「13日の金曜日」、聞くだけでちょっとゾクっとしませんか?不吉な日、何か悪いことが起こるかも…なんて、心の中でちょっぴり心配になってしまう人も多いのではないでしょうか?
この日は本当に「縁起が悪い日」なのでしょうか?それとも、ただの偶然が重なって生まれた迷信に過ぎないのでしょうか?今回はそんな「13日の金曜日」について、ちょっと深掘りしてみましょう。もしかしたら、意外な一面が見えてくるかもしれませんよ。
そもそも「13日の金曜日」って何?
「13日の金曜日」は、多くの国や文化で「不吉な日」とされています。特に西洋では、この日に何か悪いことが起こるかもしれないと警戒されることが多いです。この不吉なイメージの由来は、キリスト教に深く関わっています。
キリスト教では、最後の晩餐で13人がテーブルを囲み、その中の一人であるユダがイエス・キリストを裏切ったことが知られています。そして、この晩餐が行われた翌日、キリストは金曜日に処刑されました。この出来事が組み合わさり、「13日の金曜日」が不吉な日とされるようになったと言われています。
でも、ちょっと待って。13日の金曜日が不吉だと信じられているのは、主に西洋の話です。では、なぜ日本でも「13日の金曜日は縁起が悪い」とされているのでしょうか?
13日の金曜日が日本に広まった理由
日本では、昔から「13」という数字が不吉だという文化はありませんでした。むしろ、日本では**「4」や「9」**の方が不吉とされてきました。「4」は「死」を、「9」は「苦」を意味するためです。
では、なぜ13日の金曜日が日本でも不吉とされるようになったのでしょうか?その理由は、やはり西洋文化の影響です。特に映画やメディアの影響が大きいと言えます。
1980年に公開されたアメリカのホラー映画『13日の金曜日』が、日本でも大ヒットしたことで、この日が不吉な日とするイメージが強まったのです。映画の中で、ジェイソンという殺人鬼が13日の金曜日に次々と人々を襲うというストーリーが展開され、不気味なイメージが日本にも根付きました。
それ以降、13日の金曜日が近づくと、ニュースやテレビ番組でも取り上げられるようになり、日本の一般市民の間でも「不吉な日」という認識が広がりました。今や、「13日の金曜日は怖い日」として、日常的な話題にもなるほどです。
13日の金曜日、世界ではどう思われているの?
さて、気になるのは他の国々での「13日の金曜日」の捉え方ですよね。実は、この日を不吉と感じる国ばかりではないんです!
例えば、イタリアでは、13よりも「17」が不吉な数字とされています。イタリアでは、「13日の金曜日」よりも「17日の金曜日」の方が恐れられているんです。ちょっと意外ですよね?
また、スペインやラテンアメリカの一部では、「13日の火曜日」が不吉な日とされています。彼らにとっては、火曜日が不運をもたらす日であり、金曜日よりも要注意日なのです。
さらに驚きなのは、古代エジプトでは「13」は不死と再生を象徴する神聖な数字とされていました。彼らにとって13は、永遠の命を意味する特別な数字だったのです。つまり、エジプトでは「13日の金曜日」はむしろ縁起の良い日だった可能性もあるんですね。
日本ではなぜ「13日の金曜日」が縁起が悪いのか?
西洋文化の影響で、「13日の金曜日」が不吉な日として広まった日本ですが、日本独自の迷信や文化と結びついてさらに強調されている部分もあります。
日本にはもともと、「仏滅」や「先負」などの暦の縁起に関する概念がありますよね。このような日本の縁起に関する感覚が、「13日の金曜日」にも通じているのかもしれません。つまり、日本人はもともと「縁起」に敏感な国民性を持っているため、外来の迷信も比較的受け入れやすいと言えます。
また、日本のメディアやエンターテインメント産業が積極的に「13日の金曜日」の不吉さを取り上げることで、そのイメージが定着しているのです。特に映画やドラマでは、13日の金曜日に恐怖や不運が描かれることが多く、これが私たちの日常にも影響を与えています。
13日の金曜日にやってはいけないことって?
ここまで読んで、13日の金曜日が「本当に」縁起が悪い日なのか気になってきましたか?実際に、この日にやってはいけないとされることがたくさんあります。
1. 旅行を控える 13日の金曜日には、旅行や長距離移動を避けるべきだと言われています。この日に旅行をすると、事故やトラブルに見舞われるという迷信があるのです。
2. 重要な契約や取引は避ける ビジネスにおいても、13日の金曜日には大きな取引や契約を避けるべきとされています。特に新規事業の開始や大規模な商談は、この日に行うと失敗すると信じられています。
3. 新しいプロジェクトのスタートはNG 新しいことを始めるには不向きとされるこの日。新しい仕事やプロジェクトのスタートは、不運を招く恐れがあるとされているため、避けた方が無難です。
4. 結婚式や引っ越しは控える 日本では、仏滅などの不吉な日に結婚式や引っ越しを避ける風習がありますが、13日の金曜日もその一つです。特に結婚式をこの日に挙げることは、不幸な結婚生活を招くとされています。
5. 13人での集まりや宴会を避ける 古くからの迷信では、13人での集まりや食事は不吉とされてきました。これも、キリスト教の「最後の晩餐」に由来するもので、13人が揃うと一人が不幸な目に遭うと言われています。
実際に不運なことが起きるの?
「13日の金曜日」が本当に不運な日かどうか、科学的な根拠はありません。実際、多くの研究や実験が行われましたが、この日に特に不運な出来事が多発するわけではないことが明らかになっています。
例えば、交通事故や犯罪の発生率が他の日に比べて高いというデータも見つかっていません。むしろ、多くの人がこの日を警戒するため、慎重な行動を取ることで逆に安全に過ごせている可能性すらあります。
つまり、「13日の金曜日」が不吉とされるのはあくまで迷信に過ぎず、実際の生活においては特に影響を与えるわけではないのです。
13日の金曜日は本当に縁起が悪い?
これまで見てきたように、13日の金曜日が「不吉な日」とされる理由は歴史や宗教、文化に根ざしたものです。しかし、その一方で、この日に特別な不運が起こる確率は他の日と大きく変わらないことがわかっています。
それでも、この日に何か悪いことが起こるのではないかと心配してしまうのは、私たちの先入観や迷信に対する心理的な影響が大きいのでしょう。映画やメディアが与える影響力も無視できません。
13日の金曜日をポジティブに捉えるために
ここまで読んで、「13日の金曜日」が実はそれほど怖くない日だとわかったのではないでしょうか?むしろ、13は古代エジプトやローマなどで神聖な数字とされていたこともあるため、ポジティブに捉えることもできます。
例えば、この日に新しいことを始めることで、逆に幸運を引き寄せると考えるのも一つの方法です。迷信にとらわれず、自分自身のポジティブなエネルギーを信じて行動することで、素晴らしい一日を過ごせるかもしれません。
また、この日に特別なお守りやおまじないを身につけることで、安心して過ごすのも良いでしょう。ローズクォーツやラベンダーオイルなどのアイテムを使ったおまじないで、ポジティブなエネルギーを取り入れてみるのもおすすめです。
結論:13日の金曜日は自分次第!
結局のところ、13日の金曜日が不吉な日かどうかは、あなた自身の考え方次第です。迷信や先入観に縛られず、ポジティブな気持ちで過ごすことで、この日も普通の日と変わらない、もしくは特別な幸運を引き寄せる日となるかもしれません。
**「13日の金曜日だから不安」と思うのではなく、逆に「13日の金曜日だからこそ、素敵なことが起こるかも!」**というポジティブな気持ちで、毎日を楽しんでいきましょう!
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