「きこにちとは?」「帰忌日とは?」「帰己日きこにちって同じ意味?」――暦に強い人ほど、こういう“マイナーだけど気になる凶日”が気になってしまいますよね。帰忌日は、古い暦注で帰宅・旅行・婚礼・引っ越しなどを慎むとされてきた日。この記事では、由来や決まり方、似た言葉との違いを、現代の暮らしに落とし込んで丁寧にまとめます。
帰忌日(きこにち)とは?
帰忌日(きこにち)は、暦に載る「暦注(れきちゅう)」の一つで、古くから凶日(避けたほうがよい日)として扱われてきました。とくに伝承上は、ある星に結びつけられた存在が人家の門前に現れ、人が家に“帰る”ことを妨げるとされます。そのため、帰忌日は名前の通り「帰る」に関係する行為――帰宅・帰省・旅行・引っ越しなどを控えるのがよい、と語られてきました。
ただし、ここで大切なのは「恐れるための暦」ではなく、「暮らしの節目で無理を減らすための暦」として読むこと。昔の人は、移動や婚礼など“失敗すると痛い”行動が多い日ほど慎重になりました。帰忌日は、その慎重さに名前が付いた生活の注意札のようなものだと考えると、今の生活にもスッと馴染みます。
「帰己日」とは?帰忌日との違い
検索では「帰己日(きこにち)」という表記もよく見かけますが、実務上は帰忌日=帰己日として扱われることが多いです。いわば表記ゆれですね。記事を書く側としては、冒頭で「帰忌日(帰己日)」と併記しておくと、読者が迷子になりません。
帰忌日の読み方(きこにち/きこび)
帰忌日は、読みが複数語られることがあります。一般的には「きこにち」が通りやすく、暦系の文脈ではこれで説明すると話が早いです。検索キーワードでも「きこにち」が強いので、SEO上もこの読みを軸にするのが安定です。
「忌日とは」――帰忌日と混同しやすい言葉を整理
忌日(きじつ)という言葉は、文脈で意味が変わるため混乱が起きやすいところです。ここを先に整理すると、読者の理解が一気に深まります。
暦注の「忌日」=物忌み(慎む日)
暦の世界での「忌(い)む」は、基本的に慎む・控える・無理をしないという意味合いです。帰忌日や血忌日など「忌」の字が入る暦注は、古い社会において“避けたほうが安心”とされてきた日、という位置づけになります。
仏事の「忌日」=命日・法要
一方で仏事では、忌日は故人の命日や忌日法要を指すことがあります。こちらは「凶日だから避ける」というより、供養し、手を合わせる日という意味。帰忌日を調べている人が「忌日とは」で一般論にぶつかって混乱するケースが多いので、ここを切り分けて書くと親切です。
帰忌日が凶日とされる理由(由来・考え方)
帰忌日の由来は、古い暦注の世界観に根ざしています。伝承では、特定の星に結びつけられた存在が門前に立ち、家人の帰宅や移動の“流れ”を乱す――という語りが用いられます。ここで注意したいのは、これは現代の科学で因果関係を説明する話ではなく、当時の人々が星の運行と暮らしの不調を結びつけて理解していた、という文化的背景です。
移動が今ほど安全でも速くもなかった時代、旅は命がけで、婚礼や引っ越しは家の運命を左右する大きな出来事でした。だからこそ「今日はやめておきなさい」という日が必要だった。帰忌日は、その代表格として語られてきた――そう捉えると、ただ怖いだけの凶日ではなく、当時の人のリアルな暮らしが見えてきます。
「陰陽道だけ」と決めつけないほうが自然
帰忌日はしばしば陰陽道の文脈で説明されますが、実際には、奈良・平安期の日本では、天文観や暦法、道教的信仰、外来の占星術的知識などが重なり合いながら、暦注文化が形作られていきました。帰忌日もまた、そうした複合的な背景の中で“意味づけ”されてきたと考えるほうが自然です。
帰忌日に避けたいこと(現代生活に落とし込む)
帰忌日は、とくに「帰る」「移動する」「家に迎え入れる」ことと相性が悪い、とされてきました。現代の暮らしに合わせて、避けたい行動を優先度つきで整理します。
優先度高:できれば別日に回したい
- 引っ越し・転居・入居(家の切り替えは影響を気にする人が多い)
- 結婚式・入籍・同居開始(家に迎え入れる行為の象徴として避けられやすい)
- 長距離旅行・帰省・重要な出張(移動が長いほど不安要素が増えるため)
優先度中:調整できるなら調整
- 新規契約・大きな買い物の決済(「帰る=落ち着く」が乱れる日に決断を重ねない)
- 金銭の貸し借り(古い暦注で避けるべき凶事として挙げられることがある)
- はじめて人を家に招く(お披露目・顔合わせなど、気を遣う用事は別日にすると安心)
優先度低:日常の移動は“慎重に”で十分
通勤や買い物など、日常の移動までゼロにするのは現実的ではありません。帰忌日は「やめる日」というより、焦らない日・余裕を持つ日として扱うほうが、心にも生活にもフィットします。
どうしても外せないときの“整え方”(スピリチュアル×現実の両輪)
帰忌日に移動や用事が入ることは、誰にでもあります。そんなときは「避けられない=不吉」ではなく、整えて通る発想に切り替えましょう。ここは読者満足度が高いパートなので、丁寧に書くほど滞在時間が伸び、SEOにも効きます。
現実的な対策(トラブル回避の実務)
- 出発を10〜20分前倒し(焦りが一番の凶を呼ぶ)
- 乗換・渋滞・天候を事前に確認し、代替ルートも用意
- 連絡は早めに。遅れそうなら先に一本入れて不安を増やさない
- 財布・鍵・書類など“帰るための道具”を前夜に揃える
スピリチュアルな整え方(気持ちを落ち着かせる儀式)
- 玄関を整える:たたきの砂・埃を払う、靴を揃える(「帰る場所」を清める)
- 塩をひとつまみ:外出前に玄関の隅に少量、帰宅後に処分(気持ちの区切り)
- お守り・香り:いつもの安心材料を持つ(ラベンダー系など“落ち着く香り”も相性が良い)
- 言葉で結界:「今日は慎重に、無事に帰る」と心で唱えて出る
ここでのコツは、派手なことをするより、小さな整えを丁寧に。それだけで“凶日を怖がる”から“凶日を扱える”へ、あなたの感覚が変わっていきます。
血忌日(ちいみび)との違い
「血忌日との違い」です。結論から言うと、帰忌日と血忌日は、似ているようで注意するテーマが違う凶日です。
帰忌日:テーマは「帰る・移動・家」
- 旅行、帰省、引っ越し、入籍、同居開始など家の切り替えに注意
- 移動の乱れ=予定の乱れにつながりやすいので、余裕が鍵
血忌日:テーマは「血・出血・血に関わる行為」
- 手術、抜歯など出血を伴うことを避ける、という伝統的な忌み
- 美容医療や大きな処置など、気にする人は日取りを見直すことも
同日に重なるときの考え方
帰忌日と血忌日が同日に重なることもあります。その場合は、気にする人ほど「長距離移動+出血系の予定」を同日に重ねないよう調整します。とはいえ、医療は必要性が優先です。気持ちが揺れるなら、帰忌日側は“整え”で対応し、血忌日側は主治医の方針に従う――この現実的な折り合いが一番安心です。
帰忌日はどうやって決まる?「節切り(せつぎり)」をやさしく
帰忌日が“ややこしい”と言われる一番の理由は、決まり方が新暦の1月・2月ではなく、二十四節気で区切る「節切り」を基本にしているからです。ここを押さえると、2026年の帰忌日も自分で確認できるようになります。
節切りとは
節切りは、年や月を「節(節気の切り替わり)」で区切って扱う考え方です。たとえば立春を境に“暦の上での年の気配”が変わる、というように、季節の節目で暦を読む方法ですね。暦注の多くは、この節切りで意味が切り替わります。
帰忌日の基本ルール(節月と日の十二支の組み合わせ)
帰忌日は、節切りで区切った月(節月)ごとに、特定の「日の十二支」が当てはまる日が帰忌日になります。ざっくり言うと次のパターンです。
- 子・卯・午・酉に当たる節月:寅の日が帰忌日
- 丑・辰・未・戌に当たる節月:子の日が帰忌日
- 寅・巳・申・亥に当たる節月:丑の日が帰忌日
自分で確認するための手順(ここを読めば迷わない)
- その日がどの節月に属するか(節気の切り替わりを確認)
- 節月の十二支(子・丑・寅…)がどれに当たるかを把握
- 上のルールに従って、該当する「日の十二支(子日・丑日・寅日など)」の日を探す
- 該当日が見つかったら、それが帰忌日
この手順を文章で読むと難しそうに見えますが、要するに「節月がどれか」「その月は子日・丑日・寅日のどれが帰忌日か」が分かれば、あとはカレンダーの干支を追うだけです。
2026年の帰忌日(帰忌日 2026)カレンダー
| 日付 | 六曜 | 九星 | 干支 | 十二直 | 二十八宿 | 暦注下段 | 新月満月 | 二十四節気 | 七十二候 | 旧暦 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年01月14日(水) | 赤口 | 七赤金星 | 戊子 | 閉 | 箕 | 一粒万倍日/神吉日/帰忌日/血忌日/復日 | 11月26日 | |||
| 2026年01月26日(月) | 先勝 | 一白水星 | 庚子 | 閉 | 畢 | 一粒万倍日/神吉日/月徳日/帰忌日/血忌日 | 12月8日 | |||
| 2026年02月08日(日) | 友引 | 五黄土星 | 癸丑 | 閉 | 房 | 一粒万倍日/八専間日/天恩日/帰忌日/血忌日 | 12月21日 | |||
| 2026年02月20日(金) | 仏滅 | 八白土星 | 乙丑 | 閉 | 婁 | 一粒万倍日/天恩日/神吉日/五墓(木)/帰忌日/血忌日 | 1月4日 | |||
| 2026年03月04日(水) | 仏滅 | 二黒土星 | 丁丑 | 閉 | 軫 | 一粒万倍日/大明日/神吉日/帰忌日/血忌日 | 1月16日 | |||
| 2026年03月05日(木) | 大安 | 三碧木星 | 戊寅 | 建 | 角 | 啓蟄/三隣亡/一粒万倍日/小土始まり/天赦日/帰忌日 | 啓蟄 | 蟄虫啓戸 | 1月17日 | |
| 2026年03月17日(火) | 大安 | 六白金星 | 庚寅 | 閉 | 室 | 三隣亡/一粒万倍日/帰忌日 | 1月29日 | |||
| 2026年03月29日(日) | 赤口 | 九紫火星 | 壬寅 | 閉 | 星 | 三隣亡/一粒万倍日/大明日/帰忌日 | 2月11日 | |||
| 2026年04月08日(水) | 仏滅 | 一白水星 | 壬子 | 成 | 箕 | 一粒万倍日/八専入り/天恩日/神吉日/月徳日/帰忌日 | 2月21日 | |||
| 2026年04月20日(月) | 赤口 | 四緑木星 | 甲子 | 成 | 畢 | 穀雨/一粒万倍日/甲子/天恩日/帰忌日 | 穀雨 | 葭始生 | 3月4日 | |
| 2026年05月02日(土) | 赤口 | 七赤金星 | 丙子 | 成 | 氐 | 一粒万倍日/大土終わり/帰忌日 | 満月 | 3月16日 | ||
| 2026年05月15日(金) | 先勝 | 二黒土星 | 己丑 | 成 | 婁 | 帰忌日 | 3月29日 | |||
| 2026年05月27日(水) | 友引 | 五黄土星 | 辛丑 | 成 | 軫 | 神吉日/帰忌日 | 4月11日 | |||
| 2026年06月09日(火) | 先負 | 九紫火星 | 甲寅 | 成 | 室 | 三隣亡/母倉日/帰忌日 | 4月24日 | |||
| 2026年06月21日(日) | 大安 | 七赤金星 | 丙寅 | 成 | 星 | 夏至/三隣亡/天恩日/母倉日/月徳日/帰忌日/往亡日 | 夏至 | 乃東枯 | 5月7日 | |
| 2026年07月03日(金) | 大安 | 四緑木星 | 戊寅 | 成 | 牛 | 三隣亡/小土始まり/母倉日/帰忌日 | 5月19日 | |||
| 2026年07月13日(月) | 先負 | 三碧木星 | 戊子 | 執 | 畢 | 不成就日/神吉日/帰忌日/復日 | 5月29日 | |||
| 2026年07月25日(土) | 大安 | 九紫火星 | 庚子 | 執 | 氐 | 中伏/神吉日/帰忌日 | 6月12日 | |||
| 2026年08月06日(木) | 大安 | 六白金星 | 壬子 | 執 | 奎 | 節分/八専入り/天恩日/神吉日/帰忌日 | 6月24日 | |||
| 2026年08月07日(金) | 赤口 | 五黄土星 | 癸丑 | 破 | 婁 | 立秋/八専間日/天恩日/受死日/帰忌日 | 立秋 | 涼風至 | 6月25日 | |
| 2026年08月19日(水) | 先勝 | 二黒土星 | 乙丑 | 執 | 軫 | 天恩日/神吉日/五墓(木)/母倉日/受死日/帰忌日 | 7月7日 | |||
| 2026年08月31日(月) | 先勝 | 八白土星 | 丁丑 | 執 | 危 | 不成就日/大明日/神吉日/母倉日/受死日/帰忌日 | 7月19日 | |||
| 2026年09月13日(日) | 仏滅 | 四緑木星 | 庚寅 | 執 | 星 | 三隣亡/月徳日/帰忌日 | 鶺鴒鳴 | 8月3日 | ||
| 2026年09月25日(金) | 仏滅 | 一白水星 | 壬寅 | 執 | 牛 | 三隣亡/大明日/帰忌日/往亡日 | 8月15日 | |||
| 2026年10月17日(土) | 先負 | 六白金星 | 甲子 | 満 | 氐 | 甲子/天恩日/帰忌日/天火日/狼藉日 | 9月7日 | |||
| 2026年10月29日(木) | 先負 | 三碧木星 | 丙子 | 満 | 奎 | 大土終わり/月徳日/帰忌日/天火日/狼藉日 | 9月19日 | |||
| 2026年11月11日(水) | 赤口 | 八白土星 | 己丑 | 満 | 軫 | 帰忌日 | 10月3日 | |||
| 2026年11月23日(月) 祝日/勤労感謝の日 |
赤口 | 五黄土星 | 辛丑 | 満 | 危 | 神吉日/帰忌日 | 10月15日 | |||
| 2026年12月05日(土) | 赤口 | 二黒土星 | 癸丑 | 満 | 柳 | 八専間日/天恩日/帰忌日 | 10月27日 | |||
| 2026年12月06日(日) | 先勝 | 一白水星 | 甲寅 | 平 | 星 | 三隣亡/不成就日/月徳日/帰忌日 | 10月28日 | |||
| 2026年12月18日(金) | 友引 | 三碧木星 | 丙寅 | 満 | 牛 | 三隣亡/天恩日/帰忌日 | 11月10日 | |||
| 2026年12月30日(水) | 友引 | 六白金星 | 戊寅 | 満 | 参 | 三隣亡/小土始まり/帰忌日 | 11月22日 |
2026年の帰忌日を扱ううえで絶対に落とさないでほしい注意点があります。
注意点1:年初(1月上旬)は“前年の節月”が混ざりやすい
節切りは節気で区切るため、1月上旬は「新暦では翌年」でも、暦注上は前年の節月として扱われる要素が残ることがあります。ここを無視して新暦の月だけで機械的に当てはめると、帰忌日が抜けたり、別の日が混ざったりしやすいのです。
注意点2:「だいたい12日おき」でも、完全な等間隔ではない
十二支は12日周期なので、帰忌日は体感として「だいたい12日おき」に現れます。ただし節月の切り替わりが挟まると、月またぎで間隔が詰まったり空いたりするように見えることがあります。表を作るときは「前回から12日足す」ではなく、必ず節月→該当干支の順に確認するのが安全です。
注意点3:帰忌日単体より「何と重なるか」で読者の悩みが決まる
帰忌日は単体で見るより、血忌日、受死日、不成就日、三隣亡、六曜など――他の暦注と重なるかどうかで、読者の“気にすべき度合い”が変わります。あなたの表では、重なり情報を付けてあげると、読者は「自分の予定に関係あるか」を判断しやすくなり、ページの価値が一段上がります。
よくある質問(Q&A)
Q:帰忌日に帰宅してしまったら、運気が下がりますか?
A:日常の帰宅まで恐れる必要はありません。帰忌日は「移動の節目は慎重に」という合図のようなもの。どうしても不安なら、帰宅後に玄関を整えて、深呼吸して「今日も無事に帰れた」と区切りをつけてください。それが一番きれいな“締め”になります。
Q:帰忌日に旅行の予約(申し込み)をしてもダメ?
A:伝統的な忌みは「出発・移動そのもの」を避ける発想が中心です。予約のように“移動前の準備”まで厳密に避けるかは、あなたの気持ち次第。気になるなら、予約はしても、支払い確定や重要な決断(高額プランの確定)を別日にする、といった調整でも十分です。
Q:六曜(仏滅・赤口)と帰忌日、どちらを優先すべき?
A:優先順位は人それぞれですが、現代的には「予定の性質」で決めるのが合理的です。たとえば引っ越しや婚礼のように“家・移動”がテーマの予定なら帰忌日を重視し、一般的なお祝い事なら六曜を参考にする――そんなふうに使い分けすると、暦に振り回されずに済みます。
まとめ:帰忌日は“帰る・移動・家”の注意日。2026年は節切りで丁寧に確認
帰忌日(きこにち)は、古い暦注で旅行・帰宅・引っ越し・婚礼などを慎むとされてきた凶日です。検索で出てくる帰己日は表記ゆれとして同義で扱われることが多く、また忌日とはが仏事の命日を指す場合もあります。さらに、帰忌日がややこしい最大の理由は、決まり方が新暦ではなく節切りにあります。

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