四柱推命における甲子(きのえね)は、そのまっすぐな性質が際立つ干支です。曲がったことや不誠実さに対する強い拒否感を持ち、正直さと誠実さを大切にする特徴があります。
恋愛面では、甲子は純真で控えめな性格を示し、結婚後は家庭を守る責任感の強いパートナーとして信頼される傾向にあります。
また、甲子は六十干支のサイクルの最初を飾る重要な位置にあります。このため、甲子の日は新しいことを始めるのに適した良い運気をもたらすと言われています。この日は、始まりに相応しいエネルギーを持ち、何か新しいプロジェクトや計画をスタートさせるのに最適な時とされています。
この甲子の特徴や性質についてご紹介ます。
甲子(きのえね)とは
甲子(きのえね)とは、干支の組み合わせの1番目で、十干の甲と十二支の子の年月日を指します。「甲子(きのえね)」は、60種類の干支の中の最初の干支であり、特別な位置を占めることを意味します。干支は1から60までの番号で区別され、甲子はこのサイクルのスタート地点、つまり番号1に位置付けられています。この配置は、甲子が持つ特性やその人の運命の流れにおいて独自の意味合いを持つことを示唆しています。

四柱推命において、個人の生まれた日である日柱の干支=日干は、その人の固有の性質や運命の流れを意味する重要な要素です。ここでは日干が甲子(きのえね)の時のその人の性質などを解説します。

甲子とは
甲子(きのえ・ね)は、十干の「甲」と十二支の「子」が組み合わさった六十干支の最初の干支です。新しいサイクルの始まりを意味し、「種まき」「創造」「革新」などの象徴とされます。甲は大木のようなエネルギー、子は水のように柔軟で知的な性質を持っており、このふたつが合わさることで、強い意志と柔らかさを併せ持つ人物像が形成されると考えられています。
「甲子は生まれは美人」とされるように、エネルギッシュで魅力的な人が多く、人生のスタートダッシュが得意な人も多い干支です。
甲子は生まれは美人が多いって本当?
「甲子は生まれは美人」という言葉には、東洋占術や四柱推命を学ぶ人の間ではよく知られた根拠があります。甲子(きのえ・ね)は十干十二支の最初の干支であり、「始まり」のエネルギーを強く持っている干支です。このスタートのパワーは見た目にも現れやすく、整った顔立ちやシャープな雰囲気、美しい目元が印象的な人が多いとされています。
また、甲子生まれの人は外見だけでなく、清潔感や凛としたたたずまいも魅力のひとつ。目力が強く、芯のある美しさを持っているのが特徴で、自然と人目を引く存在感があります。
甲子は生まれは美人が多いと言われる理由
「甲子は生まれは美人」とされる理由にはいくつかの背景があります。
- 甲(きのえ)は木のエレメントで、成長や上昇、生命力の象徴です。こうした伸びやかで純粋なエネルギーが、顔立ちや雰囲気に明るさと清らかさを与えます。
- 子(ね)は水のエレメントで、知性や柔軟さ、感受性を意味します。この組み合わせが、美しさと繊細さ、知的な魅力を持つ容姿として表れやすいのです。
- 甲子は六十干支の中でも特に「始まり」と「若さ」を象徴し、若々しくエネルギッシュな印象を持つ人が多いとされます。
このように、干支の気質が外見にも影響していると考えられるのが、甲子は生まれは美人という評価の背景なのです。
甲子は美人が多くてモテる
甲子の人には美人が多い…という方もいます。実際、甲子の人は身綺麗でお洒落で清潔感のある人が多く、人目を引く容姿をしていたりオーラがあったりします。
そのせいで本人は気づかなくても隠れファンが多くモテモテかも。
結婚しても円満な家庭を築きます。
甲子生まれの性格の特徴
甲子生まれの人の性格は、干支の組み合わせから次のような特徴が見られます。
正直でまっすぐな人
甲(きのえ)は「大木」のような性質を持ち、曲がったことが嫌いな正義感の強い性格です。信念を大切にし、どんな状況でも自分の軸を保とうとします。
頭の回転が早く、要領がいい
子(ね)は十二支の最初で、水のエレメント。このため、直感力が高く、情報処理能力も優れており、冷静かつ賢いという印象を与えます。
短気で一本気な一面も
芯が強く、理屈で納得しないことには反発する傾向があります。自分のルールを大切にするため、妥協や曖昧な態度を嫌う傾向があります。
魅力的で人に好かれやすい
「甲子は生まれは美人」という言葉にもあるように、外見の良さと素直な性格が相まって、人に愛されやすいタイプです。職場でも学校でも人気者になりやすいでしょう。
甲子男性の性格と運勢
甲子の男性は、強いリーダーシップと冷静な判断力を兼ね備えた存在です。見た目は穏やかでも内に秘めた情熱があり、理想に向かって一直線に進む傾向があります。
性格
- 正義感が強く、嘘やごまかしを嫌う。
- 論理的で頭の回転が速く、決断力がある。
- プライドが高く、人から命令されるのを嫌う。
運勢
- 若い頃は波乱もありますが、30代以降に安定期へ。
- 起業家や管理職など、上に立つポジションで力を発揮します。
- 晩年には精神的にも社会的にも充実した人生を送ることが多いです。
甲子女性の性格と運勢
「甲子は生まれは美人」という言葉にふさわしく、甲子の女性は美しさと知性、そして芯の強さを兼ね備えた魅力的な人が多いです。控えめながらも堂々とした存在感があり、信念を曲げずに人生を歩む姿は多くの人に感銘を与えます。
性格
- 礼儀正しく、聡明で思慮深い。
- 自分のスタイルを持っており、流行に流されにくい。
- 一途で誠実、恋愛に対しても真面目。
運勢
- 若い頃からモテるが、相手選びには慎重。
- 中年期に入ると、家庭でも社会でも頼られる存在に。
- 老年期も美しさと気品を保ち続け、多くの人から慕われます。
甲子生まれの運勢傾向
若い頃から注目されやすい
甲子生まれの人は、子ども時代から大人びた雰囲気や存在感があり、人の目を引きやすい傾向があります。学生時代からリーダー的存在になる人も多く、華やかな人生のスタートを切ることが多いでしょう。
30代後半から本領発揮
若い頃に勢いで進んで失敗した経験が、30代を超えると生きた知恵として活きてきます。「実力で生き抜く強さ」を身に付けるのがこの時期で、着実な運勢上昇が見込めます。
晩年は安定しやすい
甲子の人は、人生の晩年になると、精神的な成熟と社会的な評価がバランス良く整い、穏やかで安定した運勢を歩むことが多いです。年齢を重ねても魅力が衰えず、人生の後半にモテ期が来る人もいます。
甲子生まれの恋愛と結婚
恋愛では意外と奥手
外見や雰囲気が華やかなため恋多きイメージを持たれがちですが、実は恋愛には慎重で臆病な面もあります。相手を深く信頼するまでに時間がかかるのが特徴です。
結婚相手には尊敬を求める
恋愛では感情重視でも、結婚となると「尊敬できるか」が非常に重要になります。理想が高く、精神的な成熟度や知性も重視するため、軽い関係では長続きしにくいです。
理想のパートナー像
甲子生まれには、自立していて、知的で、かつ安定した性格のパートナーが合います。強く支配されることを嫌うため、対等な関係を築ける相手と結ばれるのが理想です。
甲子は三業干支の不族の業
ただ、甲子は三業干支の不族の業ですので、家庭運が悪くなる方もいます。どのような家庭においても「自身の幸福を追求すること」「慣習や習俗に倣わず自分が生きやすい方法を採択すること」が大切です。

甲子(きのえね)と相性がよい60干支
甲子(きのえね)と相性が良いとされる六十干支は、干支の気の流れが調和し、互いの性質を活かし合える組み合わせです。以下に、甲子との相性が良いとされる六十干支をいくつか紹介します。
- 丙辰(ひのえたつ):情熱と理想を持つ丙辰は、甲子の行動力と調和しやすく、刺激を与え合える関係です。
- 戊申(つちのえさる):冷静さと現実的な力を持つ戊申は、甲子の理想主義を地に足つけて支えてくれます。
- 庚辰(かのえたつ):強い精神性を持つ庚辰は、甲子のストレートな気質とぶつからず、共に高みを目指せる相性です。
- 壬申(みずのえさる):知性と柔軟性を持つ壬申は、甲子のスピード感とよく合い、知的で刺激的な関係になります。
- 甲辰(きのえたつ):同じ甲を持ちつつ、辰の包容力が加わることで、良きパートナーシップを築けます。
これらの干支は、甲子の「まっすぐで強い意志」や「理想を追求する力」を支えながら、高め合うことができる干支です。
甲子(きのえね)と相性が悪い60干支
逆に、甲子と相性が悪いとされる六十干支は、五行の相剋や性質の違いによって摩擦が生じやすい組み合わせです。
- 丁未(ひのとひつじ):繊細で内向的な丁未は、直進的な甲子と歩調が合いにくく、すれ違いが多くなります。
- 辛酉(かのととり):クールで内に秘めたタイプの辛酉とは、感情の表現方法が異なり、誤解を生みやすい相性です。
- 癸未(みずのとひつじ):感情豊かで気分屋な癸未とは、価値観や生き方の違いから摩擦が起こりやすくなります。
- 丁酉(ひのととり):華やかさを持つものの、自己主張がぶつかりやすく、甲子とはライバル関係になりやすい干支です。
甲子(きのえね)と乙丑(つちのとうし)は天地徳合
甲子(きのえね)と乙丑(つちのとうし)の組み合わせは、天地徳合と称される最高レベルの相性を持ちます。この特別な関係は、互いを惹きつけ合い、思考や感情を深く共有することができるものです。特に男女間では、この相性は強い絆を形成し、結婚に至りやすく、離れにくい傾向があります。
甲子の人々はしばしば頑固な一面を持ち、あきらめが悪いことがありますが、乙丑の人はそのような甲子にとって理想的なパートナーとなりえます。他の人が諦めを勧める状況でも、乙丑は「もう少し頑張ってみよう」と甲子を支え、共に努力を続けることを提案します。
乙丑は人懐っこく、人当たりが良いため、甲子が不得手な社交面をサポートすることができます。甲子が直接的な表現に苦手意識を持つ場面でも、乙丑はそれを上手に補ってくれるでしょう。
また、乙丑の人々は他人の気持ちを最優先に考える傾向があり、甲子が乙丑の感情に耳を傾け、理解を示すことで、両者の関係はより一層深まります。これらの特性を生かして、甲子と乙丑はお互いの強みを引き出し合い、長期にわたる充実した関係を築くことが期待されます。
甲子の芸能人や有名人は美人が多い?
美人が多いと言われる甲子の有名人や芸能人です。こうしてみると彫りの深い西洋風の美男美女が多いですね。
また国際的に活躍する方も多い印象です。
No. | 名前 | 職業 | 誕生日 |
---|---|---|---|
1 | 安藤 忠雄 | 建築家 | 1941年9月13日 |
2 | 椎名 桔平 | 俳優 | 1964年7月14日 |
3 | 賀来 賢人 | 俳優 | 1989年7月3日 |
4 | ディーン・フジオカ | 俳優 | 1980年8月19日 |
5 | 手越 祐也 | タレント | 1987年11月11日 |
6 | 草刈 民代 | 女優・元バレリーナ | 1965年7月18日 |
7 | 紗栄子 | タレント | 1986年11月16日 |
8 | 工藤 静香 | 歌手 | 1970年4月14日 |
9 | 生田 絵梨花 | 女優・歌手 | 1997年1月22日 |
10 | ビビアン・スー | 女優・歌手 | 1975年2月19日 |
まとめ
「甲子は生まれは美人」という言葉は、単なる見た目だけの評価ではありません。性格・運勢・魅力・才能、すべてにおいてバランスの取れた存在であることを意味しています。
外見の美しさに加え、正直で芯のある性格、そして波の少ない安定した人生運。恋愛や人間関係でも誠実で、信頼を大切にする姿勢は、多くの人から愛される要素と言えるでしょう。
甲子生まれの人は、その美しさと内面の輝きを大切に育てていけば、どの年代でも輝きを放ち続けられる運命にあるのです。
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