しめ縄や正月飾りを飾ってはいけない場所

しめ縄や正月飾りを飾ってはいけない場所 お正月と大晦日

新年を迎える準備の一環として、多くの家庭でしめ縄や正月飾りを飾る習慣があります。これらの飾りは、新たな年の幸せや家族の健康、繁栄を祈る重要な役割を持っています。しかし、日本の伝統文化や風習を尊重するならば、どこにでも気軽に飾れるわけではありません。実は、特定の場所にはこれらの飾りを避けるべきとされています。この記事では、しめ縄や正月飾りを飾る際の「NGゾーン」を解説し、家の中での適切な位置取りをご紹介いたします。新年を迎える前に、是非チェックして、正しい知識で新しい一年をスタートさせましょう。

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しめ縄や正月飾りを飾ってはいけない場所

しめ縄は、日本の伝統的な神事や風習において、神様が宿る場所やお祀りする場所に飾るものです。そのため、適切に飾ることで神様を迎え、無病息災や家内安全を願います。一方で、不適切な場所に飾ることは敬意を欠く行為とされ、避けるべきです。以下は、しめ縄を飾ってはいけない場所の一例です。

  1. 死を連想する場所: 例えば、お仏壇の近くなど、死を象徴する場所には飾らないほうが良いでしょう。
  2. 低い場所: しめ縄は、基本的には目線よりも高い場所、特に入口の上部などに飾ります。低い場所に飾ると、その場所のエネルギーが低くなる恐れがあります。

しめ縄や正月飾りを飾るのに縁起の良い場所

しめ縄は、新年を迎える際の重要な装飾の一つであり、それだけでなく、神様の宿る場所と人々の暮らしを守る「結界」としての役目も果たしています。でも、どこに飾るのが縁起が良いのでしょうか?

「しめ」は「神様が占める場所」を意味しており、実は理想としては神様が存在する全ての場所に飾るのが最も良いとされています。特にご家庭でのしめ縄の飾り方には、以下のポイントがあります。

  1. 神棚:神棚が家にある場合、その場所は神様の住む場所として最も神聖視されています。ですので、神棚にはしめ縄を飾るのが基本です。
  2. :家の門は「門の神様」天石門別神(あまのいわともんべつのかみ)が宿ると言われています。この神様は、家の安全を守り、災難を防ぐ役目を持っています。この神聖な場所にしめ縄を飾ることで、一年の無事を祈願することができます。
  3. 玄関の扉:玄関は家の中と外の境界になる場所であり、神様が家に入りやすくする意味でしめ縄を飾るのは良い習慣です。
  4. 台所や水回り:台所や水回りは、日常生活で頻繁に使用する場所です。そのため、厄除けとしてしめ縄を飾ることが推奨されています。

しめ縄は古くからの日本の習慣として、新年の始まりを彩ります。正しい場所に飾ることで、その年の家族の安全や幸運を祈ることができるでしょう。

しめ縄を飾っても良い日飾ってはいけない日

新しい年を迎える準備として、しめ縄を飾ることは多くの家庭での習慣となっています。しかし、適切な時期や特定の日にちに注意する必要があります。

近年では、12月25日から28日の間にしめ縄を飾る家庭が増えてきています。とはいえ、伝統的な考え方を持つ方々や一部の地域では、12月13日のすす払いの後から28日までの間に飾るのが一般的です。この時期にすす払いを行うお寺でのしめ縄の取り替えは、毎年多くのメディアでも取り上げられる風物詩となっています。

しかし、しめ縄を飾る際に注意すべき日があります。29日は「くんち飾り」と称され、数字の9が「苦」を連想させるため縁起が悪いと言われています。さらに、31日は「一夜飾り」と呼ばれ、この日に飾ることは神様への失礼とみなされています。

正しい知識と伝統の尊重のもと、新しい年を迎えるための準備をしましょう。

お正月飾りの取り外し時期:「松の内」とは?

お正月が過ぎると、いつお正月飾りを取り外すかが気になる時期となります。この取り外す時期を「松の内」と称しますが、地域によってその期間は異なります。

関東地方では、主に1月7日までを松の内としており、この日をもって飾りを取り外す家庭が多いです。一方、関西地方では、15日頃までが松の内とされており、この期間が過ぎると飾りを取り外す習慣となっています。

正しい時期に飾りを取り外すことで、新年の気持ちを新たに、日常を迎える準備を整えましょう。

しめ縄の種類一覧

しめ縄には様々なタイプや形状があり、それぞれ独特の名称と特徴があります。以下に、その主な種類と特徴をまとめた表を示します。

名称 特徴 一般的な飾る場所
前垂注連 (まえだれ) 縄は細く均一に編まれている。一般的な注連縄。 神棚、鳥居、拝殿等
牛蒡注連 均一の太さの縄。一般的に拝殿や神棚などに飾られる。 拝殿、神棚
大根注連 牛蒡注連よりも先端に向かってボリュームがある。 神棚、拝殿、鳥居等
鼓銅注連 中央部分が太く、両端が細い縄。鳥居や拝殿の前などでよく見られる。 鳥居の前、拝殿の前

各地方や神社、家庭によって選ばれるしめ縄の形状や種類は異なりますが、これらの主な種類を参考に、ご自身の環境や好みに合わせて選んでみてください。

しめ縄の処分方法について

お正月が終わった後、しめ縄やお正月飾りをどのように処分するかが気になる方も多いでしょう。伝統的には「どんど焼き」という行事で処分するのが一般的ですが、都市部ではそのような行事が行われていない場所も多いです。そこで、しめ縄の適切な処分方法をお伝えします。

どんど焼きとは?

どんど焼きは、小正月に各家庭のお正月飾りや書初めを集めて焼く火祭りの行事です。地方によっては「左義長」「どんどん焼き」とも呼ばれています。この火によって、歳神様が天へ帰るとされ、どんど焼きの煙を浴びることで1年間の健康と安全が祈願されます。特に、この火で焼かれたまゆ玉団子を食べると、1年間の健康を守ってくれるとも言われています。

都市部での処分方法

都市部では、伝統的などんど焼きが行われていない場所もあります。また、忙しくて行事当日にお正月飾りを持参できない場合もあるでしょう。そんな時のための処分方法を紹介します。

家庭ごみとしての処分

お正月飾りは地域のゴミ処理方法に従い、家庭ごみとして処分することができます。しかし、処分する際には以下の点に注意しましょう。

  • まず、お塩で清めた新聞紙や大きな紙にお正月飾りを包む。
  • 出来る限り、他のゴミとは別の袋にお正月飾りだけを入れて処分する。

神様は、私たちが敬意を持って処分する姿勢を大切にされると言われていますので、心をこめて丁寧に扱うことが大切です。

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