赤口は、六曜の一つとして知られ、特に縁起が悪い日とされています。日常の中でも、カレンダーや手帳に「赤口」と記されているのを目にすることがあるかもしれません。この日は、特定の行動やイベントを避けるべきとされており、特に次のような注意点が挙げられます。
赤口の日に避けるべきこと
- お祝い事や勝負事
赤口の日には、結婚式や入籍、引っ越しなどのお祝い事や人生の節目となる行事は避けるべきとされています。特に結婚や納車のような新たなスタートを切る行事に関しては、縁起を気にする人は別の日を選ぶことが多いです。 - 火や刃物の取り扱いに注意
赤口の日は、「赤」の文字が火を連想させることから、火の取り扱いや刃物を使う作業には注意が必要です。料理や工事など、火や刃物を使用する仕事をする際には、特に慎重になるべきです。 - 訴訟やトラブルに注意
赤口は、勝負事や訴訟を避けるべき日ともされています。新たに裁判を起こす、またはトラブルに巻き込まれる可能性がある場面では、できるだけ避ける方が無難です。
赤口の由来
赤口という名称は、陰陽道に由来しています。この日には、「赤舌神(せきぜつしん)」という鬼神が影響を及ぼすとされています。赤舌神は人や動物を苦しめる極悪の神とされており、お祝い事や重要な行事を行うには不適とされているのです。このため、赤口の日に特に祝い事を避ける風習が広がりました。
赤口の日でも吉となる時間帯
ただし、赤口の日でも午前11時から午後1時の2時間は吉時間とされています。この時間帯に限っては、赤口の影響が軽減されると考えられており、お参りやお祝い事を行う際はこの時間を狙うのが良いでしょう。それ以外の時間帯は凶とされているため、できるだけ避けた方が無難です。
まとめると、赤口の日には多くの行事や作業を避けた方が良いとされますが、正午を挟んだ2時間だけは吉となるため、この時間帯を活用することで、赤口の影響を軽減できると考えられています。