庚申待(こうしんまち)」が行われた、という背景があります。
一方、四柱推命で見るのは「生まれ持った命式のバランス」です。日柱が庚申だから短命と決めつけるのは、四柱推命として正確ではありません。健康傾向は、五行の偏り、通変星、運気の巡り方など総合で見ます。
もし「短命」という言葉が気になるなら、むしろ意識したいのは頑張りすぎの蓄積です。庚申は我慢強く走れてしまうからこそ、睡眠や休息を軽視すると体が先にサインを出します。強さの使いどころを間違えないことが、開運の土台になります。
庚申の2026年運勢(庚申 2026 運勢)
2026年の運勢を日柱庚申だけで断定することはできませんが、年ごとのムードとして「流れにどう乗るか」を見ることは可能です。庚申は、環境の変化が来たときに情報収集→判断→行動が速いので、年運が動く年ほど実力が出やすいタイプです。
2026年は「勢い」や「加速」を感じやすい場面が増えやすい年回りになりやすいため、庚申の人は準備が整った分野から一気に形にするのが吉。逆に、気持ちが焦ると強引になりやすいので、
- 根拠のある見積もりを作ってから動く
- 対人は丁寧に(味方を増やす)
- 体力配分を最優先にする
この3つを守ると、庚申の「強運」が現実の成果として残りやすくなります。
庚申が月柱・時柱にある場合(庚申 月柱/庚申時柱)
庚申は日柱で語られることが多いですが、月柱や時柱に出る場合も意味合いが変わります。
- 月柱が庚申:社会性や仕事の場で「合理性」「結果重視」が出やすい。職場での評価が極端に上がることも。
- 時柱が庚申:晩年運、子ども運、未来の展望に庚申らしさが出る。新しい技術や学びを取り入れて伸びやすい。
ただし、同じ庚申でも命式全体の五行バランスで表れ方は変わります。「強すぎる」と感じるときは、庚申だけを見るのではなく、全体の偏り(火が弱い、木が少ないなど)を整える意識が大切です。
庚申と相性(庚申 相性)
相性は、日柱だけでなく命式全体で見ますが、入り口としては「十二支の組み合わせ(申)」と「五行(金の強さ)」を見ると分かりやすいです。申は、
- 巳(み)と六合(協力関係が作りやすい)
- 子(ね)・辰(たつ)と三合(流れが合いやすい)
- 寅(とら)と冲(ぶつかりやすい)
このため、相性が良いと言われやすい日柱の例としては、巳・子・辰を含む干支が挙げられます。
相性が良いと言われやすい干支(例)
| 干支 | 相性のポイント |
|---|---|
| 壬子(みずのえね) | 申子辰の三合に入り、テンポが合いやすい |
| 甲辰(きのえたつ) | 申子辰の三合。信頼と現実感が育ちやすい |
| 辛巳(かのとみ) | 巳申の六合。役割分担がうまくいきやすい |
| 己巳(つちのとみ) | 六合で縁がつながりやすく、実務で補い合える |
相性で課題が出やすい干支(例)
| 干支 | 課題のポイント |
|---|---|
| 甲寅(きのえとら) | 寅申の冲。主導権争いになりやすい |
| 丙寅(ひのえとら) | 冲+熱量が上がりやすく、言葉が強くなることも |
| 辛亥(かのとい) | 申亥は摩擦が出やすく、価値観のズレが課題になりやすい |
| 乙亥(きのとい) | 距離感の取り方が難しく、誤解が生まれやすい |
ただし、相性が「悪い」と出ても終わりではありません。庚申は調整力もある干支なので、課題が見えた瞬間から関係は整えられます。相性は“断罪”ではなく、“取り扱い説明書”として使うのがいちばん賢い方法です。
庚申の芸能人・有名人(庚申 有名人/庚申 芸能人)
庚申の日柱を持つとされる有名人の例です。日柱は算出方法や出生時刻の扱いで前後する場合があるため、ここでは参考としてご覧ください。
| No. | 名前 | 生年月日 |
|---|---|---|
| 1 | いかりや長介 | 1931-11-01 |
| 2 | 千葉真一 | 1939-01-22 |
| 3 | 斎藤一人 | 1948-04-01 |
| 4 | 火野正平 | 1949-05-30 |
| 5 | 岩城滉一 | 1951-03-21 |
| 6 | オール巨人 | 1951-11-16 |
| 7 | 田中裕子 | 1955-04-29 |
| 8 | 萬田久子 | 1958-04-13 |
| 9 | 陣内貴美子 | 1964-01-12 |
| 10 | 吉田美和 | 1965-05-06 |
| 11 | マルシア | 1969-02-14 |
| 12 | 伊藤みどり | 1969-08-13 |
| 13 | 川原亜矢子 | 1971-04-05 |
| 14 | 西川史子 | 1971-04-05 |
| 15 | 矢柴俊博 | 1971-10-02 |
| 16 | やついいちろう | 1974-11-15 |
| 17 | Mina(MAX) | 1977-12-29 |
| 18 | 妻夫木聡 | 1980-12-13 |
| 19 | 安倍なつみ | 1981-08-10 |
| 20 | サンシャイン池崎 | 1981-10-09 |
| 21 | 高橋真麻 | 1981-10-09 |
| 22 | 本仮屋ユイカ | 1987-09-08 |
| 23 | 田中将大 | 1988-11-01 |
| 24 | 福原愛 | 1988-11-01 |
| 25 | 玉置玲央 | 1985-03-22 |
庚申をもっと深く知るための関連記事
庚申の理解を立体的にするために、近いテーマの記事も合わせて読むのがおすすめです。内容が重なりすぎないよう、ここではポイントだけを添えてご案内します。
- 十干「庚(かのえ)」の性格と特徴
- 庚午(かのえうま)の特徴(短命の噂が気になる人にも)
- 庚辰(かのえたつ)の特徴
- 庚寅(かのえとら)の特徴(寅申の冲を知りたい人へ)
- 庚子(かのえね)の特徴(異常干支の比較に)
- 庚戌(かのえいぬ)の特徴
- 三業干支「傷体の業」について(庚申とは別概念として整理)
まとめ:庚申の魅力を活かすには
庚申は、知性・合理性・実行力が強く出やすい干支です。「強すぎる」と言われるほどの強さは、人生の武器にもなりますが、同時に誤解の原因にもなります。
恋愛では、誠実さに言葉の温度を足すこと。仕事では、得意な改善力と分析力を活かしつつ、抱え込みすぎないこと。金運では、堅実さに学びへの投資を混ぜること。この3点を意識すると、庚申の強運は「ただ強い」から「愛されて伸びる」へ変わっていきます。
あなたの中の鋼は、誰かを切り捨てるためではなく、未来を切り拓くためにあります。庚申らしい強さを、あなたらしい優しさで包んでいきましょう。


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