2026年のカレンダーにある「狼藉日(ろうしゃくにち/ろうじゃくにち)」。 暦注下段(れきちゅうげだん)と呼ばれる区分にある凶日で、「万事凶」とされる要注意日です。
字面だけ見ると少し怖い印象を受けますが、恐れすぎる必要はありません。この日の本来の意味と、避けるべき行動、そして上手な過ごし方を知って、運気を守るための「賢い選択」に変えていきましょう。
狼藉日とは?狼藉日(ろうじゃくにち)の意味と由来や語源
狼藉日(ろうじゃくにち)は、難しい漢字で表される日ですが、この言葉は「狼藉」や「天獄日」とも呼ばれています。歴注下段で語られる「三箇の悪日(さんがのあくじつ)」の一つに数えられ、非常に縁起が悪いとされる日です。この三箇の悪日には、「大禍日」、「滅門日」と狼藉日が含まれており、中でも特に凶運をもたらす日とされています。
狼藉日の読み方
狼藉日は、「狼藉日(ろうしゃくにち/ろうじゃくにち)」と読みます。
狼藉日の由来と語源
狼藉日は、陰陽道から来た考え方に基づく暦の一部で、この日には法律や倫理を犯す行為が全て失敗に終わると言われています。つまり、何をするにも不吉な日とされ、避けるべき日とされています。
「狼藉」とは?
まず大事なのは、狼藉日を理解する近道は「狼藉」という言葉そのものを知ること。
「狼藉(ろうぜき)」の語源は、中国の歴史書『史記』の「滑稽列伝」に由来するとされます。狼が寝るときに下草を踏み荒らして寝床が乱れる様子から、物が散らかり秩序が崩れた状態を指す言葉として使われた、という説明が一般的です。
そこから日本語では、
- 散らかって乱れている
- 無法・乱暴なふるまい(例:乱暴狼藉)
という意味へ広がっていきました。
だから狼藉日は、単に「怖い凶日」というよりも、暦のメッセージとしてはかなり一貫していて、ひと言でいえば——
「秩序を守り、荒れた判断・荒い言葉・強引な進め方を避ける日」。
これが、運気を守るいちばん現実的な使い方です。
「狼藉」の使われ方
「狼藉」は、ただの乱れを表すだけでなく、「無法で乱暴を働く者」という意味合いも持っています。このため、四字熟語である「乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)」としても用いられ、特に行いが悪い人物を指す際に使われます。また、テレビの時代劇でよく耳にするセリフ、「この狼藉ものめが!」という表現も、この「狼藉」から来ています。狼藉は人物の乱暴な振る舞いや無法な行為を強く非難する際に用いられます。
狼藉日の意味
狼藉日は、暦に記される注釈「暦注」のうち、特に迷信的な要素が強いとされる「下段」に含まれる凶日の一つです。 辞書的な意味では「万事に凶である悪日」とされ、何か新しいことを始めたり、重要な決断を下したりするには不向きな日とされています。
狼藉日に関連して、「狼藉」の言葉を考えると、この日は特に注意が必要とされます。ルールを守り、慎重に行動することが推奨される日であることが分かります。狼藉日は、古い暦の知識に基づき、不吉とされる日の一つですが、この日を無事に過ごすためには、狼藉の意味を思い出し、秩序を守ることが大切です。
このように、「狼藉」という言葉には、ただの乱れを超えた、深い意味が含まれています。日常生活では、この言葉を聞く機会は少ないかもしれませんが、その由来や使われ方を知ることで、日本語の豊かな表現の一つとして理解することができます。
「百事皆失敗」の凶意は、どう受け止めればいい?
狼藉日については「この日に用いると百事みな失敗する」といった強い言い回しが見られます。一方で、「法律・規則・倫理に反するような“乱れた行い”をすると失敗する」という解釈も伝えられ、要は慎み(つつしみ)を大切にして過ごす日、と捉えると現代の暮らしに落とし込みやすくなります。
三箇の悪日と干支
大禍日、狼藉日、滅門日で三箇の悪日(さんがのあくにち)です。
三箇の悪日は「生まれ年の十二支」で忌月が決められ、その十二支の人のみの凶日です。生年が忌月でない人は三箇の悪日にはなりません。
例えば、巳年生まれの人は、節月の4月が忌月となり、その月の申の日・酉の日・寅の日が三箇の悪日となります。 1月の悪日は寅年生まれの人のみ、2月は卯年生まれの人のみというように、忌月によって適用される生年の十二支が限られるのです。
三箇の悪日の「生まれ年の十二支」による忌月一覧表
| 生まれ年 | 忌月 | 大禍日 | 狼藉日 | 滅門日 |
| 寅年生まれ | 正月 | 亥 | 子 | 巳 |
| 卯年生まれ | 2月 | 午 | 卯 | 子 |
| 辰年生まれ | 3月 | 丑 | 午 | 未 |
| 巳年生まれ | 4月 | 申 | 酉 | 寅 |
| 午年生まれ | 5月 | 卯 | 子 | 酉 |
| 未年生まれ | 6月 | 戌 | 卯 | 辰 |
| 申年生まれ | 7月 | 巳 | 午 | 亥 |
| 酉年生まれ | 8月 | 子 | 酉 | 午 |
| 戌年生まれ | 9月 | 未 | 子 | 丑 |
| 亥年生まれ | 10月 | 寅 | 卯 | 申 |
| 子年生まれ | 11月 | 酉 | 午 | 卯 |
| 丑年生まれ | 12月 | 辰 | 酉 | 戌 |
三箇の悪日、つまり「大禍日」「狼藉日」「滅門日」は、市販されている暦や当サイトでも、生まれ年に関わらず全ての人にとっての凶日として記載されています。これらの日は特に注意が必要とされ、特に仏事においては大凶とされています。その理由として、生まれ年の干支に基づいた凶日を扱うのが難しいと感じる人が多いこと、また、暦注における凶日が六曜や十二直など他の暦の要素ほど注目されなくなっているからかもしれません。
三箇の意味と由来
「三箇」という言葉は、大禍日、狼藉日、滅門日の三日間を指すだけでなく、仏教に由来する三神(貧窮・飢渇・障碍)と三毒(貪欲・瞋恚・愚痴)の概念も表しています。しかし、この解釈は後から付け加えられた感があり、元々は「三」という数字や干支に基づく陰陽道が由来していると考えられます。暦注自体が科学的根拠に欠けるものとして何度も禁止されてきた歴史があるため、その由来や意味は曖昧になりがちです。それでも、長い暦の歴史の中で、これらの概念は重要な意味を持ってきました。ただし、残念ながら、これらに関する詳しい資料や本は少ないのが現状です。
結局のところ、三箇の悪日は万事において用いるべきではないとされており、これには長い歴史と多様な解釈があります。生まれ年の干支に基づく凶日よりも、これらの日は一律に全ての人にとって注意すべき日として認識されています。特に重要な行事や仏事を控える際には、これらの日を避けることが勧められます。
| 三箇の悪日 | 説明 | 凶とされる事柄 |
|---|---|---|
| 大禍日(たいかにち) | 最も凶とされる三箇の悪日の一つ | 口舌、家の修理、船旅、葬儀などが特に凶 |
| 狼藉日(ろうしゃくにち) | 慎まずに過ごすと万事に失敗する日 | 万事が凶・特に仏事に関連する事柄 |
| 滅門日(めつもんにち) | 慎まずに過ごすと一家・一門を滅ぼす日 | 万事が凶・新規事は避ける |
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狼藉日にしてはいけないこと
狼藉日に何をすべきか、または避けるべきかについての話は、多くの人が気になるテーマですね。狼藉日は、いわゆる凶日とされ、万事において不吉とされる日です。そのため、特別なイベントや重要な行事をこの日に行うことはおすすめできません。
してはいけないこと
- 引っ越し: 新たな生活を始めるための引っ越しは、狼藉日には避けた方が良いとされています。
- 契約関係: 各種契約もこの日には不向きです。契約には良い結果を期待するものですが、狼藉日はその期待を裏切る可能性があります。
- 結婚式・入籍: 人生の大イベントである結婚式や入籍も、三箇の悪日の中で特に避けるべき日とされています。
- マイホームの契約: 家づくりに関連する行事(契約や着工など)も、狼藉日は避けた方が無難です。特に、天火日と同じ暦注下段に含まれるため、家にまつわることは特に注意が必要です。
するといいこと
正直言って、狼藉日に特別に「すると良いこと」はありません。この日は、むしろ静かに過ごし、ルールを守りながら慎んで過ごすことが推奨されています。
狼藉日は、事実上、成功を期待するような行事やイベントを避けるべき日として知られています。ただし、このような凶日について心配し過ぎる必要はありません。古来からの知恵として、これらの日を意識することはあっても、最終的には自分の判断で行動することが大切です。大事なのは、これらの情報を参考にしつつ、無理なく、心地よい日々を送ることです。
運気を守る狼藉日の「上手な過ごし方」
狼藉日は「何もしてはいけない日」ではありません。「整える日」に変えることで、運気を守ることができます。
1. 「整理整頓」をする
「狼藉=散らかる」という意味の逆を行うことで、凶を避けます。部屋の片付け、情報の整理、スケジュールの見直しに最適です。
2. 急がない選択をする
お金や契約の場面で「乱れ」が出るとダメージが残ります。「即決しない」「返事は明日にする」というワンクッションを置くだけでも、立派な対策になります。
3. 神社参拝は「感謝」を中心に
狼藉日は仏事が凶とされがちですが、神社参拝まで禁じられているわけではありません。ただし、欲張ったお願い事をするよりも、「心身を整えるための参拝」がおすすめです。 「お願いを盛りすぎず、日頃の感謝と、心を鎮めることを中心にする」。そんな静かな参拝が、この日には合っています。
狼藉日2026カレンダー、狼藉日一覧
2026年の狼藉日カレンダーです!
| 日付 | 六曜 | 九星 | 干支 | 十二直 | 二十八宿 | 暦注下段 | 新月満月 | 二十四節気 | 七十二候 | 旧暦 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年01月11日(日) | 先負 | 四緑木星 | 乙酉 | 成 | 房 | 神吉日/受死日/天火日/狼藉日 | 11月23日 | |||
| 2026年01月23日(金) | 仏滅 | 七赤金星 | 丁酉 | 成 | 婁 | 神吉日/受死日/天火日/狼藉日 | 12月5日 | |||
| 2026年02月07日(土) | 先勝 | 四緑木星 | 壬子 | 開 | 氐 | 八専入り/天恩日/神吉日/母倉日/天火日/狼藉日 | 12月20日 | |||
| 2026年02月19日(木) | 先負 | 七赤金星 | 甲子 | 開 | 奎 | 雨水/不成就日/甲子/天恩日/母倉日/復日/天火日/狼藉日 | 雨水 | 土脉潤起 | 1月3日 | |
| 2026年03月03日(火) | 先負 | 一白水星 | 丙子 | 開 | 翼 | 大土終わり/母倉日/月徳日/天火日/狼藉日 | 満月 | 1月15日 | ||
| 2026年03月06日(金) | 赤口 | 四緑木星 | 己卯 | 建 | 亢 | 大明日/天恩日/神吉日/天火日/狼藉日 | 1月18日 | |||
| 2026年03月18日(水) | 赤口 | 七赤金星 | 辛卯 | 建 | 壁 | 神吉日/復日/天火日/狼藉日 | 1月30日 | |||
| 2026年03月30日(月) | 先勝 | 一白水星 | 癸卯 | 建 | 張 | 神吉日/天火日/狼藉日 | 2月12日 | |||
| 2026年04月14日(火) | 仏滅 | 七赤金星 | 戊午 | 満 | 室 | 三隣亡/八専間日/大明日/神吉日/母倉日/復日/天火日/狼藉日 | 2月27日 | |||
| 2026年04月26日(日) | 赤口 | 一白水星 | 庚午 | 満 | 星 | 三隣亡/大土始まり/大明日/神吉日/母倉日/天火日/狼藉日 | 3月10日 | |||
| 2026年05月11日(月) | 先負 | 七赤金星 | 乙酉 | 定 | 危 | 不成就日/神吉日/十死日/天火日/狼藉日 | 蚯蚓出 | 3月25日 | ||
| 2026年05月23日(土) | 仏滅 | 一白水星 | 丁酉 | 定 | 柳 | 神吉日/十死日/天火日/狼藉日 | 4月7日 | |||
| 2026年06月04日(木) | 仏滅 | 四緑木星 | 己酉 | 定 | 斗 | 大明日/天恩日/神吉日/十死日/天火日/狼藉日 | 4月19日 | |||
| 2026年06月07日(日) | 先勝 | 七赤金星 | 壬子 | 破 | 虚 | 八専入り/天恩日/神吉日/受死日/天火日/狼藉日 | 4月22日 | |||
| 2026年06月19日(金) | 先負 | 九紫火星 | 甲子 | 破 | 鬼 | 不成就日/甲子/鬼宿日/天恩日/受死日/天火日/狼藉日 | 5月5日 | |||
| 2026年07月01日(水) | 先負 | 六白金星 | 丙子 | 破 | 箕 | 大土終わり/月徳日/受死日/天火日/狼藉日 | 5月17日 | |||
| 2026年07月16日(木) | 友引 | 九紫火星 | 辛卯 | 成 | 井 | 神吉日/天火日/狼藉日 | 6月3日 | |||
| 2026年07月28日(火) | 友引 | 六白金星 | 癸卯 | 成 | 尾 | 神吉日/天火日/狼藉日 | 土潤溽暑 | 6月15日 | ||
| 2026年08月12日(水) | 大安 | 九紫火星 | 戊午 | 開 | 参 | 不成就日/八専間日/大明日/神吉日/天火日/狼藉日 | 6月30日 | |||
| 2026年08月24日(月) | 赤口 | 六白金星 | 庚午 | 開 | 心 | 大土始まり/大明日/神吉日/復日/天火日/狼藉日 | 7月12日 | |||
| 2026年09月05日(土) | 赤口 | 三碧木星 | 壬午 | 開 | 胃 | 大明日/天恩日/神吉日/月徳日/天火日/狼藉日 | 7月24日 | |||
| 2026年09月08日(火) | 先負 | 九紫火星 | 乙酉 | 建 | 觜 | 不成就日/神吉日/復日/天火日/狼藉日 | 7月27日 | |||
| 2026年09月20日(日) | 大安 | 六白金星 | 丁酉 | 建 | 房 | 不成就日/神吉日/天火日/狼藉日 | 8月10日 | |||
| 2026年10月02日(金) | 大安 | 三碧木星 | 己酉 | 建 | 婁 | 大明日/天恩日/神吉日/天火日/狼藉日 | 8月22日 | |||
| 2026年10月17日(土) | 先負 | 六白金星 | 甲子 | 満 | 氐 | 甲子/天恩日/帰忌日/天火日/狼藉日 | 9月7日 | |||
| 2026年10月29日(木) | 先負 | 三碧木星 | 丙子 | 満 | 奎 | 大土終わり/月徳日/帰忌日/天火日/狼藉日 | 9月19日 | |||
| 2026年11月13日(金) | 友引 | 六白金星 | 辛卯 | 定 | 亢 | 神吉日/天火日/狼藉日 | 10月5日 | |||
| 2026年11月25日(水) | 友引 | 三碧木星 | 癸卯 | 定 | 壁 | 神吉日/天火日/狼藉日 | 10月17日 | |||
| 2026年12月10日(木) | 赤口 | 六白金星 | 戊午 | 破 | 角 | 八専間日/大明日/神吉日/血忌日/天火日/狼藉日 | 11月2日 | |||
| 2026年12月22日(火) | 赤口 | 七赤金星 | 庚午 | 破 | 室 | 冬至/大土始まり/大明日/神吉日/血忌日/天火日/狼藉日 | 冬至 | 乃東生 | 11月14日 |
狼藉日Q&A(よくある疑問をまとめて解決)
Q1. 狼藉日は毎月あるの?
暦の一覧としては、年の中で複数回表示されることが多いです。ただし本来の体系では、三箇の悪日は生まれ年の干支に対応する忌月(節月)にだけ関係する、という説明があります。だから「暦に載っている=全員が同じ強さで凶」というより、あなたの使い方次第と思ってください。
Q2. 狼藉日に宝くじを買うのはダメ?
「金運の日」として推される類の吉日ではありません。どうしても買うなら、狼藉日にありがちな“勢い買い”を避けて、予算を決めて、淡々と。当選祈願よりも散財を防ぐ方に運気を使うのが賢いです。
Q3. 仕事で契約・納期が外せない…どうする?
狼藉日の“凶”は、怖がるほど増えます。だから対処は具体的に。
- 見直し回数を1回増やす
- 重要事項は口頭で流さず、文面で確認
- 決裁者の確認(ハンコ)を前倒し
これだけで、凶日が“事故日”になる確率は下がります。
まとめ:2026年の狼藉日は「慎み」と「整え」で、ちゃんと味方にできる
狼藉日(ろうしゃくにち/ろうじゃくにち)は、暦注下段にある凶日のひとつで、三箇の悪日(大禍日・狼藉日・滅門日)の一角です。言葉の語源をたどると「乱れ」「散らかり」「無法」というイメージが核にあり、だからこそ2026年の狼藉日は、こう使うのがいちばんきれいです。
- 大きなスタート・大きな約束は避ける
- 仏事は特に慎重に
- どうしても動くなら、整える・確認する・焦らない
そして最後に。凶日は、あなたを不幸にするためにあるのではなく、昔の人が「人生の大事な局面ほど、丁寧に」と伝えたかった“注意喚起の知恵”でもあります。2026年の狼藉日カレンダーを上手に活用して、あなたの一年が落ち着いて実りあるものになりますように。



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