癸丑 算命学四柱推命の60干支の50番目に当たる癸丑についてです。
癸丑は集団の中でその真価を発揮できるタイプです。
癸丑とは
癸丑は四柱推命の60干支の50番目になります。癸丑(みずのとうし、きすいのうし、きちゅう)とは、干支の組み合わせの50番目で、十干の辛と十二支の丑の年月日を指します。
四柱推命では日柱と呼ばれる生まれた日の干支=日干から、その人の本質や性格、運勢を読みとることができます。


癸丑のイメージ
四柱推命における「癸丑(みずのとうし)」は、十干の「癸(水の陰)」と、十二支の「丑(土の陰)」が組み合わさった干支です。 癸は柔らかな水を意味し、雨や霧、小川のようなイメージがあります。一方、丑は冬の真っ只中で、冷たく固い土を象徴します。 この2つが合わさる癸丑の人は、一見おだやかで控えめですが、その内側には粘り強さと深い感受性を持っているのが特徴です。
癸丑の人は、静かな情熱と芯の強さを併せ持つ、隠れた実力者タイプといえるでしょう。
癸丑は異常干支ではない
癸丑は異常干支ではありません。
癸丑は結婚できない?
癸丑は「結婚に向かないのでは?」と心配する人もいますが、これは癸丑の慎重さが誤解されやすいだけです。
- 自分に合う相手を見極めるまで時間がかかる
- 流されて結婚することが少ない
- 相手に求める条件が明確で妥協しない
このような傾向があるため、若いうちのスピード結婚は少なく、結婚までに時間はかかることが多いでしょう。
ですが、だからこそ一度決めた相手とは長く穏やかな結婚生活を築きやすいのです。癸丑は**「晩婚型だけど離婚率は低い」干支のひとつ**と言えるでしょう。
癸丑生まれの性格は悪い?
一部では「癸丑は性格が悪いのでは?」という声も聞こえることがありますが、これは誤解が多いタイプとも言えるでしょう。
癸丑の人は控えめで、自分の意見をストレートに伝えることが少ないため、誤解されやすい傾向があります。また、内に秘めた意志が強く、妥協しない面が「頑固」や「冷たい」と捉えられることも。
しかし実際は、
- 他人の気持ちに寄り添う思いやりを持っている
- 安易な迎合をしないため、信頼を集める
- 表面的な付き合いより、深く長い人間関係を大切にする
本音を見せるまでに時間がかかるだけで、性格は誠実で優しい人が多いのが癸丑です。
癸丑の性格と特徴
知的で繊細、でも芯は強い
癸丑の人は、見た目はおとなしくて控えめな印象を与えますが、実はとても頭の回転が早く、理性的でしっかりした考えを持っている人です。
- 感受性が高く、空気を読む力がある
- 責任感があり、頼られると全力で応える
- 自分の内面を人に見せるのが苦手
- コツコツ努力するのが得意
まるで冬の田んぼに張った薄氷のように、見た目は静かでも中には豊かな水を蓄えているのが癸丑の人のイメージです。
頑固さとこだわりが強い一面も
癸丑は土の丑に支えられた癸ですので、意外に頑固で保守的なところもあります。
- 新しい環境への適応には時間がかかる
- 自分なりのやり方やルールを大切にする
- 誰にでも合わせるわけではない
そのため、初対面では打ち解けにくいこともありますが、信頼関係が築ければとても誠実な関係を築いてくれます。
癸丑の恋愛運と結婚運
癸丑の恋愛傾向
癸丑の人は、恋愛に対しても慎重派。一目惚れすることは少なく、時間をかけて相手を知っていくタイプです。
- 信頼できる相手にしか心を開かない
- 愛情表現は控えめで、態度で示す
- 恋愛に安定と安心を求める
派手な恋よりも、穏やかで安定した関係を好みます。そのため、最初は地味に見られがちですが、一度付き合うととても一途で誠実です。
癸丑の女性の恋愛運
癸丑の女性は、しとやかで内面がしっかりしているため、年上の男性や落ち着いた相手に好かれやすいです。
- 家庭的な魅力があり、結婚相手として理想的
- 自分を安売りしないので、モテるというより選ばれる
- 控えめでも芯がある姿勢に惹かれる男性多数
結婚後は家庭をしっかり守る良妻賢母タイプとして、パートナーからの信頼も厚いでしょう。
癸丑の男性の恋愛運
癸丑の男性は、誠実で真面目、優しいのに少し不器用という印象を与える人が多いです。
- 一度好きになるととことん尽くす
- 恋人よりも親友のような関係を築きがち
- 相手を守る意識が強く、包容力がある
外見より中身を重視する恋愛観なので、見た目の派手さではなく心のつながりを大切にする女性と相性が良いでしょう。
癸丑の仕事運と適職
癸丑の人は、几帳面で誠実、安定志向のため、地道な努力が求められる仕事や、人のサポートをする仕事に向いています。
向いている仕事
- 事務職、経理、税理士など数字に強い仕事
- カウンセラー、介護、看護などの対人支援
- 公務員、教育関係など社会に貢献する職種
責任感が強く、人の役に立つことでやりがいを感じる癸丑の人は、組織の中で縁の下の力持ちとして活躍します。
注意点
- 飽きやすい仕事やルーティンに変化が多い仕事は苦手
- ストレスをためやすいので、こまめな気分転換が必要
我慢しすぎると心身に影響が出やすいので、自分のペースを守れる環境で働くと長く続けやすくなります。
癸丑の金運
癸丑の金運は、「堅実で計画的」なタイプです。
- 衝動買いは少なく、着実に貯金を増やす
- 節約志向で、無駄遣いをしない
- 投資などのリスクのあるお金の動かし方には慎重
収入面は爆発的な伸びは少ないものの、着実にお金が貯まっていく安定タイプです。 コツコツ働いて、将来のために備えるスタイルが癸丑には合っています。
癸丑と相性の良い六十干支
癸丑と特に相性が良い干支は、水や金、あるいは穏やかな土の性質を持つ干支です。
相性の良い干支
- 辛巳(かのとみ):理知的でお互いを高め合える関係
- 庚申(かのえさる):行動力があり癸丑をリードしてくれる
- 癸巳(みずのとみ):同じ癸同士で価値観が合いやすい
- 丁亥(ひのとい):優しさと柔らかさで調和する
- 己未(つちのとひつじ):癸丑の堅実さを理解してくれる
癸丑と相性の悪い六十干支
逆に、火の勢いが強い干支や、自我の強すぎる干支とは衝突しやすくなります。
相性が悪くなりやすい干支
- 丙午(ひのえうま):情熱的すぎてついていけない
- 戊辰(つちのえたつ):ペースが合わず誤解が多い
- 甲申(きのえさる):自我がぶつかりやすい
- 壬寅(みずのえとら):感情的な面でギャップが出る
- 丁巳(ひのとみ):火の強さで癸丑が疲れてしまう
とはいえ、**絶対的に合わないというわけではなく、お互いを理解し合えば良好な関係も築けます。**相性は参考程度に、現実のコミュニケーションを大切にしましょう。
癸丑の芸能人有名人
No. | 名前 | 誕生日 |
---|---|---|
1 | 宮崎 駿 | 1941年1月5日 |
2 | 毛利 衛 | 1948年1月29日 |
3 | 松崎 しげる | 1949年11月19日 |
4 | 藤波 辰爾 | 1953年12月28日 |
5 | ラサール石井 | 1955年10月19日 |
6 | 徳井 優 | 1961年9月28日 |
7 | 石原 良純 | 1962年1月15日 |
8 | 津田 寛治 | 1965年8月27日 |
9 | 河野 太郎 | 1963年1月10日 |
10 | 西島 秀俊 | 1971年3月29日 |
11 | ヒロシ | 1972年1月23日 |
12 | りょう | 1973年1月17日 |
13 | 袴田 吉彦 | 1973年7月16日 |
14 | 戸田 菜穂 | 1974年3月13日 |
15 | 京野 ことみ | 1978年10月18日 |
16 | 保田 圭 | 1980年12月6日 |
17 | 中田 敦彦 | 1982年9月27日 |
18 | 水川 あさみ | 1983年7月24日 |
19 | 今井 絵理子 | 1983年9月22日 |
20 | 野村 佑香 | 1984年3月20日 |
21 | 古市 憲寿 | 1985年1月14日 |
22 | 弘中 綾香 | 1991年2月12日 |
23 | ミンホ(SHINee) | 1991年12月9日 |
癸丑のまとめ
癸丑は、静かで落ち着いていて、堅実に人生を歩むタイプです。外からは目立たないかもしれませんが、内側にはしっかりとした信念と深い愛情があります。
- 恋愛では誠実で一途、結婚向き
- 仕事では努力家で信頼されやすい
- 金運は安定型で、堅実に財を築く
- 相性は穏やかな干支と好相性
人生を地道に積み上げていく癸丑の人には、年齢を重ねるごとに運気が上がる傾向もあります。
落ち着きと確かさを持つ癸丑は、派手ではないけれど最終的に「選ばれる」運の持ち主です。
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