七夕の日は織姫と彦星が出会う日…特別なパワーにも満ち溢れる日です。そんな日に願いが叶うおまじないをしてみましょう!
また、短冊を書くなら願い事が叶うように書きましょう!
七夕とおまじない
七夕は、天の川によって隔てられた「織姫」と「彦星」が、1年に1度だけ会うことが許されるドラマチックな日です。
この日に降る雨は「催涙雨(さいるいう)」と呼ばれ、2人が会うことができず流す涙の雨とされます。一方で、地方によっては、2人がやっと会えたうれし涙のために、雨が降るとも言われています。
織姫と彦星が会うことができる「七月七日」はスピリチュアルなパワーが溢れる時別な日です。この日は願い事を叶えるおまじないがたくさんあります。
七夕が日本に伝わった頃からあるおまじないから、最近おまじなまでご紹介します!
七夕願い事が叶う短冊の書き方
七夕には「短冊に願いを書いて、笹に吊るす」という風習があります。これは江戸時代から始まり、それ以前は梶の葉に和歌をしたためて祀っていました。本来、短冊は五色で、里芋の葉にたまった夜露を集めて墨をすり、それで願いをしたためることが正式な方法です。里芋の葉は神から授かった露の水を集める傘の役割をしており、その水を使うことで、願いの成就や、文字の上達などの効果があるとされています。
五色の短冊の意味を知って願い事を叶える
七夕では短冊を作る時には基本的に「青(緑)・赤・黄・白・黒」の5色を使用します。しかし、黒は縁起が良くないとされることがあり、その代わりに一般的には「紫」を用いることが多いです。
この短冊の色使いは、古代中国の思想である「陰陽五行説」からきています。この思想では、「木・火・土・金・水」の5つの要素がそれぞれ「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒(紫)」に関連付けられています。さらに、この五行には孔子が説いた「五徳(仁・礼・信・義・智)」という思想が結びつけられています。従って、色と関連する”徳”に合わせた願い事を短冊に書くのが良いとされています。
あなたが何を願うのかによって、どの色の短冊を選ぶべきかを決めてみましょう。以下にその表を作成しました。
色(五色) | 徳(五徳) | 書くべき願い事の内容 |
---|---|---|
青(緑) | 仁 | 自分の成長、人間力の向上、周囲への感謝 |
赤 | 礼 | 両親や先祖、目上の人への感謝 |
黄 | 信 | 人間関係の改善や向上 |
白 | 義 | 規則の遵守、決心した事の達成 |
黒(紫) | 智 | 学問や学業の成就 |
願い事を叶える七夕の短冊の書き方
それでは願い事が叶いやすくなる短冊の書き方です。
短冊の願い事は断言方で
願い事を「~になりたい」「~をしたい」と書くよりも、より明確に「~になる!」「~をする!」と断言法で宣言することが大切です。
七夕の短冊に書く内容は、自己研鑽やこうなりたい!という目標の方がカナやすいためです。明確な宣言をすることで、願い事は叶いやすく、また達成しやすくなると言われています。
マイナスの言葉は避け、肯定的な表現にする
悩みや困難を抱えている時、マイナスの言葉を書きたくなるかもしれません。しかし、願いを実現するためには、否定的な言葉を避け、肯定的な表現を使うことが重要です。例えば、「健康に悪い肥満体型を治したい」ではなく、「健康な体になる!」「スリムな体型を手に入れる!」と具体的でポジティブな表現を心掛けましょう。
具体的な内容をでイメージを明確に
願い事や目標を具体的に書くことで、その実現に向けた明確なイメージを潜在意識に刻むことができます。具体的なイメージを作れるよう、短冊に書く内容も具体的にしましょう。「〇〇大学に合格する」「プロのサッカー選手になる」など、目標を具体的に描くことで、道筋が見え、さらに進むための動機づけにもなります。
水でも消えない油性ペンを使って書く
技術的なアドバイスですが、短冊に願い事を書く際は、油性ペンを使用することをおすすめします。七夕の時期は梅雨真っ只中で、短冊が雨で濡れてしまう可能性があります。願い事が消えてしまうのは縁起が悪いため、雨に濡れても消えない油性ペンを使用しましょう。
短冊の処分の仕方
短冊を飾った後の処分は、神社に持って行ってお焚き上げをしてもらうのが最適ですが、家庭で燃やすことも可能です。これは、願いを炎で浄化し、天に届けるという意味があります。
しかし、現代では燃やすのは難しい…!そのため、お礼を言って白い半紙に包んで普通に捨てましょう。
七夕で恋愛の願い事を叶える短冊の書き方
七夕の短冊は恋愛成就や復縁の願い事にも最適です。そのため、願いをかなえるための短冊の書き方を以下にご紹介します。
- 短の色は赤かピンク、復縁なら紫
短冊の色は赤やピンク、復縁なら紫で叶いやすくなります。 - 水で落ちないように書く
願いを書くときは、雨によって消えることがないように油性のペンを使用します。 - 願いごとは「~になる」と宣言して書く
消極的な表現よりも、「~になる」と宣言する形で書きます。 - 短冊を飾るのは6日夕方~7日夜まで
笹に飾るタイミングは6日の夕方から7日の夜までです。
七夕のおまじない、星映し
短冊に願いを書く以外にも、七夕には試してみたいおまじないがあります。それは、「星映し」です。これは、器に水を張って、その水面に織姫と彦星の2つの星が映ったら願いが叶うというロマンチックなものです。ただし、七夕が晴れる確率は低く、星が見えるとは限らないので、難易度は高めです。
蜘蛛の巣のおまじないで恋愛の願い事が叶う七夕のおまじない
蜘蛛を使った七夕のおまじないです。このおまじないはかなり古くからあります。
七夕の前日の朝に蜘蛛を捕まえて、箱の中に入れ、七夕の朝に巣が張られていれば好きな人からプロポーズされる、結婚できる、付き合えるとされています。
願い事が叶う里芋の七夕のおまじない
七夕の早朝に里芋の葉から朝露を取り、その朝露で墨をすり、願い事を紙に書くおまじないです。願い事を書いた紙は次に七夕まで取っておきましょう。
平安時代から続く七夕のおまじないで、願いが叶うだけではなく「文字が上達する」「稽古事が上手くなる」「芸事が上手くなる」「裁縫が上手くなる」とも言われています。
七夕にそうめんを食べて健康長寿のおまじない
七夕の食べ物といえばそうめんです。
細く長いそうめんを食べることで健康・長寿の願いが叶うと言われています。また七夕にそうめんを食べると願い事が叶うと言われています。
七夕になぜそうめんを食べるのかはこちらの記事を読んでね!
七夕で復縁のおまじない折り紙で彦星織姫を作る
復縁のおまじないです。七夕前日に笹を買って、折り紙で織姫と彦星を折り、名前を書いて笹に飾ります。
そして復縁の願いを込めて祈りましょう。七夕の日の夜には笹を片付けてなる早で処分するのがコツです。処分の仕方は「川に流す」のがいいのですが、現代だと難しいので普通に捨てても叶いますよ。
金銀短冊で恋愛が叶う七夕のおまじない
金色と銀色の短冊にそれぞれ好きな人と自分の名前を書いて、短冊を笹に飾るとあなたと好きな人が結ばれるとされています。
7回繰り返して願い事を叶える七夕のおまじない
七夕の日に同じことを7回繰り返して行うと、願いが叶うと言われています。7回するのはなんでもオッケー!
「同じ歌を歌う」「手を叩く」「ジャンプする」なんでもいいのです。小さなお子様と一緒にやってもいいので楽しんでくださいね!
五色の短冊で復縁できる七夕のおまじない
復縁のおまじないです。七夕の前日から始めます。
まず、青・白・黄・赤・黒の5色の短冊とペンを用意し、以下のように書きます。
- 青の短冊:別れた理由
- 赤の短冊:付き合っていた時に相手に感謝した出来事
- 黄の短冊:相手を悲しませない、と言う誓いの言葉
- 白の短冊:復縁が成功した時に相手にしてあげたい事
- 黒の短冊:あなたと相手の名前
そして七夕の日に番号の順に願いを込めて笹に飾っていきます。 これでおまじないは完了です。 短冊や笹は捨ててしまって構いません。
コメント