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【2026年の初卯詣】 新年の吉日「初卯の日」の 由来と参拝ガイド

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初卯詣と初卯の日 吉日カレンダー

日本には四季折々の美しい伝統行事がありますが、その中でも特に新年において心新たにする行事が「初卯詣(はつうもうで)」です。初詣(はつもうで)は誰もが知る国民的な行事ですが、「初卯詣」となると、その詳細をご存知ない方も多いのではないでしょうか?

この美しい風習は、新年の最初の「卯(う)の日」に神社や寺へ参詣し、新しい一年の幸運と繁栄を祈るというものです。
2026年の幕開けに向けて、この神秘的で心温まる伝統について深く掘り下げ、その意味、由来、そしてどのように今日の私たちの生活に根ざしているのかを探ります。うさぎに導かれる幸運の旅へ、ご一緒しましょう。

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初卯(はつう)

1. 初卯(はつう)と「卯の日」の基礎知識

初卯(はつう)とは

初卯(はつう)とは、文字通り「その年が始まって最初に巡ってくる卯の日」のことを指します。お正月の喧騒が少し落ち着いた頃にやってくるこの日は、古来より「物事を始めるのに最適な吉日」として大切にされてきました。

そもそも「卯の日」とは?

「今日は卯の日だ」などと日常会話で使うことは少なくなりましたが、かつての日本人にとって干支(えと)はカレンダーそのものでした。 卯の日は、十二支(じゅうにし)の一つである「卯(う)」が指し示す日です。

【十二支の構成】
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

この12種類の動物が毎日順番に割り当てられており、12日ごとに「卯の日」が巡ってきます。その中でも、新年を迎えて最初に訪れる卯の日が「初卯」として、特別な霊力を持つと考えられてきたのです。

干支と中国:天を12等分した古代の知恵

なぜ「12」なのでしょうか?その起源は古代中国にまで遡ります。 昔の中国では、年を数える基準として木星の動きを使っていました。木星は太陽の周りを約12年かけて一周します(公転周期)。そこで古代の人々は、天(天空)を12等分し、木星がどの位置にあるかで年を数えたのです。

もともと「子」から「亥」までの12個の漢字は、動物ではなく、中国で数を表す記号のようなものでした。植物が種から芽を出し、成長し、枯れてまた種に戻るという生命のサイクルを意味していたとも言われています。

これを、庶民にも分かりやすく覚えやすいようにと、後漢時代の思想家・王充(おういつ)という人物が動物の名前に置き換えたとされています。これが今日、日本を含む多くのアジア文化圏で親しまれている十二支のルーツです。 それぞれの動物には特定の性質や特徴が象徴され、初卯はその中でも「春の訪れ」「跳躍」「繁栄」を象徴する重要なタイミングとなっています。

2026年の初卯の日

2026年の初卯の日は1月5日です。

初卯詣の由来とご利益

なぜ「うさぎ」をお参りするのか?

初卯詣(はつうもうで)は、通常の初詣とは少し意味合いが異なります。初詣が「氏神様への新年の挨拶」であるのに対し、初卯詣はより具体的な願い、特に「子宝」「安産」「飛躍」を願う意味合いが強い行事です。

うさぎは多産な動物であることから、古くから豊穣と繁栄の象徴とされてきました。また、そのピョンピョンと跳ねる姿から、運気が上向く「飛躍」の象徴でもあります。 さらに、東洋占星術や陰陽五行説において、「卯」の方角は「東」を指します。

  • 方角: 東(太陽が昇る方向)
  • 季節: 春(生命が芽吹く時期)
  • 時間: 午前5時から7時頃(一日の始まり)

つまり、卯は「春の訪れ」と「陽気(ポジティブなエネルギー)」そのものを表しているのです。初卯詣は、太陽が昇る勢いと共に、一年の幸福を祈る、非常に前向きで明るい行事なのです。

【東京】亀戸天神と妙義詣の歴史

関東、特に東京にお住まいの方にとって、初卯詣といえば亀戸天神(かめいどてんじん)が有名です。しかし、厳密に言えば、亀戸天神の境内にある「御嶽(みたけ)神社」へのお参りが本来の形です。

亀戸天神社 公式サイト

江戸の熱狂「妙義詣」

この御嶽神社は、かつて「亀戸妙義社」と呼ばれていました。江戸時代の後期には、ここで初卯詣を行うことが大変なブームとなり、「妙義詣(みょうぎもうで)」と呼ばれて多くの江戸庶民で賑わいました。

ご祭神は、法性坊専意僧正(ほっしょうぼうせんいそうじょう)です。この方は、亀戸天神の主祭神である菅原道真公の「先生」にあたる人物(教学や御祈の師)です。 伝承によると、法性坊は天慶3年(930年)の2月の卯の日、卯の刻に亡くなられたとされています。この不思議な縁から、「卯の神様」として信仰されるようになりました。

梅の花と福徳を求めて

初卯の日には、「卯槌(うづち)」や「卯の神札」といった特別な授与品が配られます。これらは福徳、才智、愛敬を授け、病を除き、延命を祈るものとして大切にされてきました。

亀戸天神といえば梅の名所としても知られています。境内には300本を超える梅が植えられていますが、初卯の時期(1月上旬)はまだ蕾が固い時期です。しかし、そこには風情があります。 初卯、二の卯、三の卯と、12日ごとに日を追うごとに梅がほころび、春が近づいてくる様子を楽しむ。これこそが、江戸っ子の粋な楽しみ方だったのかもしれません。

【大阪】住吉大社と神兎の伝説

関西で初卯詣といえば、大阪の住吉大社が筆頭に挙がります。 住吉大社といえば、商売繁盛を願う「初辰詣(はったつもうで)」が有名ですが、実は「卯」とも深い縁があることをご存知でしょうか?

鎮座の日は「卯の年、卯の月、卯の日」

住吉大社の鎮座(神様がそこに宿ること)は、神功皇后の御代、211年の辛卯(かのとう)年の卯月(4月)卯日であったと伝えられています。 この驚くべき「卯」並びの縁から、うさぎは住吉大社の神使(神様の使い)とされています。

境内には、その名も「卯の日」の名が残る参道があったり、可愛らしい翡翠(ひすい)の撫で兎(なでうさぎ)が鎮座していたりと、知る人ぞ知る「うさぎ神社」なのです。 参拝者はこの撫で兎を撫でることで、無病息災や身体健全を祈願します。

関西エリアでは他にも、京都の石清水八幡宮や上賀茂神社・下鴨神社なども干支にまつわる信仰が厚く、初卯に合わせて参拝する方も多くいらっしゃいます。

現代に息づく初卯の心

初卯詣は、単なる古い伝統行事以上の意味を私たちに問いかけます。 現代社会は24時間365日が絶え間なく過ぎていきますが、かつての日本人は「干支」という自然のリズム、天体の運行に合わせて生活していました。

12日に一度巡ってくる「卯の日」に、ふと立ち止まり、東の空を見上げて春の訪れを感じる。 そして新年の最初の「初卯」に、今年一年の飛躍を誓う。

2026年の1月5日。もしお時間が許せば、お近くの天神様やうさぎに縁のある神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか? 寒さ厳しい1月の空気の中で手を合わせれば、きっと心の中に温かい春の陽気が満ちてくるはずです。先人たちの知恵と文化を受け継ぎ、自然のリズムと調和しながら生きる豊かさを、ぜひ実感してください。

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