2024年11月21日は赤口

仏滅に初詣は大丈夫?

仏滅に初詣は大丈夫? 六曜

六曜は暦の上でその日の吉凶を示すもので、冠婚葬祭の日取りを決める際にも参照されることが多いです。六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類があります。特に、「仏滅」は「物が滅する(終わる)日」として知られ、一般に縁起が悪い日とされています。

神社やお寺は、六曜とは関係なく、初詣が仏滅の日であっても問題はありません。心の中での思いや願いを大切にするのが最も重要です。

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初詣の由来と目的

初詣は、新しい1年の幸せや無事をお祈りするためにお寺や神社に参拝する行事です。昨年一年を無事に過ごせたことへの感謝を伝えるという意味も持ちます。この習慣の起源は「年籠(としごも)り」という行事にあります。これは、大晦日の夕方から元旦の朝にかけて、氏神神社で新年の安全や豊作を祈願する行事でした。この習慣が時間と共に変化し、「除夜詣」と「元日詣」という形になり、最終的には「初詣」として定着しました。

仏滅とは?

「仏滅」は暦における吉凶を表す六曜の一つで、物が滅する(終わる)日を意味します。六曜とは、その日の吉凶を示す暦の表現方法で、中国が発祥とされます。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つが存在します。日本へは鎌倉時代に伝わり、現在の形が江戸時代後期に確定しました。

初詣のお参りは仏滅でも大丈夫

仏滅は六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。六曜は、日時や方位などの吉凶を示す考え方で、「先勝」「友引」「先負」「大安」「赤口」「仏滅」と6つに分かれています。

多くの人が「仏滅は縁起が悪い」と感じるかもしれませんが、初詣は仏滅に行っても問題はありません。仏滅と仏教や神道、お寺や神社には直接的な関連性はありません。それでも縁起を気にする方は、他の日に参拝しても良いでしょう。

仏滅は縁起の良い日?

「仏さえも滅びる日」仏滅…この仏滅が実は縁起の良い日であったかもしれません。

六曜はその日の吉凶を占うものだった

六曜は中国の起源で、月を五等分し、週を6日で区別する単位として生まれました。「六曜」とは一週間を6日の周期で表したもので、我々がよく知っている「七曜」(月・火・水・木・金・土・日)と同じなのです。この考えは三国時代の諸葛亮孔明(これに関しては諸説あります)によって確立され、その後占いのようなイメージで用いられるようになりました。

そう、吉凶を知るためのものの一つだったのです。

六曜は鎌倉時代の終わりから室町時代にかけて日本に伝えられ、その名称は「赤口」だけが変わらず、残りの5つは日本独自の名前と解釈がつけられました。それぞれの日には特定の運勢が関連づけられ、これは現在の血液型占いや星座占いと同じように、縁起担ぎの手段として広まったと考えられています。

仏滅はもともとは「物が滅びて新たに始まる日」で縁起の良い日だった

上記のようにして中国から伝わってきた六曜の仏滅…元は縁起の良い意味がありました。

仏滅は元々「空亡」と呼ばれ、時間と共に「虚亡」「物滅」「仏滅」へと名前が変わりました。物滅は「物が滅びて新たに始まる日」、すなわち「はじまりの最良の日」と解釈されていたのです。しかし、その名が「仏滅」に変わった後、「仏も滅びるような凶日」などと言われるようになりました。

また、お釈迦様が亡くなった日は2月15日とされ、仏教ではこの日を仏滅と呼びますが、六曜の仏滅とは全く関係がありません。

当てられた漢字によって凶日となったのですね。

仏滅は縁起が悪い

仏滅は、六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。そのため、お祝いごとを避けるのが一般的です。しかし、新しいことを始めるのには良い日とも言われています。縁起を重視する方は、大安などの吉日に参拝するのも一つの方法です。

仏滅の初詣しても良い時間帯と期間

初詣とは1年の始まりにお寺や神社に参拝し、昨年一年を無事に過ごせたことへの感謝や新年への幸せや無事をお祈りする行事です。

仏滅の日に初詣は問題なし!

初詣は仏滅に行っても全く問題ありません。六曜はお寺や神社、仏教や神道とは直接関係ないため、仏滅の日だからといって初詣を控える必要はありません。ただし、心の中で「仏滅は縁起が悪い」と不安を感じる方は、大安や他の日に参拝することも選択できます。

初詣しても良い期間

「初詣はいつまで?」という疑問を持つ方も多いでしょう。一般的に、正月三が日(1月1日から3日)や松の内(関東では1月7日まで、関西では1月15日まで)の間に初詣に行くのが一般的です。しかし、混雑を避けるためやゆっくりとした参拝を希望する場合は、正月三が日を避けるのも一つの方法です。

初詣しても良い時間帯について

初詣の参拝の時間帯に特別なルールはありませんが、多くの寺社では朝8時から夕方17時頃までが主な参拝時間となっています。ただし、大晦日から元旦にかけては24時間開いている場所もあります。計画を立てる際には、参拝を予定している寺社の公式情報をチェックすることを推奨します。

特定の「良い」時間帯はありませんが、多くの寺社では8時から17時までの間が参拝時間となっています。

初詣時のマナー

神社の参拝マナー

  • 鳥居の前で一礼してからくぐります。中央は避け、左右の道を歩きます。
  • 手水舎で身を清め、本殿にて二礼二拍手を行います。

寺院の参拝マナー

  • 山門をくぐる際には敷居をまたぎ、合掌します。
  • 手水舎で清めた後、線香の煙を浴びて身を清めます。

初詣での服装マナー

神様や仏様への敬意を示すため、清潔感のあるシンプルな服装が好ましいです。肌の露出を避け、カジュアルすぎる服やアニマル柄、ファーアイテムといった殺生を連想させるアイテムも避けるとよいでしょう。

仏滅の日でも、心の中での感謝や願いを大切にすれば問題はありません。初詣は新しい年のスタートとして、感謝の気持ちと適切なマナーを持って、心を新たにする大切な機会です。

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