2024年11月21日は赤口

初午と厄払い

初午と厄払い 吉日カレンダー

初午の日に厄払いという方も多いでしょう。
初午と厄払いについてです。

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初午とは

初午の日は2月の最初の午の日のことです。そのため、毎年初午の日は変わります。
その年始まって最初の初午(一月の初午)も初午ですが、通常はお稲荷様の祭りの日である2月を初午と言います。そのため2月の初午は旧暦で行う場合は三月に入ることもあります。
2025年の初午の日は2月6日になります。

2月の2回目の午の日のことを二の午と言います。 2月の1回目の午の日を「初午」、3回目の午の日を「三の午」と呼びます。

初午の日の意味と由来

宇迦之御魂神と初午の日

初午の日は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が伊奈利山へ降臨した日とされています。この出来事が和銅4年(711年)2月11日(一説には2月9日)にあったとされ、それが初午の始まりと言われています。

初午と農作業

春の初め、旧暦の2月にあたる3月に初午が来るため、元々は農作業を始める日としても重要でした。豊作を願い、新しい年の農作業を開始する日として、稲荷神社での豊作祈願の祭りと結びついていました。

馬頭観音と初午

馬頭観音様の由来

馬頭観音様は、頭上に馬頭をいただき、畜生界を救う力を持つとされています。普通は三面に八腕を持ち、怒りの表情をしています。この怒りは、人々の煩悩や苦しみに対して向けられたもので、人々を救う力が強いことを表しています。

馬頭観音と馬

馬頭観音は武士に信仰され、江戸時代には馬の守護神として広く信仰されるようになりました。馬と人との深い関係を守り、亡くなった馬の冥福を祈る役割も持っていました。

馬頭観音と初午の祭り

馬頭観音様も初午の日に祭りが行われることがあります。これは「馬」と「午」の縁から来ています。多くの場所では19日を馬頭観音の縁日としていますが、初午を実際の年初めの午の日、すなわち1月の午の日にする地域もあります。

厄払いは初午の日

初午の日は、稲荷神である宇迦之御魂神や保食神、また馬頭観音を祀る寺社で特に重要な日とされています。この日に行われる初午祭では、厄除けや厄祓いの儀式が行われることが多く、多くの人々がこの日を選んで厄払いを行います。特に厄年の人や稲荷信仰、馬頭観音信仰を持つ人にとって、初午の日は最もご利益があるとされる日です。

厄払いとは

厄払いは、個人が迎える「厄年」に不幸や災難を避け、健康と幸福を祈願するための儀式です。厄年は特定の年齢に訪れるとされ、この年には特に注意が必要とされています。厄払いでは、神社や寺院で神職や僧侶によって祈祷が行われ、厄除けのお守りや護符が授与されることが一般的です。

初午の日に行う厄払い

宇迦之御魂神と保食神の神社での厄払い

稲荷神社では、宇迦之御魂神や保食神を祀り、初午の日に豊穣と繁栄、厄除けのための祭りが行われます。これらの神社では、初午の日に特別な厄払いの儀式が行われることが多く、多くの信徒がこの日に訪れます。

馬頭観音を祀る寺社での厄払い

馬頭観音は、畜生界を救う力を持つとされており、特に馬や他の動物の守護神として信仰されています。馬頭観音を祀る寺社でも、初午の日に厄除けや安全を祈願する儀式が行われます。特に動物と関わる人や馬頭観音信仰を持つ人にとって、この日の厄払いは大きな意味を持ちます。

厄払いを行うタイミング

厄払いの適切な時期

厄払いを行う具体的な時期については、地域や神社、寺院によって異なります。一般的には、厄年の年の初めに行うことが多いですが、初午の日など特定の吉日に行うことで、より大きな効果が期待されます。具体的な日程や厄払いの方法については、信仰する神社や寺院に相談することが重要です。

厄払いの準備と心構え

厄払いを受ける際は、心を清め、神聖な場所である神社や寺院に敬意を払いながら参拝することが大切です。また、厄払い後は、授与されたお守りや護符を大切に持ち、日々の生活に感謝の気持ちを持って過ごすことが、厄除けの効果を高めるとされています。

初午にお参りするスピリチュアルな意味

初午にお参りをすることは、稲荷神や馬頭観音の功徳を受けるため、そして干支の「午」に込められた縁起の良さを享受するためです。午は方角で言えば南、時間で言えば正午を指し、太陽が最も強く輝く時間を象徴しています。馬は古来から人の生活に不可欠な存在であり、神聖な存在とされてきました。この神聖な「午」の日に、信仰深い稲荷神をお参りすることは、多くのご利益を得られるとされています。

初午の五色旗とその意味

五色旗の由来

五色旗は古代中国の五行説に基づいており、木(青)、火(赤)、土(黄)、金(白)、水(黒)を象徴しています。これらは宇宙を構成する基本的な要素であり、方角や季節、色など様々なものを表しています。

現代の五色旗

現在の五色旗は緑、黄、赤、白、紫の5色で表され、緑は青の代わり、紫は黒の代わりとして使われています。地域や神社によっては、四色旗や赤い旗を使用する場所もあります。

五色旗の奉納

五色旗は神社で授与され、奉納することができます。奉納時には、旗に「正一位稲荷大明神」と日付、自分の名前などを書くことがあります。これは、その年の厄除けや家族の安全を祈願するためのものです。地域や神社によって異なるので、詳細は社務所で確認してください。

稲荷神社ののぼり旗とその意味

赤いのぼり旗

多くの稲荷社では、赤いのぼり旗が使用されており、「正一位稲荷大明神」と書かれています。これは神階最高位であることを示し、赤色は稲荷大明神の力の豊穣を表す色とされています。赤い鳥居と共に、稲荷神社の象徴的な色です。

のぼり旗の奉納と風習

のぼり旗は子供の名前を書く地域もあり、家族の安全や子供の成長を祈願する意味も込められています。奉納の方法や書き方は神社によって異なるため、事前に社務所で尋ねることが大切です。

初午にお参りすることは、ただの伝統行事ではなく、自分や家族の安全と繁栄を祈る深いスピリチュアルな意味があります。これらの風習を理解し、心を込めてお参りすることで、より多くのご利益を受けることができるでしょう。

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