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【柊・節分・クリスマス】実は全くの別物!?鰯を飾る理由と驚きの植物学

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冬のイベントに欠かせない植物といえば「柊(ひいらぎ)」ですよね。 12月のクリスマスケーキに乗っている赤い実のついた柊と、2月の節分で鰯(いわし)の頭と一緒に飾られる柊。

「どうせ同じ植物でしょ?使い回しできるのかな?」

もしそう思っていたら、それは大きな間違いです! 実はこの二つ、名前は似ていても「科」さえ違う全くの赤の他人(他人の空似)なのです。さらに、節分に飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」には、現代人が忘れかけている日本独自の深い魔除けの意味が込められています。

この記事では、クリスマスと節分の柊の決定的な違いから、ちょっと誰かに話したくなる植物学的なトリビア、そして節分の最強魔除けアイテム「柊鰯」の正しい飾り方・処分の仕方までを徹底的に深掘りします。これを読めば、スーパーで柊を見る目が確実に変わりますよ。

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1. 衝撃の事実!クリスマスの柊と節分の柊は「赤の他人」

まず結論から申し上げます。 クリスマスの「セイヨウヒイラギ」と、日本の節分の「ヒイラギ」は、生物学的に全く異なる植物です。

どれくらい違うかというと、「ネコ」と「ウサギ」くらい違います。 詳しく見ていきましょう。

クリスマスの柊=「セイヨウヒイラギ」

クリスマスリースやケーキの飾りに使われるのは、「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」です。

  • 分類: モチノキ科(モチノキ属)
  • 学名: Ilex aquifolium
  • 原産: ヨーロッパ、西アジア、アフリカ北西部
  • 最大の特徴: 冬に**「赤い実」**をつける

キリスト教圏では、この「赤い実」がキリストが流した血を、「鋭いトゲ」がキリストが被せられた受難のイバラの冠を象徴するとされ、聖なる植物として扱われています。 「モチノキ科」なので、樹皮から「とりもち」が作れるような粘り気があるのも特徴の一つです。

節分の柊=「ニホンヒイラギ(柊)」

一方、日本の節分で使われるのは、日本や台湾が原産の**「ヒイラギ」**です。

  • 分類: モクセイ科(モクセイ属)
  • 学名: Osmanthus heterophyllus
  • 原産: 日本(関東以西)、台湾
  • 最大の特徴: 赤い実はつけない(初夏に黒紫色の実をつける)

ここが最大のポイントです。日本の柊は「モクセイ科」。つまり、あの秋に良い香りを放つ「キンモクセイ(金木犀)」の仲間なのです。 そのため、日本の柊は初冬(11月〜12月頃)に、キンモクセイに似た白く可憐な花を咲かせ、とても良い香りがします。

一目でわかる!違いの比較表

この表を見れば、違いは一目瞭然です。

特徴 日本の柊(節分) 西洋柊(クリスマス)
分類 モクセイ科(キンモクセイの仲間) モチノキ科
実の色 黒紫色(翌年の初夏になる・地味) 赤色(冬になる・鮮やか)
葉の付き方 対生(同じ場所から向かい合って出る) 互生(互い違いに出る)
トゲの様子 年老いるとトゲがなくなる 老木になってもトゲが残ることが多い
象徴 魔除け・鬼除け キリストの受難・永遠の命

なぜ似ているの?「収斂進化」の不思議

全く違う植物なのに、なぜ葉っぱの形がそっくりなのでしょうか? これは「収斂進化(しゅうれんしんか)」と呼ばれる現象です。 異なる生物が、似たような環境(乾燥や草食動物からの食害を防ぐ必要性など)に適応しようとした結果、たまたま似たような姿(トゲのある硬い葉)に進化したのです。 「他人の空似」が、植物の世界でも起きているなんて面白いですよね。

2. 節分最強の魔除け「柊鰯(ひいらぎいわし)」とは?

植物学的な違いがわかったところで、次は節分の主役「柊鰯(ひいらぎいわし)」について深掘りしましょう。 別名「焼嗅(やいかがし)」とも呼ばれるこの飾り。現代の住宅事情では見かけることが少なくなりましたが、その意味を知ると「今年は飾ってみようかな」と思えるはずです。

なぜ「鰯(いわし)」と「柊(ひいらぎ)」なのか?

この組み合わせには、鬼(邪気)を撃退するための完璧なシステムが組み込まれています。

① 鰯の強烈な「臭気」で誘き寄せる(または遠ざける)

鰯を焼いた時のあの独特な生臭い煙。 これには二つの説があります。

  1. 撃退説: 鬼や邪気は、臭いものや煙を嫌うため、玄関先で鰯を焼いて臭いを充満させ、家に入らせないようにする。
  2. 誘引撃退説: 逆に、鬼は猫のように魚の臭いが好きだとし、臭いで鬼を玄関まで誘き寄せる。

② 柊の「トゲ」で目を刺す

誘き寄せられた(あるいは侵入しようとした)鬼が、玄関にある柊の鋭いトゲに触れ、目を刺されて退散する。 つまり、柊鰯は「臭いセンサー」と「物理攻撃トラップ」を組み合わせた、古代のセキュリティシステムなのです。

歴史は平安時代から?

この風習の起源は非常に古く、平安時代の土佐日記(935年)には既に、正月に「鰡(ボラ)の頭」と「柊」を飾っていた記述があります。 江戸時代に入ると、庶民の間で手に入りやすい「鰯」が定着しました。節分は「季節の分かれ目」であり、昔の人にとっては大晦日のようなもの。新しい春(立春)を迎える前に、悪いものを徹底的に追い出す必要があったのです。

3. 実践!柊鰯の作り方と飾り方ガイド

「やってみたいけど、どうすればいいの?」 そんな方のために、現代でもできる柊鰯の飾り方を解説します。

用意するもの

  • 柊の小枝(葉にトゲがあるもの)
  • 鰯の頭(焼いたもの)
    • 身は節分の日の夕食に「体内の邪気を払う」意味を込めて美味しくいただきましょう。
  • (地域により)豆柄(まめがら)、ニンニク、ネギなど

作り方

  1. 鰯を焼きます。しっかり焼いて臭いを出すのがポイントです。
  2. 身を食べ、頭だけを残します。
  3. 柊の枝を、鰯の頭のエラの部分や口から目に通して刺します。
    • ※トゲが鋭いので、作業中は軍手をするなど注意してください!

飾る場所

基本は「玄関」です。 鬼(邪気)は外から入ってくるもの。ドアの横や、門柱などに飾ります。 マンションなどで外に飾るのが難しい場合は、玄関の内側に飾ったり、半紙に包んで置いたりするだけでも意味があります。

【重要】いつ飾って、いつ捨てる?(地域差あり)

実は、「いつまで飾るか」は地域によって全く違います。これが検索でよく調べられるポイントです。

  • 【節分の日だけ】
    • 2月3日の夕方に飾り、翌朝(立春)にはしまう。最も一般的です。
  • 【2月いっぱい】
    • 「二月逃げ月」といって悪い気が入りやすい時期なので、2月中は飾っておく。
  • 【翌年の節分まで(1年間)】
    • 一部の地域や神社では、一年間のお守りとして飾り続けます。この場合、鰯はミイラ化してカラカラになります。
  • 【猫に取られるまで】
    • これ、冗談のような本当の話です。「鰯の頭を野良猫が食べて持っていったら、鬼を退治してくれた証拠」として吉兆とする地域もあります。

おすすめのタイミング: 現代の住宅事情や衛生面(虫や猫)を考えると、**「節分の当日に飾り、翌日の立春に片付ける」**のが最もスマートでおすすめです。

処分の方法(捨て方)

そのままゴミ箱にポイ、は少し気が引けますよね。

  1. 神社でお焚き上げ: 最も丁寧な方法です。
  2. 塩で清めて処分: 半紙や白い紙に、柊と鰯の頭を乗せ、塩を振って清めます。「ありがとうございました」と感謝して包み、燃えるゴミとして出します。

4. もっと知りたい!柊のトリビア

最後に、酒の席や家族との会話で使える「柊の雑学」をいくつかご紹介します。

「柊」の漢字の成り立ち

「木」へんに「冬」と書きます。 これは、冬になっても葉が青々としている常緑樹であることや、冬(特に節分)に重要な役割を果たす木であることから作られた日本生まれの漢字(国字)だと言われています(諸説あり)。

柊は「老いると丸くなる」?

これぞ植物の神秘です。 日本の柊は、若い木や、枝の低い部分(動物に食べられやすい位置)の葉には、非常に鋭いトゲがあります。 しかし、樹高が高くなり、老木(古木)になると、葉のトゲがなくなり、丸い楕円形の葉に変化するのです。

  • 敵から身を守る必要がなくなった。
  • 成長のエネルギーをトゲを作ることから、光合成や繁殖に向けるようになった。

この変化を人間に例えて、「若い頃はトゲがあった人も、年を重ねると角が取れて円満になる」という教訓として語られることがあります。 クリスマスの「西洋柊」は老木になってもトゲが残ることが多いので、この「丸くなる」という美学は、日本の柊ならではの特質と言えるでしょう。

まとめ:今年の節分は「柊」に注目しよう!

クリスマスと節分、それぞれの柊の違いや意味はお分かりいただけましたか?

  • クリスマスの柊:モチノキ科の「西洋柊」。赤い実が特徴。
  • 節分の柊:モクセイ科の「柊」。黒い実と良い香りが特徴。
  • 柊鰯:鰯の臭いで鬼を寄せ付けず、柊のトゲで撃退する最強のセキュリティ。
  • 飾る期間:衛生面を考えると「節分から立春まで」がおすすめ。

今年の節分は、スーパーの鮮魚コーナーで鰯を買うついでに、生花コーナーで「柊」を探してみてください。 そして、お子様や家族に「これ、クリスマスの柊とは全く違う植物なんだよ」と教えてあげてください。 トゲのある葉と鰯の頭を玄関に飾り、豆まきをして恵方巻を食べる。そんな日本の伝統的な風景が、きっと新しい一年の福を呼び込んでくれるはずです。

参考リンク

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