2024年11月21日は赤口

鏡開きでやってはいけないこと正しいやり方

鏡開きでやってはいけないこと正しいやり方 お正月と大晦日

新年が始まり、その初めの行事として「鏡開き」が日本の家庭で行われます。この伝統的な行事は、新たな年のスタートを迎えるにあたり、無病息災や家族の健康を祈願する意味が込められています。しかし、伝統行事ゆえに正しい手順や禁止事項があり、意識せずに行うと縁起が悪くなる可能性も。この記事では、鏡開きでの禁止事項と、その正しいやり方について詳しく解説します。新しい年の幸運を逃さないためにも、正しい方法で鏡開きを行いましょう。

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2024年鏡開きの日はいつ?鏡餅をいつ食べるのか

お正月を迎えると、多くの家庭で鏡餅を飾りますが、いつその鏡餅を食べるべきか、多くの方が疑問に思っているのではないでしょうか。こちらで2024年の鏡開きの日と、その背景についてお伝えします。

2024年の鏡開きの日も、変わらず1月11日となります。この日を迎える前に、鏡餅の背後にある歴史や意味を知ることで、より一層の感謝の気持ちを持って、美味しくいただくことができるでしょう。

鏡開きの日とは?

鏡開きは毎年1月11日と定められています。しかし、その由来や背後にある意味を知っている人は案外少ないかもしれません。

なぜ1月11日なのか?

元々は「二十日正月」として、1月20日に鏡開きを行っていたのです。しかしこれが変わった背景には、徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に逝去した事実があります。彼の月命日として20日を避けるようになり、11日を鏡開きの日と定めるようになったとされています。

鏡餅を食べるタイミング

お正月に飾る鏡餅は、年神様の依り代として重要な役割を果たしています。そのため、年神様が滞在する「松の内」(1月1日~1月7日、一部地域では1月15日まで)の間は食べることは避けられています。したがって、松の内が終了すると同時に、家庭で鏡開きが行われるのです。また、松の内を1月15日までと考える地域では、鏡開きは15日やそれ以降の20日に実施されることが多いです。

鏡開きとは?その意味と由来を解説

お正月には多くの家庭で鏡餅を飾る風習があります。しかし、この鏡餅はただ飾るだけではなく、特定の日に食べる習慣も持っています。それが「鏡開き」と呼ばれる行事です。この記事では、鏡開きの意味とその由来について詳しく解説します。

鏡餅と年神様

鏡餅は、単なるお供え物というだけではありません。それは年神様が宿る場所として位置づけられています。したがって、鏡餅を「開く」ことには、年神様を送る意味が込められているのです。

「具足祝い」との関連

鏡開きの起源は、戦国時代の武士の風習「具足祝い」に由来しているとされます。この行事では、新年に武士が刀や鎧、兜などの武具の前に鏡餅を供え、特定の日にそれを取り下ろし、家族で食べることで一年の無事を祈願したのです。

「歯固め」という意味

鏡餅のもう一つの意味として「歯固め」があります。これは、宮中での「歯固め」の儀式に起源を持ちます。丈夫な歯は、多くの食物を食べ、それによって健康を保ち長生きできるとされていたため、新年に健康と長寿を祈願して、年をとった鏡餅を家族で分け合い、食べる風習が広まったのです。

鏡開きでやってはいけない禁止行為とは?

お正月の行事として、多くの日本の家庭で鏡餅を飾る習慣があります。しかし、その鏡餅をどのように食べるか、というのもまた重要な意味を持つ行事「鏡開き」が存在します。今回は鏡開きの意味と、特に注意したい禁止事項について詳しくお伝えします。

鏡開きの意義

鏡餅には年神様の力が宿っています。その力を我々に授けるため、鏡餅を食べることで1年の一家の無病息災を願います。鏡餅の真価は、供え、おろし、食べることで初めて意義があるものとされています。

歴史的背景

鏡開きの行事は、武士や商家、農村のそれぞれの仕事の始まりを象徴していました。武士は具足を納める櫃を開き、商家は蔵を開き、農村では田打ちの作業を行って、新しい一年を迎えていました。現代でも、武道の道場などで新年の鏡開きを行い、参加者にお汁粉をふるまうのはこの伝統の名残りといえます。

鏡開きでやってはいけないこと​

  • 鏡餅を食べずにいる
    鏡餅は年神様の力が宿るもの。必ず食べ、その力を受け取ることが大切です。
  • 包丁やその他の刃物で切る
    元々は武家から始まった行事であり、切腹を連想させる行為は避けられています。代わりに手で割るか、槌で開くのが正しい方法です。
  • 「割る」という表現
    縁起を担ぐ日本人の性格上、「割る」という言葉は避けられ、「開く」という言葉が使われるようになりました。
  • 食べ残したり、捨てる
    年神様の力を全て受け取るためには、鏡餅の一片も残さず食べることが必要です。

鏡開きは、ただの食事の行事ではなく、一年の安全と健康を願う重要な儀式です。鏡餅を飾る際や鏡開きを行う際には、その意味と注意点をしっかりと理解して、新年を迎えることが大切です。

鏡開きの正しいやり方

時代の流れとともに、私たちの生活スタイルも変わってきました。その影響を受けて、お正月の伝統行事である鏡開きも変化しています。現代の鏡餅は、あらかじめ小分けにされた餅をパックに詰めたものが主流となり、鏡開きの手間が減少しています。しかし、伝統を守りながら、現代のライフスタイルに合わせた方法もあります。

現代の鏡開き

最近の鏡餅は、事前にパック詰めされているため、鏡開きは文字通り、パックを開けるだけ。この簡単さが、多忙な現代人にとってはありがたいことでしょう。以前は、鏡餅を包丁で切ることが禁じられていましたが、現代の鏡餅には包丁が不要となりました。

伝統的な鏡開きで餅がどうしても割れない時の対処法

一方で、伝統的な鏡餅の鏡開きは、餅が乾燥して固くなるため、槌(木槌や金鎚)を使っても簡単には割れません。そんな時のための対処法があります。餅を半日ほど水に浸してから、電子レンジで柔らかくすることで、手で簡単にちぎることができます。この方法は、時間と労力をかけずに鏡開きを楽しむための一つのアイディアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

なぜ樽酒も「鏡開き」というのか?

鏡開きは、お正月に鏡餅を「開く」行事として広く知られています。しかし、結婚披露宴や新築祝いなどでの樽酒の蓋を開くことも「鏡開き」と呼ばれるのは、なぜでしょうか?

鏡開きの意味

「鏡」という言葉には、円満な状態や完全無欠を表す意味があります。また、「開き」には、末広がり、すなわち良いことが拡がることを願う意味が込められています。宴会が「お開き」と呼ばれるのも、これらの縁起の良さを願った言葉からきています。

樽酒と「鏡」の関係

驚くことに、酒屋では昔から樽酒の蓋のことを「鏡」と呼んでいました。ここから、樽酒の蓋を割る行為が「鏡開き」と称されるようになったと言われています。

日本酒の神聖な意味

日本は農耕民族であり、米を原料とする日本酒は特別な意味を持っています。神事や祈願の際、日本酒は神々への供物として捧げられました。祈願が終わると、参列者同士で酒を酌み交わし、祈願の成就を願う「直会<なおらい>」という風習があります。

鏡開きの共通点

鏡餅の鏡開きも、樽酒の鏡開きも、それぞれの行事やシチュエーションにおいて新しい始まりや祈願を願う意味合いが強いです。新築家屋の完成、創立記念日、結婚披露宴など、新しい出発や節目の場面で樽酒の鏡開きが行われるのは、この背景があるからです。

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