3という数字…みなさんお好きですか?
この数字の3はとての不思議な数字で、オカルティックですが色々な国の宗教でもよく出てくる数字です。日本の諺でも3という数字を使ったものが多いですよね!
この3という数字の不思議と縁起についてです。
3の数字の不思議、神話の三位一体や聖書の数字の3
3という数字は神話や聖書にも登場します。
3の不思議、三位一体
三位一体とはキリスト教の神学における重要な概念で、神が三つの「位格」、すなわち父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊という三つの存在でありながら、同時に一つの神であるという教義を指します。これは神の本質と働きを説明するための理論的な枠組みであり、一神教であるキリスト教の中でも特に重要視されている教義です。
聖書においても、3という数字は非常に重要な役割を果たしています。たとえば、聖書の中で3日目に何か重要な出来事が起こるというパターンは非常によく見られ、最も顕著な例はイエス・キリストの復活が3日目に起こったという記述です。
3の不思議、古代ローマは天・地・海の3つ
一方で、数字の3は、さまざまな文化や宗教で重要な意味を持つことがあります。例えば、古代ローマの宗教では、世界を天・地・海の3つに分けて考えるという思想がありました。また、中国の思想では、天・地・人の「三才」が世界を構成する基本的な要素とされています。
3の不思議、八咫烏(ヤタガラス)の足
太古の昔、日本では「3」が最大の数字とされ、神秘的な意味を持つとして崇められていました。そのため、古事記や日本書紀には「3人の神様」や「3人の女神」が登場します。また、サッカー日本代表の守り神である八咫烏(ヤタガラス)も3本足で描かれています。しかし、これは後に付加されたもので、古事記や日本書紀では3本足とは明記されていません。
八咫烏が3本足で描かれるようになった理由の一つとして、「3」が神秘的な数とされていたことが影響していると考えられます。
3の不思議、三国志の三顧の礼
有名な中国の古典「三国志」には、「三顧の礼」というエピソードがあります。劉備玄徳が、どうしても配下にしたいと考えた諸葛亮孔明に、三度願い出てやっと成功するという話です。この話からも、「3」という数字が重要な役割を果たしていることがわかります。
3の数字の不思議、東京タワーは333メートル
東京タワーは、昭和33年に高さ333メートルで完成しました。しかし、これは偶然の産物で、関東一円に電波を送るために必要な塔の高さが偶然333メートルだったという事実が東京タワー公式サイトで明言されています。以下に東京タワーにまつわる「3」の数字の重なりについてのリストを示します。
この塔は昭和33年に完成し、高さは333m、総工費は約30億円です。さらに、展望台スペースの名前はClub333と名付けられ、開所イベントは3月3日に行われました。
- 昭和33年に完成
- 高さ333メートル
- 完成した日は12月23日
この「3」の重なりは、東京タワーが都内のパワースポットとも言われていることと関連しているかもしれません。
3の数字の不思議、スポーツの3
スポーツ界でも「3」の数字は重要な意味を持ちます。野球では、3振でアウトとなり、3アウトでチェンジします。さらに、優れた選手には「打撃三冠王」や「三割打者」などの称号が与えられます。バレーや卓球では3セット先取が勝利となり、相撲では「三徳(心・気・体)」という考え方があります。
また、スポーツの順位は1位、2位、3位となることが一般的です。この「3」という数字の根付き方には、人間の体や心に染み付いた古来からの教えが影響していると考えられます。
- 野球:3振でアウト、3アウトでチェンジ
- 野球:打撃三冠王、三割打者などの称号
- バレーや卓球:3セット先取
- 相撲:「三徳(心・気・体)」の考え方
- スポーツ全般:順位は1位、2位、3位
3の数字の不思議、サバイバルの法則は3
サバイバルの世界では、「3分間、3時間、3日間、3週間」という”3の法則”が知られています。この法則は人間の生存限界を示すもので、それぞれ次のように解釈されます。
- 3分間:空気がなければ生きられない
- 3時間:適切な体温を維持しなければ生きられない
- 3日間:水分を取らなければ生きられない
- 3週間:食べ物を食べなければ生きられない
この「3」の法則は、人間の身体が発する危険信号を簡潔に示しています。何かを説明する際に、「3」という単位を使用することで、理解しやすく説明が可能となります。
3の数字の不思議、3にまつわる言葉や諺
言葉やお話の中でも、「3」は頻繁に現れます。
「三日坊主」「仏の顔も三度」「石の上にも三年」など、3を含むことわざは覚えやすく、日常的に使いやすいとされています。同様に、「三顧の礼」などの物語でも、3回目で成功するというパターンがよく見られます。これらの言葉と物語は、3に一種の区切りや転換点を見る私たちの傾向を示しています。
ことわざ | 意味 |
---|---|
三日坊主 | 何か新しいことを始めるものの、すぐに挫折してしまう あまりにも大変だったので3日でお坊さんをやめてしまったことから |
仏の顔も三度 | どんなに温厚な人でも、何度も同じミスを繰り返されると怒る 仏の顔を撫でても3回目には怒られたことが由来 |
石の上にも三年 | 何かを成し遂げるためには、忍耐強く続けることが大切 忍耐強く待つと、冷たい石も3年で温まることから |
これらのことわざに共通しているのは、「3」という数字を基準にして何かを示すことができるという点です。
3の数字の不思議、季節の変わり目も「3」
季節の変わり目も、「3」の法則に関連しています。一般に、季節は「春夏秋冬」と4つに分けられます。これを12ヶ月で割ると、1つの季節は3ヶ月ごとに切り替わります。
季節 | 気象庁の定義 | 学校・企業の定義 |
---|---|---|
春 | 3〜5月 | 4〜6月 |
夏 | 6〜8月 | 7〜9月 |
秋 | 9〜11月 | 10〜12月 |
冬 | 12〜2月 | 1〜3月 |
ここでも「3」は重要な基準となっています。3ヶ月ごとに季節が移り変わることで、自然のサイクルを理解しやすくなります。
3は縁起のいい数字
「3」は、多くの文化や宗教で縁起の良い数字とされています。これは主に、3が象徴する「調和」と「安定」によるものです。
「調和」について説明しますと、例えば3つの音符がハーモニーを生み出すように、3つの要素が組み合わさることで、全体としてのバランスが保たれます。これは音楽だけでなく、色彩やデザインなど、様々な芸術分野にも当てはまる理念です。
また、「安定」は、三角形の形状からも理解できます。三角形は、その構造上、他の多くの形状に比べて変形しにくいという特性を持ちます。建築分野では、この特性を利用して建物の構造の安定化を図っています。
さらに、3は奇数であるため、「縁が切れない」という意味合いもあります。つまり、始まりと終わりの間に中心があることで、一貫性と連続性が保たれるという考え方です。
一方で、2や4などの偶数は「対立」を生み出しやすいとされています。例えば、2つの要素がある場合、一方が他方と対立する状況を生み出しやすいです。また、4は2の倍数であり、2つの対立軸が存在することを示しています。このような理由から、3は2や4などの偶数よりも縁起が良いとされています。
文化/宗教 | 3の意味 |
---|---|
キリスト教 | 三位一体の概念(父、子、聖霊)を表し、また、イエス・キリストの復活が3日目に起こったとされる。 |
ローマ神話 | 最高の神々(ユピテル、ネプトゥーヌス、プルート)が3人であり、またフォルトゥーナ(運命)やパルカエ(運命の三女神)といった神々も3つの要素からなる。 |
中国文化 | 天・地・人の「三才」が世界を構成する基本的な要素とされ、「三日打魚、兩日曬網」(3日で魚を獲り、2日で網を干す)という言葉に象徴される努力と休息の繰り返しを表す。 |
西洋占星術 | 3は創造性とコミュニケーションを象徴し、肯定的なエネルギーを持つとされる。 |
どうして人は数字の3を選んでしまうのか
なんとなく選ぶとしたら3という数字を選ぶ方…多いと思います。
これにしっかりした理由があるんですよ〜。
博報堂行動デザイン研究所がこれについてレポート出しています。
簡単にいうと
- 「3」がよく使われる理由:「3」は多すぎず少なすぎず、幅広い意味を持つ「あいまいな数」であるため、人々にとって扱いやすい数であると結論付けられた。
- 人の反応による違い:消極的な人は「3」に反応し、積極的な人は「4」に反応するという結果が得られた。
- コミュニケーション手法:相手の状況に合わせて「3」や「4以上」を使うといったコミュニケーションが有効であると示唆された。
なんだそうです。詳しくはこちらを読んでね!
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