四柱推命の60干支の2番目に当たる乙丑についてです。
乙丑は聞き上手でおっとりしていて、隠れモテタイプです。ただし異性関係は誠実で真面目です。
乙丑とは
乙丑は四柱推命の60干支の2番目になります。乙丑(きのとうし・おつぼくのうし・いっちゅう)とは、干支の組み合わせの2番目で、十干の乙と十二支の丑の年月日を指します。
四柱推命では日柱と呼ばれる生まれた日の干支=日干から、その人の本質や性格、運勢を読みとることができます。


乙丑のイメージ
乙丑は十干「乙(きのと)」と十二支「丑(うし)」が組み合わさった干支です。四柱推命では日干支や年干支、月干支、時干支などで現れますが、ここでは主に日干支としての乙丑を中心に解説します。
- 乙は陰の木、小さく柔らかい枝葉や蔓のイメージで、繊細で順応力が高い性質を表します。
- 丑は陰の土、静かに養分を蓄える冬の大地の象徴で、忍耐強さや安定志向を示します。
乙丑は、柔らかな枝葉がじっくりと土の中で養われるイメージです。穏やかで落ち着きがありながら、内側で成長しようとするエネルギーを秘めています。外見は静かで控えめに見えることが多いですが、内面にはじっくり物事を育む力と、柔軟に対応する感受性が同居しています。
乙丑は異常干支?
「乙丑」は異常干支ではありません。
乙丑はモテる、異性関係について
乙丑がモテる理由
乙丑は一見控えめで地味に見えるかもしれませんが、内面の誠実さや繊細な気配り、穏やかで包容力のある性格が異性にとって非常に魅力的です。目立つタイプではないものの、「じわじわと好感度が上がっていくタイプ」といえるでしょう。
- 控えめで優しい雰囲気が、安心感と信頼感を与える。
- 感情の起伏が少なく、落ち着いたやり取りができるため、大人の恋愛に向いている。
- 相手に寄り添い、さりげない気配りができるため、付き合うと心地よい関係が築ける。
異性から見た乙丑
乙丑の人は、相手の内面をよく見て接するため、短期間の派手な恋愛よりも長期的な信頼関係に基づいた恋愛が得意です。異性からは「落ち着いている」「安心できる」「癒やされる」と感じられることが多く、特に刺激よりも安定を求めるタイプにとっては非常に魅力的な存在になります。
ただし、自己主張が苦手なために「何を考えているかわかりにくい」と誤解されることもあります。そのため、恋愛面ではもう少し自分の気持ちを素直に伝えることで、さらにモテ度が高まります。
恋愛トラブルへの注意点
- 相手に合わせすぎてしまい、自分を抑えすぎる傾向があります。
- 優しすぎるあまり、都合のいい存在になってしまうことも。
- 好き避けしてしまい、相手に気づかれず恋が進展しにくい場合もあります。
モテ運アップのポイント
- 笑顔とあいづちで、話しやすい印象を作る。
- 自分の気持ちや意見を言葉で伝える練習をする。
- 清潔感や落ち着いた雰囲気のファッションで、乙丑の魅力を引き立てる。
乙丑は派手ではないけれど、長く一緒にいると「この人しかいない」と思わせる不思議な魅力があります。恋愛では、まず相手に安心感を与え、徐々に関係を深めていくスタイルが乙丑らしく、多くの人に愛される存在となるでしょう。
乙丑の性格と特徴
全体的な性格イメージ
乙丑は繊細さと忍耐力が共存する性質です。人との関わりにおいては相手の気持ちを察する力が高く、配慮深く接します。一方で、自分の意見や気持ちを表に出すのが苦手な面があり、控えめで穏やかな印象を与えがちです。
内面ではじっくり考え、物事を深める傾向があります。焦らず一歩ずつ進むことを好みますが、あまりに慎重すぎると機会を逃すこともあるため、タイミングを見極めることが大切です。
長所
感受性の高さと思慮深さで人の心を理解しやすく、相手に安心感を与えられます。忍耐強く目標に取り組む力があり、長期的な努力を継続しやすいです。土の養分を受けた木のように、時間をかけて確実に成長していく力を持っています。
注意点
自己主張が抑えられやすく、内にため込みすぎるとストレスが蓄積しがちです。また、慎重すぎて行動が遅れることや、新しいチャレンジをためらう場面もあります。適度な自己表現とタイミングの判断を意識すると運気が開きやすいでしょう。
乙丑の男性の特徴と性格
基本的な性格傾向
乙丑の男性は穏やかで誠実な印象を与えます。相手に配慮する優しさがあり、急激な変化や派手さを好まない傾向があります。内面では自分の考えを大切にし、深く思索してから行動するタイプです。
対人関係
人当たりが良く、信頼されやすいですが、自分から積極的に人を引っ張るよりも、サポート役を好む場合があります。目立つよりも縁の下で支える立場を選ぶことが多く、誠実さと真面目さで周囲から頼りにされる存在です。
恋愛傾向
乙丑の男性は恋愛においても控えめです。相手への気配りを大切にし、長期的な関係を築くことを重視します。急なアプローチよりも相手の状況や気持ちを観察し、徐々に信頼関係を育むスタイルです。
- 優しい態度で接し、相手の話に耳を傾けるため、安心感があります。
- 自己主張が少なめで、時にリード役を他者に任せることもあります。
- 深い信頼関係を築くまで時間がかかる場合がありますが、一度信頼すると真摯に向き合います。
仕事運と適職
乙丑の男性はコツコツと継続的に取り組む業務に向いています。慎重さと思慮深さを活かせる職種や、裏方で支える役割が向くでしょう。以下のような分野が適職として挙げられます。
- 研究・分析業務:データや情報を丁寧に読み解き、深く分析する仕事。
- サポート・秘書業務:細やかな配慮や気配りが求められる仕事。
- 教育・指導補助:生徒や後輩の成長を支える立場。
- 財務・経理:正確さと継続的対応が重要な分野。
- 福祉・介護関連:相手に寄り添い、長期的に支援する業務。
ただし、慎重すぎる面があるため、変化の激しい環境ではストレスを感じることもあります。新しい挑戦を求められる場面では、小さなステップで経験を積む方法が良いでしょう。
仕事運のポイント
仕事運を上げるには、自分の得意な分野を見極め、じっくり取り組む姿勢を維持することが大切です。人間関係では自分の意見を適切に伝える練習をし、チーム内での役割を明確にすると良いでしょう。ストレス解消法を取り入れ、疲れやすい時期には無理せず休息を優先してください。
乙丑の女性の特徴と性格
基本的な性格傾向
乙丑の女性は優しさと落ち着きを兼ね備えています。人への配慮が深く、家庭や職場でサポート的な役割を担いやすいです。表面的には控えめに見えますが、内側には強い意志や成長意欲があります。
対人関係
相手の気持ちに敏感で、周囲の調和を大切にします。衝突を避け、円満に関係を維持しようと努力しますが、自分の意見を後回しにしやすい面もあります。適度に自己主張することで、より良い人間関係を築けます。
恋愛傾向
恋愛では安心感と安定を求めます。大きなドラマや刺激よりも、日常の小さな幸せを重視します。
- 相手への気遣いが強く、思いやり深いアプローチをします。
- 自己表現が控えめで、本音を伝えるまでに時間がかかることがあります。
- 長期的視点で将来を考え、慎重にパートナーを選ぶ傾向があります。
- 信頼関係が築ける相手には誠実に向き合い、深い絆を育みます。
仕事運と適職
乙丑の女性は安定した環境での継続的な取り組みに強みがあります。周囲を支え、調整役となる仕事や、細やかな配慮が求められる分野で能力を発揮しやすいです。
- カスタマーサポート・接客業:相手のニーズを察し、丁寧に対応する力。
- 福祉・保育・介護関連:相手に寄り添う心温かさ。
- 事務・総務業務:正確さと継続的対応が重視される仕事。
- デザイン・クリエイティブ補助:繊細な感性を活かしつつ、他者と協働する場面。
- 教育・講座運営補助:学びをサポートし、環境づくりを行う役割。
変化や挑戦が激しい分野では不安を感じやすいこともあるため、新しい業務に取り組む際は準備期間を十分に取り、小さなゴール設定をすることで安心感を持ちながら挑戦できます。
仕事運のポイント
自分の意見やアイデアを周囲に伝える練習を積むと、評価や成果につながりやすいです。また、疲れやすい時期には無理をせず、休息や趣味の時間を確保して心身のバランスを整えましょう。自己研鑽を続けることで、自信が育ち、仕事運も安定します。
恋愛運・相性のポイント
乙丑の恋愛運の流れ
乙丑は慎重で安定志向のため、恋愛運はゆっくり進む傾向があります。出会いから深い関係へ進むまで時間を要しますが、しっかりと信頼を築いた関係は長続きしやすいです。
- 出会い期は、共通の趣味や学びの場など、穏やかな環境で発展しやすい。
- 初期は相手の様子を観察し、自分の気持ちを確認する時間が必要。
- 関係が深まると、相互の理解と配慮が深まり、安心感のある絆が育つ。
相性が良い傾向の干支
- 壬・癸(水):感受性を共有しやすく、互いに支え合う関係。水の潤いが木を育むように、優しくサポートし合える。ただし依存を避けるため、適度な距離感も意識。
- 甲(陽の木):大きな木と小さな枝の関係。甲がリードし、乙丑が細やかにサポートすることでバランスが取れる。ただし甲が強引になりすぎないよう注意。
- 己(土):柔らかい土が木の根を支えるように、安心感を与え合える関係。安定した土台の上で、乙丑の成長を支援。
- 丁(陰の火):優雅な炎が木にじんわり熱を与える関係。繊細さを理解し合い、深い共感が生まれやすい。
庚子(かのえね)との相性 – 天地徳合による最高の調和
乙丑と庚子の間には、天地徳合と称される理想的な相性があります。お互いに深い理解と尊敬を持ち合い、互いの夢や目標を支え合うことができる関係性です。庚子のダイナミックな行動力と乙丑の世話好きな性格が相まって、結婚生活においても別れにくい強固な絆を築き上げます。

注意が必要な組み合わせ
- 庚・辛(金):金は木を切る性質があるため、厳しさを学びと捉えられれば成長になるが、過度な批判やプレッシャーは傷つきやすい。相手とのコミュニケーションで配慮と自己主張のバランスを大切に。
- 戊(土):重い土は木の成長を妨げることがあるので、安定は感じられるが、束縛感に注意。自由と安心のバランスを心がける。
- 丙(陽の火):情熱的で刺激はあるが、ペースの違いで疲れやすい。クールダウンの時間を取り、互いのリズムを尊重する工夫を。
恋愛運アップのアドバイス
自己表現の練習を少しずつ行い、自分の好みや意見を相手に伝える機会を増やしましょう。小さなサインでも相手に示すことで、関係がスムーズに進みやすくなります。また、安心感を与える環境を作ることも大切。自分の趣味やリラックス方法を相手と共有し、一緒に穏やかな時間を過ごすことで絆が深まります。
仕事運・適職のポイント
乙丑の仕事運全体
乙丑は着実さと継続力が強みであり、長期的プロジェクトや裏方業務で成果を出しやすい運気です。慎重な判断力と観察力で、ミスを減らしながら丁寧に業務をこなします。
- 初期段階では慎重すぎると躊躇することがありますが、小さな目標設定でステップを踏むと前進しやすい。
- 周囲との協力を大切にし、コミュニケーションを意識すると更に仕事運が向上。
- 自己研鑽や資格取得など、時間をかけた努力が後から実を結びやすい。
適職と活かし方
前節で紹介したように、研究・分析、サポート業務、教育・福祉分野、財務・経理などが向いています。さらに、自分でじっくり取り組める分野や、チーム内で調整・フォローを担う役割で力を発揮しやすいです。
新しい分野に挑む場合は、以下の方法で安心感を持ちながら進みましょう。
- 情報収集と準備:まずは基礎知識を少しずつ学び、不安を減らす。
- 目標の細分化:大きな目標を小さなステップに分け、達成感を積み重ねる。
- サポートを得る:先輩や仲間に相談し、助言を受けながら進む。
仕事運アップのアドバイス
自分の意見やアイデアを適切に伝える場を意識的につくりましょう。発言の前に準備してメモをまとめるなど、安心して伝えられる方法を工夫します。また、定期的にリフレッシュする時間を取り、心身のバランスを保つことで、ミスや疲労を防ぎやすくなります。
金運の特徴と対策
金運の傾向
乙丑は地道な努力で少しずつ貯蓄を築く運気です。一攫千金よりもコツコツ貯めるスタイルが得意で、無駄遣いを避ける意識が高い場合が多いでしょう。ただし、慎重すぎるあまり、投資やチャンスを逃すこともあります。
具体的な金運アップ方法
- 予算管理と貯蓄計画:毎月の収入と支出を見直し、少しずつ積み立てる習慣をつける。
- 小さな投資から経験:リスクを小さく抑えながら、投資や資産運用を学ぶ。例えば、少額から始める投資信託や積立型商品を検討。
- スキルアップへの投資:自己研鑽や資格取得にお金と時間を投じることで、後の収入増加につなげる。
- 節約と楽しみのバランス:必要な支出を見極めつつ、時にはリフレッシュのための出費を認めることで、ストレスを軽減。
注意点
金運が落ち込みやすい時期は、急な大きな出費や、大胆すぎる投資の誘惑に要注意です。自分のリスク許容度を冷静に判断し、焦らず計画的に行動することが重要です。
運勢改善のための習慣と意識
自己表現とセルフケア
乙丑は内向的な面があるため、自分の気持ちを表現する習慣をつけると心が軽くなります。日記を書いたり、信頼できる人と話したり、小さなプレゼンを練習したりして、自分の考えを言葉にする機会を増やしましょう。また、感受性が強いので、リラックス法(散歩や軽い運動、趣味の時間など)を取り入れ、ストレスを溜め込まないよう心がけます。
タイミングとチャレンジ
慎重さが強みですが、機会を逃さないために小さな挑戦を重ねる意識を持ちます。例えば、新しい分野の勉強会やセミナーに参加してみる、普段と違う視点で物事を見る練習をするなど、小さな一歩を積み重ねることで、自信と成長が得られます。
周囲との協調
周囲の意見や気持ちを尊重しつつ、自分の意見も大切にするバランスを意識します。人間関係で悩んだときは、第三者の視点や専門家のアドバイスを取り入れることで、客観的に状況を判断しやすくなります。
五行のバランスを意識
乙丑は木と土の組み合わせですが、日常生活で水や火、金の要素も適度に取り入れるとバランスが整いやすいです。
- 水の要素(勉強やコミュニケーション、芸術活動など)で感性を潤す。
- 火の要素(軽い運動や発表、交流の場への参加など)で活力を得る。
- 金の要素(計画的な整理整頓や分析的思考、批判的視点の訓練など)で客観性を育てる。
乙丑の有名人芸能人
No. | 名前 | 職業・肩書き | 生年月日 |
1 | 本田 宗一郎 | 技術者、実業家(本田技研工業創業者) | 1906年11月17日 |
2 | 阿久 悠 | 放送作家、詩人、作詞家、小説家 | 1937年2月7日 |
3 | 菅 義偉 | 政治家(第99代内閣総理大臣) | 1948年12月6日 |
4 | 舘 ひろし | 俳優、シンガーソングライター | 1950年3月31日 |
5 | 勝俣 州和 | お笑い芸人、タレント | 1965年3月12日 |
6 | 上田 竜也 | アイドル、俳優 | 1983年10月4日 |
7 | 高良 健吾 | 俳優 | 1987年11月12日 |
8 | 岩田 剛典 | ダンサー、俳優、歌手 | 1989年3月6日 |
9 | 後藤 真希 | 歌手、タレント、俳優 | 1985年9月23日 |
10 | 鈴木 奈々 | ファッションモデル、タレント | 1988年7月9日 |
11 | 有村 架純 | 女優 | 1993年2月13日 |
12 | 土屋 太鳳 | 女優 | 1995年2月3日 |
13 | 古谷 一行 | 俳優 | 1943/1944年1月2日 |
14 | マドンナ | 歌手、女優、実業家 | 1958年8月16日 |
15 | 亀田 興毅 | プロボクサー | 1986年11月17日 |
16 | 川原 弘之 | プロ野球選手(投手) | 1991年8月23日 |
17 | 安藤 美姫 | 元フィギュアスケート選手 | 1987年12月18日 |
18 | マリー・アントワネット | フランス王妃 | 1755年11月2日 |
19 | ビル・クリントン | 政治家(第42代アメリカ合衆国大統領) | 1946年8月19日 |
20 | 春風亭 昇太 | 落語家 | 1959年12月9日 |
21 | 高山 一実 | タレント、作家、司会者 | 1994年2月8日 |
22 | 小宮 悦子 | フリーアナウンサー | 1958年4月18日 |
まとめ
四柱推命の乙丑は、繊細さと忍耐力を兼ね備えた干支で、穏やかに物事を育む力が特徴です。男性女性ともに控えめで配慮深く、人間関係や仕事でサポート役として力を発揮しやすい一方、自己主張やチャレンジの機会を自分から作る意識が重要になります。
- 恋愛運はゆっくり進むが、深い信頼関係を築ける。自己表現の練習や安心感を共有する時間が運気を高める。
- 仕事運・適職はコツコツと継続的に取り組む分野が向く。準備と小さなステップで新しい挑戦にも対応できる。
- 金運は地道な貯蓄・計画的な投資が合う。リスク管理とスキルアップへの投資が将来の安定に繋がる。
- 運勢改善では自己表現、セルフケア、五行バランスの意識、小さな挑戦の積み重ねがポイント。
乙丑の特性を理解し、自分らしさを大切にしつつも時には外向きに行動する習慣を取り入れることで、恋愛・仕事・金運などさまざまな面で良い結果を得やすくなります。読者の皆さんも、自分や周囲の命式を参考に、乙丑の強みを活かしてより豊かな人生を築いてみてください。
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