十死日とは、やってはいけないこと

十死日とは 吉日カレンダー

十死日は、「暦中下段」と呼ばれる、昔の暦に記されていた吉凶や運勢を示す暦注の一つです。この言葉は「死」という字を含んでいるため、一見すると不吉な印象を受けますが、具体的にどのような日なのかを見てみましょう。

暦注には、その日の吉凶を示すものが多く含まれていますが、十死日は特に「凶日」とされています。ただし、これは迷信に基づいたものであり、現代では信じる必要はないとされています。親しみやすく言うと、十死日に特別なことを避ける必要はなく、普段通りの生活を送るのがおすすめです。

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十死日とは何か

十死日は、過去の日本で使用されていた暦の注釈の一つで、「暦中下段」と呼ばれる部分に記されていました。この日は非常に凶とされる日であり、「十死一生日」「十死」「天殺日」などとも呼ばれます。これらはすべて大凶日とされ、受死日に次ぐほどの不吉な日とされています。

十死日の特徴と由来

十死日は、葬式や婚礼などを行うには不適切な日とされており、これらを行うと災難が起こるとされています。この日の名前の由来は、宝頂山の麓で久命(くめ)という名の法王とその9人の王子が同じ日に亡くなった伝説によるものです。

十死日の起源

十死日の詳しい起源は不明ですが、「酉巳丑」の日がこの日の基準とされています。これは、中国の陰陽五行説や四柱推命、算命学などの伝統的な占い理論で重要な役割を果たす三合会局と関連があるとされています。

三合会局とは

三合会局において、「巳-酉-丑」は三合金局と呼ばれます。この配置は、十二支を円形に配置した際に正三角形を形成することから、特別な意味を持つとされています。この三つの干支が揃う日は、特定のエネルギーが強調されると考えられています。

占いの世界では、特定の形や数に意味を見出す傾向があります。たとえば、西洋占星術では12星座を火、地、風、水の4つの元素に分けて解釈します。これに似て、十二支も特定のグループに分けて解釈されることが多いです。

十死日の読み方

十死日の読み方は「じゅうしにち」です。他には「十死一生日」「十死」「天殺日」「十死一生」「十死一生の日」と言われることもあります。

十死日にやってはいけないこと

十死日は古い日本の暦注で「大悪日」とも記されており、凶日とされる日の中でも特に避けるべき日とされています。この日は、すべての行動やイベントに対して凶の影響があるとされており、慎重に行動することが推奨されます。

十死日にやってはいけないこと

十死日には、以下のような行事を避けることが特に推奨されています。

  1. 葬送: 葬式やその他の葬儀関連の行事は、この日に行うと災難が起こるとされています。
  2. 嫁取り(結婚式): 結婚式などの婚礼関連の行事も不吉とされており、他の日に行うのが望ましいです。
  3. 戦闘: 古くは、戦闘や争いごともこの日に行うのは避けるべきとされていました。

最近の書籍では、これらの行事について特に悪影響があると解説していますが、昔の暦を解説する古い書籍ではこれらの詳細な記述が見られないことがあります。

結婚式や祝い事を十死日に行っても大丈夫?

十死日に結婚式や七五三などの祝い事を行うことについて不安を感じる方もいるかもしれませんが、十死日はキリスト教、仏教、神道とは関連がないため、教会や寺院、神社での行事には影響しません。したがって、宗教的な儀式においては十死日を特に気にする必要はありません。

ただし、個人的に気にされる場合は、行事を他の日に移すのも一つの選択です。なお、一般的には仏滅や赤口などの六曜の方が社会的に問題視されがちです。もし六曜を考慮するのであれば、特に大安や友引などの吉日を選ぶと良いでしょう。

買い物や納車は十死日に避けるべき?

普段の買い物に関しては十死日に特に気にする必要はありません。しかし、高額な購入や縁起物に関しては、縁起を担ぐ意味で他の日を選ぶ方が適切かもしれません。納車に関しても、基本的には問題ないですが、こちらも縁起を考えると他の日に控えることをおすすめします。

十死日と他の暦注が重なったら

十死日を含む暦注下段は科学的な根拠に基づいていないため、迷信と考えられます。このような日の出典は明確でなく、占い全般が迷信に分類されることが一般的です。十死日に特別な意味を与える必要はなく、気にしないのが最も良い対処法です。

十死日と他の吉日が重なる場合

十死日は暦注下段に属し、通常は凶日とされています。他の吉とされる暦注、例えば「大明日」や「天恩日」と重なった場合、一般的には暦注下段では悪い日が優先されると言われています。つまり、十死日が重なっている日は、他の吉日の効果を上回る凶の影響があると考えられます。

十死日と大安などの六曜

大安などの六曜と十死日が同じ日に重なる場合は、どちらを信じるかは個人の判断に委ねられます。占いの結果が吉であったり凶であったりすることは一般的で、異なる占い体系を同一の基準で評価することは困難です。六曜は旧暦を基にしており、暦注下段は二十四節気(節切り)を基にしています。

暦の基準の違い

六曜は月を基準に、二十四節気は太陽を基準にしています。今の12ヶ月制の新暦を基準に生活している中で、十死日を二十四節気で考えるのは矛盾があると感じる人もいるかもしれません。このような違いが、占いや暦注の解釈に混乱を招く原因となっています。

十死日と受死日、どちらが悪い日か

暦注においては、受死日が最も悪い日とされていますが、十死日も非常に不吉な日として扱われています。特に十死日は葬儀を避けるべき日とされることもあり、その影響がより強調されることが多いです。

十死日と不成就日の比較

十死日と不成就日を比較するのは本来意味がないことかもしれませんが、どちらも特定の行事や重要な決定に不向きな日とされています。不成就日は結婚、開店、子供の命名、移転、契約など、新たな始まりに関わる事柄に対して不吉とされますが、これらの行為を避ければ特に問題はないとされています。十死日は不成就日よりも広範に悪影響を及ぼすとされるため、より慎重に避けるべき日とされています。

2024年の十死日

十死日は節切りに十二支(干支)で決まります。1・4・7・10月は酉の日、2・5・8・11月は巳の日、3・6・9・12月は丑の日となっています。

  • 1・4・7・10月:酉の日
  • 2・5・8・11月:巳の日
  • 3・6・9・12月:丑の日

2024年の十死日

節月 六曜 十二直 干支の日
2024年1月14日 12月 先負 丑の日
2024年1月26日 12月 先負 丑の日
2024年2月15日 1月 赤口 酉の日
2024年2月27日 1月 赤口 酉の日
2024年3月6日 2月 友引 巳の日
2024年3月18日 2月 仏滅 巳の日
2024年3月30日 2月 仏滅 巳の日
2024年4月7日 3月 赤口 丑の日
2024年4月19日 3月 先勝 丑の日
2024年5月1日 3月 先勝 丑の日
2024年5月9日 4月 大安 酉の日
2024年5月21日 4月 大安 酉の日
2024年6月2日 4月 大安 酉の日
2024年6月10日 5月 先負 巳の日
2024年6月22日 5月 先負 巳の日
2024年7月4日 5月 先負 巳の日
2024年7月12日 6月 赤口 丑の日
2024年7月24日 6月 赤口 丑の日
2024年8月5日 6月 友引 丑の日
2024年8月13日 7月 仏滅 酉の日
2024年8月25日 7月 仏滅 酉の日
2024年9月6日 7月 大安 酉の日
2024年9月14日 8月 先勝 巳の日
2024年9月26日 8月 先勝 巳の日
2024年10月16日 9月 仏滅 丑の日
2024年10月28日 9月 仏滅 丑の日
2024年11月17日 10月 友引 酉の日
2024年11月29日 10月 友引 酉の日
2024年12月7日 11月 大安 巳の日
2024年12月19日 11月 大安 巳の日
2024年12月31日 11月 赤口 巳の日

 

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