新しいことを始める時、どうしても気になってしまうのが「縁起」ですよね。特に大きなイベントや重要な手続きが絡むと、少しでも運気を上げたいと考えるのは自然なことです。そんな時に気にされるのが、**六曜(ろくよう)**の中でも特に吉日とされる「大安」。結婚式や引っ越し、車の納車など、あらゆる場面で「大安だからこの日にしよう!」という声を聞くことがあるほど、その存在感は大きいです。
この記事では、そんな大安の日の中でも特に注目すべき時間帯、午前中に行うべきか、午後が良いのか、どんな時にどの時間帯が吉となるのかを詳しく見ていきます。運気を上げたい方や縁起を担ぎたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
大安とは?なぜ縁起が良いのか?
まず、そもそも大安とは何か、なぜこれほどまでに「縁起が良い日」とされているのかを簡単に説明します。
大安(たいあん)は、六曜という日本の暦注(こよみちゅう)の一つで、六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つが順番に繰り返されます。この中で大安は最も吉日とされており、どんなことを行うにも縁起が良い日とされています。結婚式、引っ越し、納車など、新しいスタートを切る日として人気が高いのはこのためです。
大安は「大いに安し」という意味があり、一日中を通して何をしても良い結果が得られるとされています。特に、婚礼関係では「大安婚」という言葉が使われるほど、結婚式の日取りとして人気があります。
大安の午前と午後、どちらが縁起が良い?何時から?
では、大安の日に何か大きなイベントを行う際、時間帯はどちらが良いのでしょうか?結論から言うと、大安は一日中吉とされているため、時間帯によって吉凶が分かれることはありません。つまり、午前中に何かを行おうが、午後に行おうが、縁起の良さに変わりはないということです。
しかし、そうは言っても、午前中と午後で何か違いがあるのかと気になる方もいるでしょう。ここでは、午前中に行うべきこと、午後に行うべきことをそれぞれの時間帯の特性に基づいて詳しく見ていきます。
午前中に行うべきこととは?
午前中は、文字通り一日の始まりです。太陽が昇り、新しいエネルギーが満ちてくる時間帯であることから、「物事のスタートを切る」には非常に適しています。特に、次のようなことを午前中に行うと良いでしょう。
- 新しいスタートに関すること
結婚式や引っ越し、納車など、新しい生活やプロジェクトの始まりに関わることは、午前中に行うと運気が高まりやすいと言われています。大安の日の午前中にスタートを切ることで、一日中のポジティブなエネルギーを受け、物事がスムーズに進むという効果が期待できます。 - 神社への参拝
新しい物事を始める時や、人生の節目には、神社での参拝もおすすめです。午前中は空気が澄んでいて、神聖なエネルギーが満ちている時間帯とされています。大安の日の午前中に神社に参拝することで、さらに運気がアップし、あなたを守ってくれる神々の力を最大限に引き寄せることができるでしょう。 - ビジネスの契約
大きなプロジェクトや契約ごとがある場合、午前中に契約を交わすことで、良いスタートを切ることができます。大安はどの時間帯でも吉日とされますが、午前中にスタートすることで、その日一日を通してスムーズに物事が進むとされています。ビジネスの成功を願うなら、大安の午前中に行動を起こしてみましょう。
午後に行うべきこととは?
一方、午後には午後ならではの良さがあります。午後は、午前中のエネルギーが満ちた状態から、物事を安定させていく時間帯です。特に、次のようなことを午後に行うと良いでしょう。
- 安定した決断や結果を求めること
午後は、午前中にスタートしたことが徐々に形になり、安定していく時間帯です。大安の日の午後には、何かを完成させたり、結果を求める行動を起こすと良いでしょう。例えば、契約の最終確認や、プロジェクトの総仕上げなど、安定した結果を求める場面に適しています。 - 重要な人との会合や商談
午後の時間帯は、心が落ち着いてリラックスしやすい時間帯です。そのため、重要な人との会合や商談など、緊張感を持ちながらも落ち着いて対処したい場面に適しています。大安の日の午後は、縁起の良さも相まって、良好な人間関係やビジネスの成功を引き寄せることができるでしょう。 - 穏やかな気持ちで新たな一歩を踏み出す
午後の時間帯は、午前中に比べて落ち着いています。そのため、穏やかな気持ちで新たなスタートを切る場面に向いています。例えば、新しい趣味を始めたり、人生の目標に向かって計画を立てるなど、心に余裕を持った行動ができるのが午後の特徴です。大安の午後を活用して、安定した運気を得るための一歩を踏み出してみましょう。
大安以外でも縁起の良い日とは?
大安は確かに縁起の良い日ですが、他にも吉日とされる日があります。どうしても大安の日に予定が合わない場合や、別の日に行いたい場合には、以下のような日を参考にしてみましょう。
友引(ともびき)
友引は、「友を引く」という意味があり、友人や仲間との縁を強めたい場合に向いている日です。ただし、午前11時から午後1時までは凶とされているため、この時間帯を避ける必要があります。大安に次ぐ吉日とされているため、結婚式や友人との集まりに良いとされています。
先勝(せんしょう)
先勝は、「早めに行動することが良い」とされる日です。午前中が吉とされ、午後からは凶とされます。大安が都合の合わない場合や、早めに物事を進めたい場合には、先勝の午前中に行動を起こすと良いでしょう。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日とは、一粒の種が万倍に実るという意味を持つ吉日です。この日に始めたことは、後に大きな成功や成果をもたらすとされています。結婚式や引っ越し、新しいプロジェクトのスタートなどに適しています。特にビジネスの成功を願う人におすすめです。
天赦日(てんしゃび)
天赦日は、暦の中で最も縁起が良いとされる日で、一年に数回しか訪れません。何をするにも最適な日とされ、この日に行うことはすべて成功すると言われています。大きな決断や、重要なイベントを行うには最高の日です。
縁起の悪い日は避けるべき?
縁起の良い日に関してはこれまで説明しましたが、逆に縁起の悪い日というものも存在します。特に大きなイベントを控えている場合、避けた方が良い日を知っておくことも重要です。
仏滅(ぶつめつ)
仏滅は、六曜の中で最も凶とされる日です。この日は、何をしても縁起が悪いとされ、婚礼や引っ越しなどを避ける人が多いです。どうしてもこの日に予定がある場合は、他の吉日と重なっているか確認し、できる限り縁起の良い時間帯に行うことをおすすめします。
赤口(しゃっこう)
赤口は、午前11時から午後1時のみ吉とされる日です。それ以外の時間帯は凶とされており、特に赤は「血」を連想させることから、事故や怪我に注意が必要です。車の納車や重要なイベントには不向きな日とされています。
大安の日を最大限に活用しよう!
大安の日は、一日中吉日とされているため、時間帯に関係なく物事を進めることができます。ただし、実用的な面から見ても、午前中に物事をスタートさせることでその日一日を有効に使うことができるため、運気を最大限に引き寄せるには、午前中に行動を起こすことがおすすめです。
結婚式や引っ越し、納車、ビジネスの契約など、人生の大きなイベントを控えている方は、ぜひ大安の日を選び、その日の午前中にスタートを切ってみてください。幸運を引き寄せ、あなたの人生に新たな運気をもたらすことでしょう。
運は自分で引き寄せるもの。大安の日を有効に活用して、明るくポジティブなスタートを切りましょう!
コメント