初午(はつうま)は、稲荷(いなり)信仰と深く結びついた「一年のはじまりの開運行事」のひとつ。2026年は2月1日(日)が初午です。いなり寿司はただの行事食ではなく、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全を願う“祈りのごはん”。この記事では、2026年の日程から由来、いなり寿司のスピリチュアルな意味、参拝のコツまで、丁寧にまとめます。
- 2026年の初午はいつ?二の午・三の午も一覧でチェック
- 初午とは?稲荷信仰と暦が結びついた「はじまりの祈りの日」
- 初午の由来と意味|和銅4年(711年)と伏見稲荷大社
- いなり寿司のスピリチュアルな意味|「実り・守り・めぐり」を食べる
- 初午になぜ「いなり寿司」?由来はひとつじゃない(諸説を正しく整理)
- 2026年初午にやること|参拝・食べ方・家でできる開運ルーティン
- 初午の食べ物はいなり寿司だけじゃない|地域の行事食もスピリチュアルに読む
- 2月11日は「初午いなりの日」|2026年は2月11日(水)
- 「稲荷神社が怖い」「行かない方がいい?」に答えます(不安のほどき方)
- 2026年初午Q&A|よくある疑問をまとめて解決
- まとめ|2026年初午は「いなり寿司で運を育てる」いちばんやさしい開運日
2026年の初午はいつ?二の午・三の午も一覧でチェック
初午は「2月の最初の午(うま)の日」として広く親しまれ、神社でも初午大祭(初午祭)が行われます。2026年は初午が日曜日なので、参拝や行事食を楽しみやすい年です。
| 呼び名 | 日付(2026年) | 曜日 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 初午(はつうま) | 2月1日 | 日 | 稲荷神社の祭礼がもっとも盛り上がる日 |
| 二の午(にのうま) | 2月13日 | 金 | 地域によっては二の午にも祭礼・参拝をする |
| 三の午(さんのうま) | 2月25日 | 水 | 三の午まで行事を続ける土地もある |
ちなみに「午の日」は12日ごとに巡ってきます。2026年2月は上の3回が「午の日」になります。
注意:初午の決め方に「立春(りっしゅん)基準」の言い方もある
一般には「2月最初の午の日=初午」でOKですが、解説の中には「立春の後の最初の午の日」と説明するものもあります。立春は季節の節目なので、この言い方も“季節感”としては理解できます。ただ、2026年は立春が2月4日なので、立春基準だと最初の午は2月13日になり、二の午と混同しやすいんですね。伏見稲荷大社の初午大祭が2026年2月1日に行われることからも、行事としては「2月最初の午の日」を初午とする理解がわかりやすいです。
初午とは?稲荷信仰と暦が結びついた「はじまりの祈りの日」
初午は、暦の上で“午の日”が持つ勢いと、稲荷神(いなりのかみ)への信仰が結びついて形づくられた行事です。稲荷神は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)=食べものと暮らしの豊かさを守る神さま。そこに「商売繁盛」「家内安全」「諸願成就」など、現代の願いが自然に重なっていきました。
そして初午は、ただお願いをする日というより、“今年も巡ってくる恵みに感謝し、運を育てていくスイッチを入れる日”。だからこそ、派手な開運よりも、心の整え方や、日々の暮らしを大切にする意識がとても相性がいいのです。
初午の由来と意味|和銅4年(711年)と伏見稲荷大社
初午の由来としてよく語られるのが、和銅4年(711年)2月の初午の日に、稲荷大神が稲荷山に鎮座したという伝承です。これにちなみ、京都の伏見稲荷大社では「初午大祭」が執り行われ、参拝は「福詣り(ふくまいり)」とも呼ばれます。
ここで大切なのは、古い年代の出来事は旧暦・新暦換算の関係で日付に幅が出ること。資料によって「○月○日相当」と表現が分かれる場合があります。だから記事としては、断定しすぎず、“和銅4年(711年)の2月初午にちなむ”という形で押さえるのが誠実です。
稲荷神は「ひと柱」ではなく、広がりの中で姿を変えてきた神さま
稲荷信仰は全国へ広がる中で、地域の生活や信仰と結びつき、さまざまな形をとってきました。伏見稲荷大社では宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を中心に複数の神さまをお祀りしていることも知られています。稲荷は「稲が成る(いなり)」という言葉の響きとも相性がよく、“実りが形になる力”を象徴する存在として、今も多くの人の心の拠り所になっています。
いなり寿司のスピリチュアルな意味|「実り・守り・めぐり」を食べる
ここからは、検索でも特に多いテーマ――「いなり寿司 スピリチュアル」の核心へ。スピリチュアルの世界では、食べものは“波動”というより、「象徴(シンボル)」として読むのがわかりやすいです。いなり寿司は、見た目も材料も、縁起の良い象徴がぎゅっと詰まっています。
1)米(酢飯)は「豊かさの土台」=生活運・金運のベース
お米は日本の暮らしそのもの。稲荷信仰の中心にも「稲=実り」があります。いなり寿司の中の酢飯は、派手な一発逆転ではなく、コツコツ積み上げる豊かさ、つまり生活運・金運の“基礎体力”を象徴します。家計の立て直し、働き方の見直し、貯蓄の習慣づくりなど、現実的な運気改善ととても相性がいい食べものです。
2)油揚げは「守り」と「変化」=厄除け・切り替えのサイン
油揚げは、外側を包み込む存在。スピリチュアル的には“結界”や“守護”の象徴として読みやすい素材です。さらに大豆が姿を変えて油揚げになるように、油揚げは「変化・転機・ステージ移行」のサインでもあります。「守られながら変わっていく」「変化を怖がらず受け入れる」――この感覚が、初午の空気とよく合うのです。
3)甘辛い味は「現実を動かす力」=願いを“形”にする
いなり寿司の甘辛さは、心をほっとさせつつ、どこか背筋が伸びる味。占いの視点でいえば、これは“現実を動かす決断力”の象徴です。「願うだけで終わらない」「小さくても行動する」。初午にいなり寿司を食べる人が多いのは、こうした“行動のスイッチ”が入りやすいから、と読めます。
4)形の意味:東は俵型、西は三角=あなたの願いに合わせて選べる
いなり寿司の形には地域差があります。東日本は俵型(米俵)、西日本は三角形(狐の耳)といわれ、どちらも稲荷信仰の象徴が込められています。俵型は蓄える・貯める・守る、三角はひらめき・ご縁・道が開くイメージ。2026年初午は、「今年の自分は何を育てたい?」と問いかけながら選ぶと、ただの行事食が“お守りごはん”に変わります。
初午になぜ「いなり寿司」?由来はひとつじゃない(諸説を正しく整理)
初午といなり寿司が結びつく理由は、ざっくり言えば「稲荷=稲の神さま」「狐=稲荷のお使い」「油揚げ=狐の好物」という流れ。ここまでは多くの資料で共通しています。
一方で、ネット上でよく見かける「昔はネズミを揚げたものを供え、それが油揚げになった」という話は、民俗的な“説明”として紹介されることはありますが、断定よりも“説の一つ”として扱うのが安全です。記事では、こう書くのがいちばん誠実です。
- 一般的な理解:狐がお使い→狐の好物として油揚げを供える→油揚げを使ったいなり寿司が行事食に定着
- 補足としての説:農作物を荒らすネズミを狐が食べてくれることへの感謝が形を変えた、という語り
また、いなり寿司そのものが庶民の間に広がった歴史は江戸期の記録にも見られます。つまり「信仰」と「暮らし(手軽でおいしい)」が重なって、いなり寿司は“続く行事食”になったわけです。
2026年初午にやること|参拝・食べ方・家でできる開運ルーティン
初午の過ごし方は、難しく考えなくて大丈夫。大切なのは、神社でも家でも共通して「感謝→整える→小さく動く」の順番です。ここでは、2026年に“運気が上がる人”がやっているシンプルな流れを紹介します。
1)稲荷神社へ参拝する(初午詣・福詣り)
可能なら稲荷神社へ。全国に稲荷社は非常に多く、身近な場所でもお参りしやすいのが魅力です。伏見稲荷大社のように初午大祭が有名な神社では、縁起物の授与なども行われます。
参拝のコツは、お願いの前にひと言「いつも守ってくれてありがとうございます」と伝えること。稲荷信仰は“恵み”の神さまなので、感謝の波が合いやすいんです。お願いごとは欲張りすぎず、「今年は仕事の基礎を固めます」のように“行動宣言”にすると、現実が動きやすくなります。
2)いなり寿司を食べる(奉納→いただく、の順が美しい)
神社で食べる必要はありません。家で、心を落ち着けていただけば十分です。できれば、食べる前に「いただきます」を丁寧に。スピリチュアル的には、これだけで“受け取る器”が整います。
食べる個数に決まりはありません。ただ、地域の言い伝えとして「願いの数だけ」「3つ(い・な・りにかける)」などが語られることがあります。こういう風習は、正解を当てるものではなく、自分の気持ちを整える“きっかけ”として使うのが上手な付き合い方です。
3)家の「入口」を清める(玄関・台所が初午と相性◎)
稲荷のご神徳は、暮らしの土台に直結します。だから初午は、スピリチュアル的にも現実的にも、玄関(気の入口)と台所(食と豊かさの中心)を整えると運が伸びます。
- 玄関:靴をそろえる/不要なチラシを捨てる/たたきをサッと拭く
- 台所:シンクを磨く/排水口を洗う/米びつ周りを整える
たった10分で十分。初午の“実りの気”は、こういう小さな整えを味方にします。
初午の食べ物はいなり寿司だけじゃない|地域の行事食もスピリチュアルに読む
初午は全国行事なので、地域ごとに食べものが違うのも魅力です。ここでは記事にあったものに加えて、初午大祭の紹介文に見られる京都の食の話も含めて、意味と一緒にまとめます。
初午団子(繭の形)|「育てる・実らせる」願い
養蚕の盛んな地域で繭の形のお団子を供えるのは、「たくさん育つ」「実りが増える」象徴。恋愛でも仕事でも、今あるものを丁寧に育てたい人にぴったりの行事食です。焦って結果を取りに行くより、日々の積み重ねが未来を作る――そんなメッセージを持っています。
しもつかれ|「厄を落として栄養を取り込む」浄化食
しもつかれは見た目が個性的ですが、実は“浄化食”として読みやすい料理です。古いものを手放して、新しい栄養を取り込む。初午のタイミングで食べるのは、切り替えの知恵。気分が停滞しやすい冬の終わりに、体の中から「流れ」を作ってくれます。
旗飴(はたあめ)|「目標を掲げる」宣言のスイーツ
旗がついた飴は、それだけで“宣言”の象徴。初午の旗飴は、「こうなりたい」「ここへ行く」という願いを、言葉にして立てるのに向きます。食べる前に、短い目標をひとつ決めてみてください。大きな夢じゃなくてOK。「今月は朝を整える」でも、運は確実に変わります。
(京都)畑菜の辛子和え|「福にあやかる」土地の言霊
京都では初午の日に畑菜の辛子和えを食べる習慣がある、と紹介されています。こうした“土地の食”は、その土地が長く育ててきた祈りの形。旅先で初午に出会ったら、名物をひと口いただくのも、立派な開運アクションです。
2月11日は「初午いなりの日」|2026年は2月11日(水)
記事内にある通り、2月11日は「初午いなりの日」として普及されている記念日です。初午は年によって動くため、毎年同じ日に“いなり寿司を楽しめる日”として定着させた、という背景があります。2026年の2月11日は水曜日。初午(2/1)に食べそこねた人の“リカバリー日”としても優秀です。
また全日本いなり寿司協会がいなりの日普及のため、2月11日を初午いなりの日と登録したのだそうです。ちょうど祝日です。実際の初午の日にいなりを食べ逃しても、この日に食べるのもアリですね!
「稲荷神社が怖い」「行かない方がいい?」に答えます(不安のほどき方)
稲荷神社は全国に多く、身近な分、情報も玉石混交で「怖い」という印象を持つ人もいます。でも基本は、稲荷信仰は食と暮らしを守るとても現実的な信仰です。大切なのは、スピリチュアルでも何でも、“敬意”を持って接すること。
- 面白半分で試すより、「感謝」と「節度」を大事にする
- 願いを強欲に盛りすぎず、行動をセットにする
- 合わないと感じたら、無理に近づかず、家で手を合わせてもいい
これだけで十分です。「怖がらないといけない場所」ではなく、むしろ“暮らしを整えるときの味方”として、あなたのペースで付き合えば大丈夫。
2026年初午Q&A|よくある疑問をまとめて解決
Q1. 初午は絶対に2月1日に参拝しないとダメ?
A. 大丈夫です。初午当日が理想ではありますが、都合が合わない人は二の午(2/13)や三の午(2/25)、もしくは前後の都合の良い日に参拝してOK。大切なのは「気持ちよく行ける日」に行くことです。
Q2. いなり寿司は買ってもいい?手作りがいい?
A. どちらでもOK。手作りは“整える力”が強く出ますが、買ういなり寿司にも十分ご縁があります。買うなら、食べる前に玄関や台所を少し整えると、開運の流れがつきやすいですよ。
Q3. 初午にいなり寿司を食べると運気は上がる?
A. 「食べれば自動で上がる」というより、初午をきっかけに感謝して整えて動くことで運が育ちます。いなり寿司は、その“きっかけ”として最高。だからこそ、2026年はぜひ、あなたの願いを小さく具体化してから食べてみてください。
まとめ|2026年初午は「いなり寿司で運を育てる」いちばんやさしい開運日
- 2026年の初午は2月1日(日)。二の午は2/13、三の午は2/25
- 初午は稲荷信仰にちなむ行事で、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全を願う日
- いなり寿司のスピリチュアルな意味は「実り・守り・めぐり」
- 参拝できない人は、家でいなり寿司+玄関・台所を10分整えるだけでもOK
- 2月11日は「初午いなりの日」。初午の“追い開運日”におすすめ
2026年の初午は、あなたの毎日を支える“豊かさ”と“守り”を、静かに強く育てるタイミング。いなり寿司をひと口食べたら、「今年はこう生きる」と小さく決めてみてください。運は、願いより先に、あなたの行動を待っています。



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