おみくじの意味がわからない時に必要なこと

おみくじの意味がわからない時に必要なこと おみくじ

神社に参拝しておみくじを引く…自分の運勢を知りたい時にいいですよね〜。ですが、引いたおみくじの意味がわからないと問題です。
おみくじの意味がわからない、そんな時のご紹介です。

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おみくじの運勢、大吉中吉小吉などの順番

まずはおみくじの運勢についてです。
大吉、小吉、吉、末吉など書かれている部分のことです。それがどれくらいの運勢なのか順番が気になりますね!

おみくじの運勢は全部でいくつあるの?

おみくじにはいくつか種類があります。
大吉から大凶までが七段階に分かれたものと十二段階に分かれたもの、そしてそれ以外のものです。
おみくじは七段階に分かれたものが多く、多くの神社が採用しています。その次が十二段階、そしてその神社特有の分かれ方をしているものもあります。京都の伏見稲荷大社は十七段階に分かれています。

また明治神宮では「大御心(おおみごころ)」という明治神宮独自のおみくじで、なんと大吉、吉、小吉と言った分け方もしていません。
他にも千葉県の成田山のおみくじは「大吉、吉、半吉、小吉、末吉、凶」の六種類で、大凶がないんですよ〜。

大吉から大凶までが7種のおみくじ

一番よくある大吉から大凶が7段階に分かれたおみくじについてです。
中吉と吉の順番はその神社によって違います。
大吉の次が吉なのか中吉なのか…気になる時は神社に直接聞いた方が良さそうです。

  • 大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶
  • 大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶
結果 意味
大吉 最も良い運気。運気を維持するため努力が必要
安定した良い運気。運気の低下のリスクは少ない
中吉 頑張り次第で運気上昇が期待できる
小吉 普通の運気。欲張らず日常を楽しむ
末吉 運気上昇の可能性が高い。運気自体は普通
現状の運気は良くないが、改善の余地あり
大凶 一時的に運気が悪い。新しいことを始めるのは控える

大吉から大凶までが12種のおみくじ

大吉から大凶が12段階に分かれたおみくじについてです。

  • 大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
運勢 説明
大吉 非常に良い運勢
良い運勢
中吉 まあまあの運勢
小吉 少し良い運勢
半吉 吉の半分くらいの運勢
末吉 後から開けてくる運勢
末小吉 後から少し開けてくる運勢
悪い運勢
小凶 凶より少し悪い運勢
半凶 小凶より少し悪い運勢
末凶 半凶より少し悪い運勢
大凶 これ以上悪いことは起きない、今が一番悪い運勢

なぜ神社によっておみくじは異なるのか?

おみくじの源流は「良源りょうげん」というお坊さんが作った『元三大師御籤帳がんざんだいしみくじちょう』にあります。この書物によると、吉凶の80%が大吉・吉・凶で、残りの20%は神社ごとの解釈に委ねられています。このため、各神社によっておみくじの内容や順番が異なるのです。

おみくじの凶の割合

  • 昔の割合: 大吉16%、吉35%、凶29%、その他20%
  • 現代の神社: 凶の確率10~20%程度

現代の神社では、おみくじの楽しみの一部として、凶の割合が減少していることが多いです。

凶が出やすいのは浅草寺のおみくじ

浅草寺では、100本あたりの吉凶が厳密に決められているそうです。

浅草寺のおみくじの比率は下記の表のようになっています。凶が吉とほぼ同数なんですね。これは確かに「凶がよく出る」と言われても仕方ないです。

浅草寺のおみくじ 本数
大吉 17本
35本
半吉 5本
小吉 4本
末小吉 3本
末吉 6本
30本

おみくじの項目

運勢の次に読むのは下記の項目です。
それぞれの項目を表にまとめたので読んでくださいね!

項目 読み方 説明
願望 ねがいごと 願い事が叶うかどうか、その過程についてなど
待ち人・待人 まちびと 運命の人や人生を良い方向に導いてくれる人
旅行 たびだち 新生活へ向かうことについて、旅行について
恋愛 れんあい 恋愛、恋のこと
家うつり・転居 やうつり 引っ越し、転居
商売・商業 あきない 商売、売り買い
抱人・抱え人 かかえびと 使用人、雇用者に関すること
縁談 えんだん 結婚に関すること
学業 がくぎょう 入学試験、資格試験など
走り人・走人 はしりびと 行方不明の人、失踪した人
土木・建築 どぼく 家の建築、改築、土木工事
造作 ぞうさく 家の改築、家の新築
失せ物・失物 うせもの なくしたもの、「物」だけではない
出産 おさん 出産、子育て
病気 やまい 病気と健康について
相場 そうば 相場や株式について

おみくじの和歌と漢詩

和歌や漢詩の「お告げ文」はおみくじの中核をなしています。これらは、神様や仏様からのメッセージを示しています。おみくじは、一般的に吉凶を示すものとして知られていますが、実はその中に書かれている和歌や漢詩の部分が最も重要なのです。

  • 和歌・漢詩: おみくじには、大抵、和歌や漢詩が書いてあり、その解説が上部に書かれています。
  • メッセージの多様性: 吉のおみくじでも厳しい言葉が、凶のおみくじであっても温かい言葉が添えられていることがあります。
  • 神様からのメッセージ: これらの詩や歌は、神様や仏様からの直接のメッセージとして受け取ることができます。

もし和歌の意味が分からない場合は、調べることをおすすめします。多くは御製や、歴史的に有名な詩人が詠んだもので、深い意味や背景があります。

おみくじは結ぶか、持ち帰るか

新年の始まりに、多くの人がおみくじを引きますが、その後、どう扱うべきか迷うこともあるでしょう。

  1. 結ぶ風習の背景: くじを神様からのメッセージと捉え、読み終わったからといって捨てるのが忍びないため、「神様の御言葉を縁にする」「縁を結ぶ」という風習が生まれました。
  2. 持ち帰る場合の理由: 良い結果のくじは、何度も読み返したいと感じ、大事に保管することが一般的です。
  3. 結ぶ場合の理由: 逆に、不吉な内容の場合、その警告を真摯に受け止め、「気を付けます」という意識を持ち続けるため、神社の境内に結んでおく人も多いです。

おみくじは何度もひいてもいいのか?

おみくじは、神様からのアドバイスやメッセージを受け取るためのもの。そのため、引く前に自分が何を求め、何を神様に聞きたいのかを明確にしましょう。それが、1年の運勢か、あるいは特定の問題に対する示唆か、それぞれの人によって異なります。

おみくじを何度も引くのはタブー?

おみくじの結果が思ったものと異なると、再度引きたくなる気持ちになるかもしれません。しかし、何度も引くことは、神様の答えを尊重しない行為とも言えます。神様からのアドバイスを「受け入れたくない」と感じること自体が、おみくじの本来の在り方に反すると言えるでしょう。異なる質問や悩みに対して新たにおみくじを引くことは問題ありませんが、同じ問題に対しての再試行は避けるべきです。

「再籤さいぜんすれば穢けがれる」という言葉が伝えられており、複数回おみくじを引くことは、神様の意志を疑ってしまう行為とも言えます。一度引いたおみくじは、その結果を真摯に受け止め、自らの行動や考えを見直すきっかけとすべきです。

明智光秀と「おみくじ」

明智光秀は、本能寺の変の前に愛宕山で凶を引き、三度引き直しても全て凶だったと言われています。

愛宕山は京都を代表する観光地の嵐山からも見える、標高924メートルの山です。山頂には愛宕神社が鎮座しており、「火伏せの神様」として知られています。多くの神社が点在する京都で、なぜ光秀は時間をかけて愛宕山を登ったのか。その答えは、愛宕山の信仰の中に隠されています。

元亀2(1571)年の織田信長による比叡山焼き討ちの直前、光秀は愛宕権現への感謝の言葉を手紙に記しています。この事からも彼の愛宕への強い信仰が伺えます。

織田信長という圧倒的な存在に対し謀反を起こす光秀。彼は愛宕山で「必勝」を祈願し、その祈りが本能寺の変での勝利へと繋がったのかもしれません。しかし、その後の運命は彼にとって厳しいものとなりました。

この「おみくじ」とは、現代のそれとは異なり、戦術や攻撃の日時を決定するためのものでした。

『信長公記しんちょうこうき』によれば、このくじは光秀自身が用意したものであると記述されています。

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