四柱推命において、天地徳合、別名晦気または晦気殺とは、二つの干支が特定の関係にある状態を指します。具体的には、天干(年、月、日、時の上部にある文字)が干合し、地支(天干の下にある文字)が支合することを言います。
天地徳合が命式に現れると、一般的には吉祥の兆しとされ、その人は他人から好かれやすい性質を持つと言われています。特に、月柱と日柱が天地徳合になっている場合、夫婦間の円満な関係を示唆します。
個人間の関係において、二人の日柱が天地徳合を形成している場合は、相性が非常に良く、運命的に強く引き合うことを意味します。しかし、相手の思考をあまりにも深く理解し過ぎることで、時にはトラブルの原因になることもあります。
今回はこの晦気殺についてです。
晦気殺は最近ではあまり重要視されなくなりましたので、こんな話もある程度で聞いてくださいね。
晦気殺とは
晦気殺とは、二つの干支が特定の関係にある状態を指します。具体的には、天干(年、月、日、時の上部にある文字)が干合し、地支(天干の下にある文字)が支合することを言います。
晦気殺は、人生で特別な期間を表します。これは、非常に良い出来事と同時に悪い出来事が起こりやすい、不安定な状態を指します。人生でこれまで経験したことがないような出来事が起こる可能性があるため、予想外のトラブルに見舞われることもあります。例えば、宝くじに当選した直後に病気や事故に遭遇するなど、幸運と不運が密接に結びついています。
晦気殺の周期と影響
晦気殺は60年に一度訪れる運命の周期であり、生まれた年の干支によってそのタイミングが異なります。このため、一生のうちに晦気殺を2回経験する人もいます。この期間は、特に年運に大きな影響を受けるため、病気や事故、人間関係のトラブルなどに見舞われやすいとされています。晦気殺には特定の対処法がなく、陰徳を積むことや勉強に励む天中殺とは異なります。
年 | 干支 | 晦気殺(天地徳合) |
---|---|---|
2020 | 庚子 | 乙丑 |
2021 | 辛丑 | 丙子 |
2022 | 壬寅 | 丁亥 |
2023 | 癸卯 | 戊戌 |
2024 | 甲辰 | 己酉 |
2025 | 乙巳 | 庚申 |
2026 | 丙午 | 辛未 |
2027 | 丁未 | 壬午 |
2028 | 戊申 | 癸巳 |
2029 | 己酉 | 甲辰 |
2030 | 庚戌 | 乙卯 |
2031 | 辛亥 | 丙寅 |
2032 | 壬子 | 丁丑 |
2033 | 癸丑 | 戊子 |
2034 | 甲寅 | 己亥 |
2035 | 乙卯 | 庚戌 |
2036 | 丙辰 | 辛酉 |
2037 | 丁巳 | 壬申 |
2038 | 戊午 | 癸未 |
2039 | 己未 | 甲午 |
2040 | 庚申 | 乙巳 |
2041 | 辛酉 | 丙辰 |
2042 | 壬戌 | 丁卯 |
2043 | 癸亥 | 戊寅 |
2044 | 甲子 | 己丑 |
2045 | 乙丑 | 庚子 |
2046 | 丙寅 | 辛亥 |
2047 | 丁卯 | 壬戌 |
2048 | 戊辰 | 癸酉 |
2049 | 己巳 | 甲申 |
2050 | 庚午 | 乙未 |
2051 | 辛未 | 丙午 |
2052 | 壬申 | 丁巳 |
2053 | 癸酉 | 戊辰 |
2054 | 甲戌 | 己卯 |
2055 | 乙亥 | 庚寅 |
2056 | 丙子 | 辛丑 |
2057 | 丁丑 | 壬子 |
2058 | 戊寅 | 癸亥 |
2059 | 己卯 | 甲戌 |
2060 | 庚辰 | 乙酉 |
2061 | 辛巳 | 丙申 |
2062 | 壬午 | 丁未 |
2063 | 癸未 | 戊午 |
2064 | 甲申 | 己巳 |
2065 | 乙酉 | 庚辰 |
2066 | 丙戌 | 辛卯 |
2067 | 丁亥 | 壬寅 |
2068 | 戊子 | 癸丑 |
2069 | 己丑 | 甲子 |
2070 | 庚寅 | 乙亥 |
2071 | 辛卯 | 丙戌 |
2072 | 壬辰 | 丁酉 |
2073 | 癸巳 | 戊申 |
2074 | 甲午 | 己未 |
2075 | 乙未 | 庚午 |
2076 | 丙申 | 辛巳 |
2077 | 丁酉 | 壬辰 |
2078 | 戊戌 | 癸卯 |
2079 | 己亥 | 甲寅 |
対処法
晦気殺の期間中は、無理な行動を避け、静かに過ごすことが推奨されます。転職、引っ越し、結婚、家や車の購入など、人生の大きな転機となる出来事は、晦気殺が終わった後に計画すると良いでしょう。このようにして晦気殺を乗り越えることで、運命の波を乗り切ることが可能です。
晦気殺は、良いことと悪いことが同時に起こりやすい不安定な期間を指します。60年に一度訪れるこの周期は、誰にでも影響を及ぼす可能性があります。この時期は、静かに過ごし、大きな決断や変更を避けることが賢明です。晦気殺を上手く乗り越えることで、人生の次のステージへと進む準備を整えることができます。
晦気殺の相手との関係について
晦気殺は、価値観の不一致を象徴する期間でもあります。この時期には、相性の合わない人との関係が特に難しくなりがちです。これらの関係では、意見の相違やトラブルが頻発し、物事がスムーズに進まないことが多いです。特に、自分とは正反対の干支に属する人とは、価値観が大きく異なることが予想されます。
晦気殺(天地徳合)の影響
晦気殺(天地徳合)が命式に現れると、一般的には吉祥の兆しとされ、その人は他人から好かれやすい性質を持つと言われています。特に、月柱と日柱が天地徳合になっている場合、夫婦間の円満な関係を示唆します。
個人間の関係において、二人の日柱が天地徳合を形成している場合は、相性が非常に良く、運命的に強く引き合うことを意味します。しかし、相手の思考をあまりにも深く理解し過ぎることで、時にはトラブルの原因になることもあります。
運命の流れと天地徳合
運命の流れ(行運)において天地徳合が現れた場合、その影響は吉凶どちらも考えられます。運気が不安定になり、何らかの大きな出来事が生じる可能性があります。特に、命式中で日柱に天地徳合が現れる場合は、その影響が最も大きいとされています。
価値観の相違
晦気殺の相手とは、根本的に価値観が異なる人のことを指します。このような人とは、意見が合わないことが一般的で、特に支合(対極にある干支の関係)にあたる人とは、真逆の価値観を持つと解釈されます。このため、お互いの立場や考え方が大きく異なり、合意に至りにくい状況が生まれます。
対処法
晦気殺の関係にある相手とは、友人関係であれば大きな問題はないものの、仕事上の上司や結婚相手といった重要な関係では、うまくいきにくいことがあります。しかし、互いに相手の意見や価値観を尊重し合うことで、関係は改善されていく可能性があります。友人や同僚といった身近な関係では、晦気殺であっても問題なく付き合っていくことができます。
晦気殺の期間は、価値観が合わない人との関係が難しい時期を表します。これは特に、自分と正反対の性質を持つ人との間で顕著になります。しかし、相手の意見を尊重し、理解しようとする姿勢があれば、これらの関係も徐々に改善されていくことでしょう。重要なのは、相違点を認め合い、お互いの立場を尊重することにあります。
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