丙寅(ひのえとら)は、太陽みたいに明るい「丙」と、春の始まりを告げる「寅」が重なる干支。強さと華やかさ、そして人を惹きつけるカリスマがにじむ一方で、勢いが強いからこそ「燃え尽きやすさ」も抱えやすい――そんな魅力と課題をあわせ持つ日柱です。
丙寅とは
丙寅は、四柱推命の60干支の3番目。十干の「丙(ひのえ/へい)」と十二支の「寅(とら/いん)」が組み合わさった干支で、丙寅の年・月・日(とくに日柱)に巡ってきます。一般には「ひのえとら」、音読みでは「へいいん」と呼ばれることもあります。
四柱推命では、日柱(生まれた日の干支)を手がかりに、あなたの本質・行動パターン・恋愛観・人生のクセなどを読み解いていきます。丙寅が日柱にある人は、「火」と「木」の勢いが重なりやすいぶん、人生のスタートダッシュが得意で、何かを切り拓く役割を担いやすいタイプです。
十干の「丙」そのものの性格や相性の土台は、四柱推命の丙の性格と相性でも整理できます。丙寅を深く理解するには、まず「丙=陽の火」の気質を押さえておくのが近道です。

また、六十干支の並びや「日柱で何がわかるのか」の基礎を確認したい人は、四柱推命の60干支(六十干支)についても参考になります。
丙寅のイメージ
丙寅は、十干の「丙(陽の火)」と、十二支の「寅(春の始まり=木の気)」が合わさる干支です。丙は太陽のように明るく、堂々として、周囲を照らす性質。寅は芽吹きのエネルギーを持ち、成長・発展・スタートを象徴します。
この2つが重なる丙寅は、「燃え上がる火が芽吹きを照らし、勢いよく始まる」ような運気。決断が早く、チャンスに飛び込める行動力が強みになります。その一方で、勢いが強い分だけ「早とちり」「せっかち」「やり過ぎ」が出ると、疲れやすさや対人摩擦につながることもあります。
丙寅は異常干支?
結論から言うと、丙寅は異常干支ではありません。異常干支と呼ばれる干支は別に存在し、強い個性や偏りが出やすいとされますが、丙寅はそこには含まれない扱いが一般的です。
ただし、「異常干支ではない=穏やか」という意味ではありません。丙寅は火と木の勢いが強く、存在感が大きい・言葉が強くなりやすい・展開が早いという“強さ”が出やすい干支。だからこそ、周囲から「強い人」「圧がある」「目立つ」と見られやすいのです。
なお、同じ「丙」でも異常干支とされやすいタイプの代表例としては、丙戌などがあります。丙寅の“強さ”と、異常干支の“強さ”は似ているようで質が違うので、比較して読むと理解が一段深まります。
丙寅は強い?モテる?そう言われる理由
「太陽の火」×「寅のスタート力」で、主役になりやすい
丙寅が「強い」と言われる一番の理由は、丙(太陽の火)の明るさと、寅(始まりの木)の推進力が同時に働くからです。丙は場を照らす役、寅は最初に飛び出す役。つまり丙寅は、目立つだけでなく、先頭に立って動ける人が多いのです。
さらに、丙寅は「自分の正しさ」や「信念」を持ちやすい干支。迷いが少ない分、言い切る力があり、周囲から見ると「芯が強い」「頼れる」「決断が早い」と感じられます。その結果、自然とリーダー役を任されやすくなります。
丙寅がモテるのは、熱量が“わかりやすい”から
丙寅がモテる理由は、テクニックよりも情熱がストレートに伝わるところにあります。好きになったら行動に出やすく、相手に対して態度がわかりやすい。そこに丙の華やかさが加わるので、恋愛の場面では「一緒にいると元気になる」「自信がある人に惹かれる」という層に刺さりやすいのです。
一方で、熱量が高い分だけ、相手のペースを置いていくと「押しが強い」「急すぎる」と感じさせることも。丙寅が恋愛で強みを最大化するには、相手の反応を待つ“間(ま)”を覚えることが鍵になります。
「一番モテる干支の女性?」と噂される理由
丙寅の女性は、可憐さで勝負するより、堂々とした魅力で人を惹きつけます。自分を偽らず、欲しいものを欲しいと言える強さがあるため、恋愛でも「選ばれる側」だけでなく「選ぶ側」に立ちやすいのが特徴です。
だからこそ、丙寅女性は「近寄りがたいくらい魅力的」「かっこいい」「気づいたら惹かれていた」と言われやすく、結果として“モテる干支の女性”として名前が上がりやすいのです。
丙寅の性格と特徴
丙寅の男性の性格
丙寅男性は、エネルギッシュで人を引っ張る力のあるタイプ。決断が早く、迷いが少ないので、組織でも家庭でも「頼れる人」になりやすいです。大きな夢や理想を持ちやすく、目標が定まると驚くほどの集中力で突き進みます。
ただし、勢いが強いぶん、独断専行になりやすい面もあります。「こうだ」と思ったら譲れないところがあり、周囲の意見を聞く前に走ってしまうことも。丙寅男性がさらに器を大きくするには、人の意見を“勝ち負け”ではなく“情報”として受け取る姿勢が重要になります。
丙寅の女性の性格
丙寅女性は、明るく情熱的で、芯のあるタイプ。自立心が強く、誰かに依存せずに人生を切り拓く力を持っています。目標に向かって努力を惜しまないので、周囲から一目置かれやすく、「かっこいい女性」「頼れる存在」として慕われることも多いでしょう。
一方で、正しさに火がつくと止まらないところがあり、言葉がストレートになりすぎることも。丙寅女性の魅力は“強さ”だけではなく、太陽のような温かさにもあります。だからこそ、意見を伝える時ほど相手の逃げ道を残す言い方を意識すると、魅力がさらに洗練されます。
丙寅は短命って本当?
まず結論として、「丙寅生まれ=短命」とは限りません。これは古い時代の俗説として語られてきたもので、現代の感覚では「寿命が決まる」というより、燃え方が強いぶん、消耗しやすい傾向があると捉える方が現実的です。
なぜ「丙寅は短命」と言われたのか
- 丙寅はエネルギーが強く、波乱や激しさが出やすいと考えられてきた
- 火(丙)が強く燃えるイメージから、無理を重ねて燃え尽きやすいと連想された
- 勢いで進む分、休むタイミングを逃しやすいという体質的な暗示として語られた
丙寅の運勢を良い方向に伸ばすコツは、何かを我慢して小さくなることではなく、燃え続けられるペース配分を身につけることです。睡眠、食事、運動、そして「一人で抱えない相談ルート」を確保するだけで、丙寅の人生はかなり安定します。
丙寅の恋愛運と結婚運
丙寅男性の恋愛傾向
丙寅男性は、情熱的で一直線な恋をしやすいタイプ。好きになったらストレートにアプローチし、気持ちを隠さずに表現します。交際が始まると、相手を守ろうとする責任感が強く、頼れるパートナーになりやすいでしょう。
ただし、プライドが高い面もあるため、批判や拒絶に弱く、すれ違いが起きやすいことがあります。丙寅男性の恋が長続きする鍵は、“主導権”より“信頼”を優先すること。相手の気持ちを確認しながら進めると、愛情が深く安定します。
丙寅女性の恋愛傾向
丙寅女性は、自立した恋愛を好むタイプ。甘えるよりも対等な関係を望み、尊敬できる相手に惹かれやすいです。恋に落ちた時は一途で誠実ですが、駆け引きは得意ではなく、直球勝負になりやすいでしょう。
理想が高く、軽い関係には興味を持ちにくいので、結婚相手に求める条件もはっきりしがちです。丙寅女性が幸せな結婚をつかむには、条件を増やすより、「一緒に人生を育てられる相手か」に焦点を当てること。対話の量を増やすほど、絆が強くなります。
丙寅の仕事運と適職
丙寅は、持ち前の行動力・リーダーシップ・発信力を活かして、仕事でも成果を出しやすい干支です。人前に立つこと、企画を動かすこと、スピード勝負の世界で輝きやすいでしょう。
向いている分野の例としては、経営、営業、広報、企画、プロデュース、政治・社会活動、教育、イベント運営、クリエイティブ職など。丙寅は「やる」と決めた瞬間の熱量が大きいので、停滞した現場を立て直す役や、新規立ち上げで力を発揮します。
注意点は、勢いで押し切る癖が出ると対人摩擦が起きやすいこと。成功のポイントは、チームワークと柔軟性。あなたの熱量に、周囲が安心して乗れる形を作れた時、丙寅の仕事運は一気に跳ね上がります。
丙寅の金運の傾向
丙寅は、稼ぐ力そのものは強いタイプです。チャンスをつかむ嗅覚があり、「ここだ」と思った時に攻められる。だからこそ、若いうちから成果を出したり、収入の柱を増やしたりする人もいます。
一方で、火の勢いが出ると「気分で使う」「勢いで大きい買い物をする」ことも起こりがちです。丙寅の金運を安定させるコツは、節約で我慢することより、“使う目的”を決めてから使うこと。投資や自己投資も、熱くなりすぎない仕組み(上限設定・第三者の目・記録)を作ると、豊かさが積み上がっていきます。
丙寅と相性の良い60干支と悪い60干支
相性の良い干支
- 戊午(つちのえうま):火と土の組み合わせで、丙寅の情熱をしっかり支えてくれる相性。
- 庚戌(かのえいぬ):正義感と責任感が強く、信頼関係を築きやすい組み合わせ。
- 甲辰(きのえたつ):木の気が丙寅の火を育て、協力関係が生まれやすい。
- 乙卯(きのとう):柔らかさで丙寅の勢いを整え、心の余裕を作ってくれる。
相性の悪い干支
- 壬申(みずのえさる):水と金の気が火を抑えやすく、衝突や摩擦が起きやすい。
- 癸酉(みずのととり):価値観の違いが誤解になりやすく、歩み寄りに時間がかかる。
- 己丑(つちのとうし):丙寅のスピード感と、己丑の慎重さがかみ合わないことがある。
ただし、相性は命式全体(年柱・月柱・時柱、五行バランス)で変わります。ここでは「丙寅の気質が出た時に、噛み合いやすい/ぶつかりやすい」傾向として参考にしてください。
同じ「丙」仲間と比べると、丙寅の個性が見えやすい
丙寅は「丙の火」に「寅のスタート力」が乗る干支ですが、同じ丙でも組み合わせの十二支が変わると、強さの出方が変わります。
- スケールの大きさや伝説級の強さが語られやすいのが丙午
- カリスマ性と強運の色が濃いと言われやすいのが丙辰
- 美人・強運のイメージで語られやすいのが丙申
- 使命感や繊細さが混ざりやすいのが丙子
- 霊感や強い個性で語られやすいのが丙戌
また、三業干支として「不信の業」が語られる丙辰・丙戌については、三業干支の不信の業、丙辰と丙戌は裏切られるほど運気が上がるもあわせて読むと、丙系干支の“運の動き方”が立体的に見えてきます。丙寅はそこに該当しませんが、比較視点としては役立ちます。
丙寅の開運アドバイス
- 感情のコントロールを意識する:熱量が高いほど言葉も強くなりがち。大事な話ほど一呼吸置く習慣を。
- 相談相手を持つ:突っ走りやすいからこそ、第三者の視点が運のブレーキになり、結果的に運気が伸びます。
- 体を動かしてエネルギーを循環させる:火と木の気を持つ丙寅は、運動・散歩・アウトドアが開運の近道。
- 目標を“小分け”にする:大きな夢を一気に燃やすより、週単位・月単位の達成を重ねるほど、丙寅は強くなれます。
丙寅の有名人・芸能人
丙寅は、強い発信力やカリスマ性が出やすい干支のため、表舞台で存在感を放つ人も目立ちます。ここでは「丙寅日」とされる有名人・芸能人の例をまとめます。
| No. | 名前 | 主な職業 | 生年月日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 麻生 太郎 | 政治家・実業家 | 1940年9月20日 (zh.wikipedia.org) |
| 2 | ガッツ石松 | 俳優・タレント・元プロボクサー | 1949年6月5日 (ja.wikipedia.org) |
| 3 | 岡田 克也 | 政治家 | 1953年7月14日 (ja.wikipedia.org) |
| 4 | 荒木 飛呂彦 | 漫画家 | 1960年6月7日 (ja.wikipedia.org) |
| 5 | 黒木 瞳 | 女優・声優・タレント・歌手・映画監督 | 1960年10月5日 (ja.wikipedia.org) |
| 6 | 奥田 民生 | ミュージシャン・シンガーソングライター | 1965年5月12日 (ja.wikipedia.org) |
| 7 | 飯尾 和樹 | お笑い芸人 | 1968年12月22日 (w.atwiki.jp) |
| 8 | 高嶋 ちさ子 | ヴァイオリニスト・音楽プロデューサー | 1968年8月24日 (ja.wikipedia.org) |
| 9 | 内田 有紀 | 女優・歌手 | 1975年11月16日 (ja.wikipedia.org) |
| 10 | 後藤 久美子 | 女優・モデル・タレント | 1974年3月26日 (ja.wikipedia.org) |
| 11 | 成海 璃子 | 女優 | 1992年8月18日 (ja.wikipedia.org) |
| 12 | 小野 莉奈 | 女優 | 2000年5月8日 (ja.wikipedia.org) |
| 13 | 森 七菜 | 女優・歌手(声優等も) | 2001年8月31日 (zh.wikipedia.org) |
| 14 | 氷川 きよし | 歌手 | 1977年9月6日 (ja.wikipedia.org) |
| 15 | 栗原 類 | モデル | 1994年12月6日 (zh.wikipedia.org) |
| 16 | 金子 大地 | 俳優 | 1996年9月26日 (zh.wikipedia.org) |
| 17 | 浮所 飛貴 | 俳優 | 2002年2月27日 (ticketjam.jp) |
| 18 | 草間 彌生 | 美術家(画家・彫刻・インスタレーション等) | 1929年3月22日 (zh.wikipedia.org) |
| 19 | 亀田 大毅 | 元プロボクサー | 1989年1月6日 (ja.wikipedia.org) |
| 20 | 岡本 綾 | 女優 | 1982年12月9日 (eiga.com) |
| 21 | 渋野 日向子 | 女子プロゴルファー | 1998年11月15日 (ja.wikipedia.org) |
| 22 | 加藤 夏希 | 女優・モデル・歌手 | 1985年7月26日 (eiga.com) |
| 23 | 玉井 詩織 | 歌手・タレント・女優 | 1995年6月4日 (ja.wikipedia.org) |
| 24 | 浅見 れいな | 女優・モデル | 1983年6月7日 (ja.wikipedia.org) |
| 25 | はじめしゃちょー | YouTuber | 1993年2月14日 (ja.wikipedia.org) |
同じ「丙」系の有名人も見たい人は、丙午の女性や男性の有名人や芸能人や、丙辰の有名人や芸能人もあわせてチェックすると、丙の世界観がより掴みやすくなります。
まとめ
丙寅(ひのえとら)は、情熱と行動力を兼ね備えたパワフルな干支で、人生を前向きに切り開く力を持っています。強くてモテると言われるのは、太陽のように明るい丙と、芽吹きの勢いを持つ寅が重なり、主役として人を惹きつけやすいからです。
一方で、勢いが強いぶん、せっかちさや言葉の強さが出ると対人面で損をしやすいこともあります。丙寅の運気を伸ばす鍵は、熱量を消さずに、燃え続けられるペースを作ること。自分の情熱を丁寧に扱えた時、丙寅は恋愛も仕事も金運も、大きく花開いていくでしょう。



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