2024年11月21日は赤口

重陽の節句の飾りには「菊のお花」と「茱萸袋」

重陽の節句には「菊のお花」と「茱萸袋」 二十四節気

9月9日の「重陽の節句」。あまり馴染みがないかもしれませんが、五節句の一つであり、無病息災や長寿を願う大切な日です。特に菊の花や「茱萸(ぐみ)」と呼ばれる実を使った飾りが、古来よりこの日に欠かせないものとして重宝されてきました。今回は、そんな「重陽の節句」について詳しくご紹介し、この日にまつわる象徴的な風習「茱萸袋(ぐみぶくろ)」についてもお伝えします。

同じカテゴリの人気記事

同じカテゴリの人気記事

この記事を読んだ人が一番読んでる記事だよ!読んでね!

重陽の節句とは?

まず、重陽の節句について少し詳しく見ていきましょう。

重陽の節句は、五節句の中でも最も縁起が良いとされる節句です。「陽」という言葉は、奇数を意味し、特に9という数字は陽数の中で最大とされています。その9が重なる9月9日が最も力強い陽の日とされ、健康や長寿を願うための重要な日とされてきました。

菊の花と重陽の節句の関係

この日に欠かせないのが菊の花です。菊は長寿や邪気払いの象徴として、古くから中国でも愛されてきました。日本でも重陽の節句が伝わると、菊が無病息災や長寿を象徴する花として大切にされ、**「菊の節句」**とも呼ばれるようになったのです。

また、菊は邪気を払う霊草として信じられており、この日に行われる様々な儀式にも取り入れられてきました。特に「菊酒」や「菊湯」といった菊を使った風習は、現代でもその名残を残しています。

重陽の節句と茱萸袋(ぐみぶくろ)

重陽の節句では、菊の花と共に「茱萸(ぐみ)」という実が重要な役割を果たします。

茱萸とは?

茱萸(ぐみ)は、小さな赤い実で、強い香りを持っています。この実は古くから邪気を払う力があると信じられ、重陽の節句の日には茱萸を赤い袋に入れて身につけたり、飾ったりすることで、邪気払いの風習として行われてきました。この赤い袋が「茱萸袋(ぐみぶくろ)」と呼ばれるものです。

茱萸袋の意味

茱萸袋は、厄払いと無病息災、長寿を願うシンボルとして、重陽の節句の日に飾られる風習があります。赤い袋に入った茱萸の実を家の中に飾ることで、家族の健康を守り、邪気を遠ざけるとされています。

また、茱萸袋はお守りとしても人気があり、茱萸の強い香りが邪気を払うだけでなく、長寿や無病息災を願うためのアイテムとして、現代でも飾りや贈り物として重宝されています。

茱萸袋の美しいデザインとその意味

現代の茱萸袋は、伝統的なデザインが受け継がれながらも、さらに美しい装飾が施されています。例えば、水引で結ばれた菊の花や茱萸の実がまるでブーケのように飾られたデザインもあります。赤い袋に収められた茱萸の実が、秋の訪れを感じさせるような色合いで、季節の移り変わりをお部屋に取り入れることができるのです。

この茱萸袋は、お祝い事としてだけでなく、季節のしつらえとしても人気があり、部屋に飾るだけで秋らしい雰囲気を演出します。

手仕事の温もりを感じる

茱萸袋の多くは、職人が一つ一つ手仕事で丁寧に作り上げています。そのため、どの茱萸袋も微妙に異なる風合いがあり、手仕事の温もりを感じられるアイテムです。手作りならではの味わい深さが、より特別感を引き立て、贈り物としても非常に喜ばれることでしょう。

重陽の節句の現代での楽しみ方

昔ながらの風習を現代の生活に取り入れるのは難しいと感じるかもしれませんが、実は簡単に重陽の節句を楽しむ方法があります。

1. 菊の花を飾る

重陽の節句の主役である菊の花を部屋に飾るだけで、季節感がぐっと高まります。特に、最近ではピンポンマムと呼ばれる丸い形の菊が人気で、見た目も可愛らしくインテリアとしてもおすすめです。

2. 茱萸袋を飾る

邪気払いとしての意味を持つ茱萸袋を飾ることで、家の中を清め、ポジティブなエネルギーを呼び込むことができます。茱萸袋はそのまま壁に掛けたり、玄関やリビングに置いても良いでしょう。現代のシンプルなインテリアにも合うようにデザインされているので、季節の飾りとして気軽に取り入れることができます。

3. 菊酒を楽しむ

重陽の節句の日には、ぜひ菊酒を試してみましょう。菊の花びらを浮かべたお酒は、香りも高く、リラックス効果も期待できます。冷酒に菊の花びらを浮かべるだけで簡単に作ることができるので、ぜひ自宅で楽しんでみてください。

茱萸袋の購入方法

もし、重陽の節句に合わせて茱萸袋を取り入れたいと思ったら、オンラインショップで購入するのがおすすめです。特に、和工房 包結では、手仕事で丁寧に作られた茱萸袋が販売されています。

和工房 包結の茱萸袋

和工房 包結の茱萸袋は、茱萸の実と菊の花をモチーフにした水引細工が特徴で、まるでブーケのような美しいデザインです。赤い袋に収められた茱萸の実が、秋の訪れを感じさせてくれます。また、軽量で壁を傷つけずに飾れる点も嬉しいポイントです。

オーダーメイドで作られるため、お届けまでに少し時間がかかるかもしれませんが、特別なアイテムとして部屋に飾ることで、季節の移り変わりをより感じられるでしょう。

まとめ:重陽の節句を楽しむ準備をしよう

9月9日の重陽の節句は、現代ではあまり馴染みがないかもしれませんが、その背後には無病息災や長寿を願う大切な意味があります。特に、菊の花や茱萸袋を使った風習は、古くから続く厄払いの儀式として、今でも多くの人に愛されています。

今年の重陽の節句には、ぜひ菊の花を飾り、茱萸袋を手に入れて、家の中にポジティブなエネルギーを取り入れてみてください。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました