6月に入りましたね。紫陽花のおまじないの季節です。
このおまじない、とても古くからあるおまじないで、金運、健康運に良いとされています。
でもやり方がたくさんあるんですよ〜。それぞれご紹介します。
ここに掲載されている紫陽花のおまじないのやり方はほんの一例です。実際は地方によって色々なやり方がありますので、お住まいの地域に合わせて行ってくださいね!
紫陽花のおまじないの由来
紫陽花には昔から魔除けやお守りとして使われる風習があります。地域によって内容が異なりますが、基本的には「紫陽花を吊す」という部分が共通しています。「玄関や軒先に吊すと金運や幸運を引き寄せる」、「大切な物が家から無くならないようにする」、「トイレに吊すと婦人病にかからない」など、そのバリエーションはさまざまです。
紫陽花のスピリチュアルや風水についてはこちらの記事を読んでね!
紫陽花は魔除け
紫陽花が魔除けやお守りとして用いられる理由は、その花の丸い形に由来すると言われています。
現在一般的に見かける丸い形の紫陽花は、元々は日本のガクアジサイ(ガク咲き)が原種となっています。
現代でも関東を中心に山野に自生しているガクアジサイ(ガク咲き)…このガクアジサイ(ガク咲き)が西洋に渡り、品種改良されてる「手まり咲き」と称される丸い形の紫陽花となったのです。今ではガクアジサイの方が珍しいくらいですよね。
この紫陽花の丸い形状は、「薬玉(くすだま)」に酷似しています。現代では「くす玉」と言うと、祝い事で用いられる、割ると中から紙吹雪やテープが飛び出す「割り玉」のイメージが強いですが、実はこれは元々薬草を詰めた玉を花や五色の糸で飾り、魔除けとして用いていたものを指します。紫陽花の丸い形状が自然の薬玉に似ているため、魔除けのアイテムとして扱われてきたという説があるのです。
薬玉によく似た紫陽花を吊るして病魔を避けたということですね!
紫陽花はお金に困らない
また、この丸い紫陽花は蜂の巣にも似ています。
大きな商家の軒下に大きな蜂の巣やそれに似た玉のようなものがぶら下がっているのをみたことがあるでしょうか。
これは「たくさんの蜂が巣を出入りする」「蜂は働き者」「子孫繁栄」といった意味で飾られている縁起物です。蜂の巣のように多くのお客様が出入りする商売繁盛の祈願が込められています。
その蜂の巣の形状に酷似した「紫陽花」を店先に吊るして飾ることで、商売繁盛、金運上昇、厄除け、そして健康祈願の縁起物として、日本各地で「逆さ紫陽花」の風習が生まれたようです。
また、紫陽花は他の花々とは違う特性を持っています。桜が「散る」、菊が「舞う」、椿が「落ちる」と言われる中、紫陽花はその花が散らず、むしろ「しがみつく」と表現されることが多いのです。この特性も紫陽花が幸運をもたらすとされる理由の一つとなっています。
6月の「6」のつく日の紫陽花のおまじない、6月6日、6月16日、6月26日
紫陽花は縁起花とも称され、その名の通り6月の「6」のつく日(6月6日、6月16日、6月26日)に逆さまに吊るすと、紫陽花が魔除けの役割を果たし、あなたを不運から護り金運をあげてくれると言われています。6月26日が一番効果があると言われています。
各日の早朝に紫陽花をつんできます。
そして自身の名前と生年月日を半紙に黒いペンで記述しましょう。その後、半紙で紫陽花を包み、逆さに玄関やキッチンに吊るすだけです。これにより悪い運気が追い払われ、良い運気が流れ込むとされています。
もし6月6日に紫陽花を吊るすなら、その日から次の6月6日まで1年間紫陽花を吊るしておくとよいでしょう。この魔除けの紫陽花は兵庫県の「若狭野天満神社」でも手に入ります。ここで手に入る紫陽花は恋愛運アップの効果もあるとされているので、おすすめです。
6月10日の紫陽花の金運のおまじない
6月10日に紫陽花のおまじないを行うと、「その日から1年間、お金に困ることがない」と言われています。金運アップを望む人は、6月10日にこのおまじないを行いましょう。
方法は非常にシンプルです。6月10日当日の早朝に紫陽花を一本摘み、逆さに吊るすだけ。家の中だけでなく、玄関や軒先でも大丈夫です。風通しの良い、邪魔にならない場所に吊るしてください。
昔は家の軒先に蜂の巣を吊るすことで商売繁盛を祈っていました。紫陽花の花びらが集まっている様子は蜂の巣に似ており、それが蜂の巣の代わりとして縁起の良い紫陽花が飾られるようになったと言われています。
夏至の紫陽花のおまじない
夏至は、北半球で一番日の長い日であり、南半球では最も日の短い日です。おおよそ6月中旬が夏至の日で、この日に限定の運気を上げる紫陽花のおまじないが存在します。
おまじないのために、夏至の日の前日の早朝に、地面や鉢植えに生えている紫陽花を一本摘みます。その紫陽花を夏至の日の日の出前に半紙で包み、金銀の水引きをかけてください。その後、玄関や軒先に紫陽花を逆さに吊るしましょう。
金銀の水引きをかけた紫陽花を逆さに吊るすことで、「その1年間、小銭に困らない(小銭が貯まる)」とされています。金銀の水引きの結び方が難しい場合は、熨斗袋に入れて吊るしても問題ありません。
金運アップのための紫陽花のおまじない
紫陽花のおまじないを行いたいが、一本そのまま一年間吊るしておくのは難しい…そんな時には、紫陽花の花びらを財布や通帳に挟むという方法がおすすめです。
紫陽花の花びらを四つ取り、それを半紙で挟んで押し花にします。それをお財布の中に入れたり、通帳に挟んだりします。すると、紫陽花の魔除けの効果により悪い運気が退散し、良い運気が訪れるでしょう。その影響であなたの金運も上がります。
また、縁起花である紫陽花を花瓶に入れて玄関に飾るという金運アップのおまじないもあります。紫陽花は幸運を運んでくれる縁起の良い花です。6月になったら紫陽花を飾り、金運を上げてみてください。
7月の土用の丑の日の紫陽花のおまじない
7月の土用の丑の日の早朝に紫陽花をつんで、白い和紙などに包んで紅白の水引をかけて軒下や玄関に逆さまに吊るすと「お金に困らない」「小銭に困らない」と言われています。
2024年の「土用の丑の日」は7月24日と8月5日となります。
恋愛運アップのための紫陽花のおまじない
紫陽花は水分をよく吸収する花で、「悪い運気を吸い取り、良い運気を増幅させる」とされています。恋愛運を上げたいときは、家の中心から見て東または南東の方角にある部屋に、赤系の紫陽花を飾りましょう。東の方角は木の気が存在し、木の気は恋愛運に良い影響を与えます。また、南東は風水では「夫婦の方」を表すとされています。そのため、赤系の紫陽花を東または南東の方角に飾ることで、恋愛運を上げることができると言われています。
また、紫陽花の花を待ち受けにすると恋が叶うと言われていますよ〜。特にハート型になった紫陽花がいいんだとか。
健康運を上げるトイレの紫陽花のおまじない
ゴールデンウィークが終わり、夏が来るまでの休みが少なく、また梅雨特有の湿気により体調を崩しやすい季節。そんなときには、健康運を上げる紫陽花のおまじないがオススメです。
おまじないには半紙、紅白の水引き、そして1本の紫陽花が必要です。半紙には「烏(からす)枢沙摩金剛明王位」と記載してください。次に半紙で紫陽花を包み、水引きでくくります。
その紫陽花をトイレの壁に逆さまに吊るしてみましょう。特に「女性の婦人病を防ぐ」効果があるとされています。この家に住む女性が、逆さまに吊るされた紫陽花によって「根付かない=寝付かない」という意味合いから、健康運が上昇するとされています。
紫陽花のおまじない捨て方、紫陽花のおまじないが終わったら
紫陽花のおまじないは1年間飾ったら終わりです。
翌年、新しいものと入れ替えましょう。古いものは感謝して普通に捨てて問題ないですよ。
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