友引は、元々「共引き(ともびき)」として知られており、「共に引き合う」日とされていました。勝負事では引き分けになりやすい日と解釈され、勝敗がつかない場面では、避けられることが多かったようです。しかし、時代が経つにつれ、「友引」の表記が定着し、「友を引き寄せる」という意味合いが強調されました。これが現在では、吉事に適した日として理解される背景となっています。
友引の日にやると良いこと
- 結婚式や入籍: 友を引き寄せ、幸せを周囲に広げる日とされ、結婚式や入籍には大安に次いで縁起の良い日とされています。友人や家族も共に喜びに引き込む日として、人気があります。
- 納車: 車を購入した際の納車日としても、事故を避ける意味で友引が好まれます。
- 七五三やお宮参り: 子どもの健やかな成長を祈る行事にも適しており、友引の日に行うことが良いとされています。
- お食い初めや100日祝い: 子どもの成長や幸運を願う際に、「友を引き寄せる」日として、友引が人気です。
友引に避けるべきこと
- 葬儀や火葬: 友引の日に葬式を行うと、友を不幸に巻き込むという意味で避けられています。多くの火葬場が友引の日を休業日にしている理由でもあります。
- 11時から13時の時間帯: この時間帯は凶とされるため、慶事や重要な行事の開始時間としては避けられています。
スピリチュアル的解釈
友引の日には、自己の行動が周囲に影響を及ぼすというエネルギーが働くとされています。特に、大きな始まりや終わりを象徴する行事(結婚式や葬儀など)に注意を払い、慎重に行動することが推奨されます。自己と他者とのつながりを意識し、調和を大切にする日とも言えるでしょう。