タロット占いに興味がある方なら、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
「大アルカナだけで占うのと、小アルカナも使うのはどう違うの?」と。
実はこの2つのスタイルには、それぞれに特徴・意味・メリット・デメリットがあります。
この記事では、スピリチュアル好きなあなたのために、大アルカナだけで占う場合と、小アルカナも含めたフルデッキで占う場合の違いを、わかりやすくまとめました。
大アルカナだけで占うってどういうこと?
まず、タロットカードは全部で78枚あります。
そのうち、「大アルカナ」と呼ばれるカードは22枚。
「愚者」「女教皇」「恋人」「死神」「世界」など、人生の大きなテーマや魂の旅路を象徴するカードたちです。
大アルカナだけで占うスタイルの特徴
- 人生の転機や運命、魂の目的など、大きなテーマを読み解くのに適している
- カードの数が22枚と少ない分、ストレートでインパクトのあるメッセージを受け取りやすい
- 初心者でも扱いやすく、感覚的に理解しやすい
たとえば、「この恋に意味はあるのか?」「人生の転職は正しい道か?」など、“魂レベル”の問いかけにピッタリなのが大アルカナ占いです。
小アルカナも含めたフルデッキ占いって?
一方、小アルカナは56枚あり、「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」の4つのスートに分かれています。
それぞれ現実的なテーマを表しており、日常生活・感情・行動・お金・人間関係などの具体的な出来事を読み取ることができます。
フルデッキ(78枚)で占うスタイルの特徴
- より詳細で具体的なアドバイスや状況把握ができる
- 「何が起こっているか」だけでなく、「どう動くべきか」「どんな選択肢があるか」が明確になる
- 恋愛、仕事、金運などの実生活に密着した悩みを多角的に見られる
たとえば「彼がなぜ連絡をくれないのか」「仕事で成功するにはどんな努力が必要か」など、“現実的な問題”には小アルカナの視点が大活躍です。
大アルカナだけで占うメリット・デメリット
メリット
- インパクトのある結果が出やすい
- 魂や運命に関する問いに向いている
- カードの意味が覚えやすく、初心者にやさしい
- 物事の「本質」や「運命の流れ」をざっくりと掴める
デメリット
- 具体的なアドバイスには弱い
- 細かい状況分析や人物描写が苦手
- 問いによっては、ぼんやりとした印象になりやすい
小アルカナも使うフルデッキ占いのメリット・デメリット
メリット
- 具体的・現実的な問題にしっかり答えてくれる
- 細かい状況や人間関係を描写できる
- アドバイスの幅が広がり、“どうしたらいいか”が見えてくる
デメリット
- カードの数が多く、初心者には覚えるのが大変
- 意味が細かく、リーディングに時間がかかることも
- 質問内容によっては、全体像を捉えるのが難しくなることがある
どっちが当たる?シチュエーション別おすすめ占い方
【恋愛の悩み】
- 大アルカナのみ:運命の出会い・別れ・魂のつながりなどを知りたいとき
- フルデッキ:彼の気持ち・今後の展開・具体的な行動アドバイスがほしいとき
【仕事の悩み】
- 大アルカナのみ:転職すべきか・今の仕事が天職かどうか
- フルデッキ:上司や同僚との関係、成功へのステップなど細かく見たいとき
【人生の悩み】
- 大アルカナのみ:自分の使命や今の生き方への問いかけ
- フルデッキ:現実的な選択肢や、日々の行動への指針を知りたいとき
スピリチュアル的に見る「使い分け」のコツ
実は、タロット占いは“問いの深さ”によってデッキを使い分けるのが理想的です。
スピリチュアルな世界では、「宇宙に問いを投げかけたとき、返ってくる答えはその“意図の強さ”に比例する」と言われています。
- 魂からの問い=大アルカナ
- 日常からの問い=フルデッキ
このように、問いの“レイヤー”に応じて使い分けることで、タロットの持つ本来のメッセージを、より正確にキャッチできるのです。
まとめ:大アルカナと小アルカナ、どちらもタロットの大切な仲間
どちらが正解か、ではなく、どちらも必要な存在。
タロットは、魂の声を聴き、現実を生きる私たちを支えてくれる神秘のツールです。
- 大アルカナは、魂の声や運命の流れに耳を傾けたいときの強力な味方
- 小アルカナは、日々の選択や現実的なアドバイスを届けてくれる身近なサポーター
あなたの問いが「深い魂の探求」なのか、「現実の悩みの解決」なのかを感じ取り、その時々で適したカード構成を選んでください。
タロットは、あなたの内なる声に気づくための魔法の鏡。
大アルカナでも、小アルカナでも、その鏡の向こうには、今のあなたに必要な真実が映し出されています。
次にカードを引くとき、あなたはどんな問いを宇宙に投げかけますか?
そして、どんなカードがあなたに語りかけてくれるでしょうか…。
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