四柱推命の60干支の30番目に当たる癸巳についてです。
癸巳は粘り強くて絶対に諦めない…そのため強運の持ち主です。
癸巳とは
癸巳は四柱推命の60干支の30番目になります。癸巳(みずのとみ、きすいのみ、きし)とは、干支の組み合わせの30番目で、十干の辛と十二支の巳の年月日を指します。
四柱推命では日柱と呼ばれる生まれた日の干支=日干から、その人の本質や性格、運勢を読みとることができます。
癸巳のイメージ
干支の世界では、「癸巳」という組み合わせがあります。これは、自然の象徴としての「雨」を意味する「癸」と、時期を示す「夏の始まり」を象徴する「巳」が合わさっています。この二つの要素が結びつくことで、「癸巳」は独特の意味を持ちます。
「癸」は、潤いをもたらす雨を表します。これは、自然界にとって欠かせない恵みを意味し、生命の維持に必要な水分を供給する役割を持っています。「巳」は、暦の上では夏が始まる時期を示し、新しい生命の芽吹きや成長を象徴しています。
組み合わせた「癸巳」は、初夏に降る雨をイメージさせます。この時期の雨は、若葉をいきいきとさせ、自然に新鮮な息吹を与えます。それは、涼やかで心地よい癒しを提供し、同時に生命力あふれるエネルギーをもたらします。このように、「癸巳」は、包み込むような柔らかさと、のびやかな生命力を兼ね備えた、夏の始まりの象徴として捉えられます。
癸巳は異常干支
「異常干支」と聞いて心配する方もいるかもしれませんが、癸巳には多くの魅力とポテンシャルがあります。この干支の人々は、特にアーティスティックな才能に恵まれています。豊かな感性を持ち、創造性豊かな活動で大きな成果を上げることができるため、芸術や創作の分野での活躍が期待されます。例えば、浅田真央さんのように、選手引退後に自らショーを制作・上演し、成功を収めている人物も癸巳生まれです。
ただし、気ままな行動や突飛な言動で周囲を驚かせることがありますので、この点には注意が必要です。そうした性質をコントロールすることができれば、運勢もより安定するでしょう。
結婚生活では、波乱に富んだ展開が予想されますが、初婚のパートナーとの関係を維持することで運勢が上昇する傾向にあります。これは、安定した関係性が運の向上につながるという証です。
総じて、癸巳生まれの人々は、自らの豊かな感性と創造力を活かし、生活のあらゆる面で独自の道を切り拓くことができるでしょう。その際には、自身の特性を理解し、上手くバランスを取ることが成功の鍵となります。
癸巳はしつこいが強運
癸巳生まれの人が「しつこい」と評される背景には、その性格特性と伝統的な呼び名が深く関係しています。
性格面では、癸巳生まれの人は特に猜疑心が強く、一度疑いを持つと、その思いから簡単には離れられない傾向にあります。これは、相手に対する疑念が一度芽生えると、それが執拗に頭から離れず、関係が修復しにくい状況を生み出すこともあるでしょう。また、もし攻撃や屈辱を感じた場合、その記憶を長く引きずり、忘れることが難しい性質を持っています。
この干支は伝統的に「玄蛇」とも呼ばれており、蛇のようにしつこく、粘り強いというイメージがあります。この別名は、癸巳生まれの人の粘り強さや、一度固執するとなかなか手放さない性質を反映しています。
このような性格的特徴と「玄蛇」という象徴的な呼び名が組み合わさり、癸巳生まれの人がしつこいと見なされることがあるのです。しかし、この粘り強さは、ポジティブに捉えれば、目標達成のための強い意志となり、逆境を乗り越える力ともなり得ます。
癸巳のしつこさが強運の秘密
癸巳生まれの人が「強運」と評される理由は、彼らの特有の性格特性に深く根ざしています。この概念は、以前触れた「癸巳のしつこさ」にも直結しており、その執念深さがどのように捉えられるかによって、運の強さが決まると言えます。
癸巳生まれの人が持つ「しつこさ」や「執念深さ」は、一般的には否定的な意味合いで捉えられがちですが、実は彼らの最大の長所でもあります。「しつこい」という性質は、「濃厚で深い探求心」とも解釈でき、普通では見過ごされがちなことにも深く迫り、非凡な成果を上げることが多いのです。この深い探求心により、他の人が到達しえない高みに達することも少なくありません。
また、癸巳生まれは屈辱や挫折を強烈な動機付けとして成長の糧に変える能力を持っています。負けず嫌いの精神は、彼らを常に前進させ、多くの場合、見返りとして「強運」を引き寄せます。このように、何かを深く追求すること、そして挑戦し続けることが、彼らを強運に導く原動力となるのです。
癸巳生まれの人々は、ネガティブな状況でもポジティブな結果を生み出すことができる、そのような特性を持っています。彼らのこの不屈の精神と深い探求心が、彼らを運の強い人々として区別しているのです。
癸巳の性格の特徴
癸巳生まれの人々は、初夏の恵みの雨のように、純粋で豊かな感性を持つ努力家です。彼らはクールかつミステリアスな外見を持ちつつ、内面では非常に純粋で、周囲の人々の幸せを自分のことのように喜ぶことができる特性を有しています。彼らの優しさや思慮深さは多くの人を惹きつけ、周囲からの支援も受けやすいです。好奇心が旺盛で、アイデアに富み、感性の豊かさは彼らの大きな魅力の一つです。一度目標を定めると、その達成のために粘り強く努力を続ける忍耐力と強い意志の持ち主です。
癸巳生まれの女性の性格と特徴
癸巳を持つ女性は、穏やかで癒しを提供する計画的で強い意志を持つ人物です。彼女たちは、自分の理想や他人を助けるために、学んだ知識やアイデアを活用します。目標を達成するためには、綿密な計画を立て、地道に努力を続ける忍耐強さを持っています。その豊かな感性や独特の魅力は、多くの人を引きつけます。
癸巳の男性の性格と特徴
癸巳を持つ男性は、目標達成能力に優れ、持続力とやさしさを兼ね備えています。定めた目標に向かって緻密な計画を立て、知性を活かしながら粘り強く進み続けることができます。彼らは豊富なアイデアを持ち、目標に向かって投げ出さずに努力を続ける力強さがあります。また、社交的であり、人を大切にする性質があり、そのやさしさで周囲からも尊敬と愛情を集めます。
癸巳の相性
癸巳生まれの人は、互いに理解し合える戊辰や戊申と良好な関係を築きやすい一方で、癸亥や乙亥とは価値観の違いから理解し合うのが難しい場合があります。相性は多くの要素に依存しますが、このガイドが人間関係を深めるヒントになれば幸いです。
癸巳と相性の良い干支
- 戊辰と戊申の関係性: 癸巳生まれの人と特に相性が良いのは、戊辰と戊申です。これらの干支は互いにノリが似ており、人生の困難を笑顔で乗り越える力を持っています。共にパワフルで、お互いの存在が生活に活気と喜びをもたらします。
- 戊申: 戊申との関係は、天地徳合と呼ばれる最高の相性を誇ります。お互いの思考や考えを深く理解し合え、特に男女間では結婚しやすく、離婚しにくい関係になります。戊申の人は、その大らかさと優しさで、癸巳の感性豊かな部分を受け入れ、支え合うことができます。
- 戊辰: 戊辰と癸巳の間には、共通の価値観や目標に対する意気投合が見られます。戊辰の明るく前向きな性格は、癸巳の時々現れるためらいを励まし、ポジティブな方向へと導きます。この相性では、一緒にいることで互いに成長し、充実した関係を築くことができるでしょう。
相性の悪い干支
- 癸亥: 癸亥生まれの人は信頼できる存在であり、リーダーシップを発揮することが多いですが、癸巳の人にとっては、夢を追い求める姿勢が形にならないことがストレスの原因になることがあります。癸巳の実行力と比べ、癸亥の慎重さがフィットしない場合、関係は難しいかもしれません。
- 乙亥: 乙亥生まれの人は社交的で人気がありますが、内心をあまり表に出さない性質が、癸巳生まれの人との間に摩擦を生じさせることがあります。癸巳の人は直接的なコミュニケーションを好むため、乙亥の控えめな姿勢にイライラすることも。計画性の欠如も、行動的な癸巳の人にとっては挑戦的です。
癸巳(みずのとみ)の仕事運
癸巳生まれの人々は、その豊かな感性と人への優しさを活かした職業で輝くことができます。彼らはどのような仕事においても、地道な努力を惜しまず、信頼と評価を集める能力を持っています。特に「誰かの役に立つ」ことにやりがいを感じる癸巳生まれには、直接感謝を受け取ることができるサービス業や、医療・福祉関連の職種が向いています。また、独創的で感性豊かな仕事を通じて、他にはない価値を提供することもできるでしょう。
癸巳(みずのとみ)の恋愛運と結婚
癸巳生まれの人は、パートナーに対して深い愛情を注ぐことができると同時に、そのミステリアスで涼やかな魅力で相手を惹きつけます。愛する人には特に優しく、相手の心を深く理解し、癒しを提供することができるのです。恋人やパートナーとの関係においては、相手の感情を尊重し、一途に努力を続けることで、長く安定した関係を築くことが可能です。
ただし、その深い愛情ゆえに、時には思い込みが強くなりがちな点には注意が必要です。相手の立場に立って物事を考え、自分の視野が狭まっていないかを常に自問自答することが、健全な関係を維持する鍵となります。結婚生活では、お互いの感性や個性を尊重し合い、独立した関係性を築くことで、互いに満足のいく生活を送ることができるでしょう。
コメント